*Flower Viewing Picnic*
4月になりました。
日本のTVニュースや皆さんのブログで桜便りを見聞きしては、心が慰められるような、一方では里心が一層募って哀しいような…そんな春をLAで迎えています。
近所の公園には濃いピンク色の花をつける桜並木(と呼ぶには短いのですが)があり、数年前にお花見をしたこともあったので、今年は久しぶりにお花見ピクニックを!と思い。
先日下見に行ってみると…。
こちらの気候が合わなかったのか、残っているのは1、2本の木だけで、それが元気のない花をわずかにつけているだけでした。
残念…。
でも、もとより「花より団子」は得意です。
夫が最近自転車で(去年のクリスマスに電動アシスト付きのを買ってから、喜んでほぼ毎日乗っているのです)遠乗りに出掛ける公園に「ピクニックエリアがあったよ!」と言うので、先週の木曜日に夫と二人、もちろん車でですが、久しぶりにピクニックバスケットにお弁当を詰めて行って来ました。
何と、数年ぶりのピクニックです(以前何度か出掛けた時の記事です→「真夏の宵のピクニック」、「お花見ピクニック」、「バースデーピクニック」)。
張り切って、でも家にあった材料を使ってですが^^;お弁当を作り、車で30分程の所にあるグリフィスパークへ。
この日は終日曇りの予報でしたが、今の時期、晴天の日の戸外は日差しが強すぎて暑さと眩しさで返って辛いし…と思って決行したのですが、気温21度はやはりちょっと肌寒かったですね。
でも、今年は冬から春先にかけて例年よりずっと雨が多かったので、木々も芝生も緑が濃くてとても綺麗でした。
*Picnic at Griffith Park
平日の曇天なので、周りには殆ど人がいませんでした。
聞こえてくるのは微かな鳥のさえずりと梢のざわめき。
木漏れ日と小川のせせらぎがあれば申し分なかったな…と思いながら広げたお弁当です。
テーブルの落書きが悲しい(笑)…なぜバスケットで隠さなかった?→私。
私のピクニックのイメージとしては、青い芝生の上にシートを敷いて…なのですが、アメリカンの夫は椅子の無いところに直に座るのが苦手。
どうせならリラックスして楽しんで欲しいので、最近はピクニックテーブルのあるエリアで食べることにしています。
お弁当のメニューは…詰め終わったところで撮っておいた写真でご紹介します。
*Picnic Lunch
夫におあずけを食わせないように、と思ったのですがやはりキッチンだとあまり見栄えがしませんね…。
メインは鶏手羽先のフライドチキン、ポテトサラダとマスカット、りんごを添えました。
*Fried Chicken Wings, Potato Salad with Apple and Muscat
手羽先はチューリップにして(久しぶりにやったので時間がかかって大変でした〜)、塩麹と牛乳、塩こしょう、ガーリックパウダーで一晩漬け込み、小麦粉に塩少々と胡椒、チリパウダー、パプリカパウダー、セージを混ぜた衣を着けて揚げました。
ポテトサラダはじゃがいものみ、茹でてフレンチドレッシングで和えてからマヨネーズ少々とパセリを加えてさらに和えたもの。
サンドウィッチは2種類、ホワイトブレッドにはパセリ入りのゆで卵のマヨネーズ和えを、セブングレインブレッドには生ハム、レタス、トマト、プロボローネチーズをはさみました。
*White Bread Sandwich with Egg Salad and Seven Grain Bread Sandwich with Provolone, prosciutto, Romaine Lettuce & Tomato
ピクルスはさっと湯がいた人参、セロリ、玉ねぎ、小かぶ、赤と黄色のパプリカを、黒胡椒、ピンクペッパー、月桂樹を加えたホワイトワインビネガーベースの漬け汁に漬けて一晩置いたものです。
*Pickled Vegetables (Red & Yellow Bell Peppers, Carrot, Celery, Cucumber, Onion, and Turnip)
デザートは生クリームを混ぜたカスタードクリームに、洋梨のコンポートを乗せて。
*Custard with Pear Compote
いつも似たようなメニューになってしまうのですが、それは夫の好物や食べやすさを考えて…と言う理由の他に。
例によって例の如く、私には「アメリカンなお弁当を食べる時に読む本」がありまして、それを参考にするからなんです。
この本も是非紹介したいのですが、そうするとただでさえ長いブログが益々長くなってしまうので…次の機会に。
プレートに盛り合わせて。
代わり映えのないメニューでも、夫と二人、ゆっくり静かに、戸外で食べるランチの味は格別でした。
パーク内には思ったより花が見当たらなかったのですが…でも今はこの菜の花の一種が見頃のようで、道路脇のあちこちで見かけました。
「いちめんのなのはな」とまではいきませんが、枠内いっぱいに収めてその気分を味わいました。
後はパーク内で目を引いたのはこの赤い花くらい。
夾竹桃の一種でしょうか?
この後は夫がよく行くというサイクリングコースを案内してくれて。
先日見つけた、藤の花が綺麗だったというあるお宅のお庭を拝見して来ました。
この写真は数週間前のお天気の良い日に夫が撮ったものです。
フジと白バラが見事でした。
よく手入れされたお庭で、写真には写っていませんが下には色とりどりのパンジーやヴィオラも植わっていて、しばしうっとりと見惚れてしまいました。
我が家の庭もこんな風にしたいものです…。
今の家に越して来たばかりの頃は、藤棚を作ってみよう、季節の花を玄関前に植えよう、等という話もしていたのですが。
花壇に植え付けた花を数時間でリスにメチャメチャにされて以来(「心が折れる」ってこういうことなのね、と実感しました)、大掛かりなリノベーションには手を着けずに来てしまいまいした。
2年前に、よし今年こそ、とガーデンデザイナーの方を頼んだところで…コロナ勃発。
しばらく様子を見よう、ということで今に至っています。
LAではマスクの着用義務が無くなって、スーパー等でもマスクをしている人の方が少数派になっていますし、暖かくなって来ると(というよりもう暑い…明日は34度の予報です)つい気も緩んで来ますが。
油断しないように注意して過ごそうと思います。
ではまた。
きっと近いうちに。