*Enjoying the Summer⁈*
お久しぶりです。
前回のブログの更新日は四月の八日でした。ヒョエー‼︎
その後今まで何をしていたかと申しますと…イエ、特にこれと言って…。
ただ、五月は私と夫銀之丞の銀婚式でしたので、本来ならヨーロッパ一週旅行に出掛けるハズだったのですが(「一週」はウソです)。
こんな時節ですので今回は大人しく、10日間程ワイオミング州、ユタ州、ネバダ州を回るドライブ旅行に行って来ました。
五月のワイオミングはやっと春を迎えたばかり、時折雪が降っては軽く積もるほどの気温でした。
夫が愛して止まないティートン連山、浅春の姿も美しかったです。
雪が残る山道をハイキングしたり…雪を踏む感覚なんて、ミネソタ以来、15、16年振りくらいだったでしょうか。
5年前の旅行(→「ワイオミングへやって来た——銀之丞、これが君の愛する山なのね。」)で会えなかった、立派なツノを持ったオスのヘラジカにも(毎年生え変わるので春はまだツノが育っていない)、悲願の(?)ヒグマにも、今回も会えずじまいでしたが。
借りたログハウスの庭には、ここがテリトリーらしい、まだ若いヘラジカが毎日やって来ていました。
ある朝、動画を撮っていたら…。
手を伸ばせば届きそうなくらい近くまで来たんです!
長〜いお顔がまっすぐこちらを見た時は、本気で「どうしよう!?」と慌ててしまいました。
あんなに「ぞくぞくっ」としたのは何十年ぶりだったでしょうか?
相手は野生動物ですし、思わず硬くなって身構えたんですが。
彼(彼女?)は慣れたもので、用が済むと(やはりあれは私にナワバリを誇示したかったんでしょうか?)お供のマグパイ(白黒の鳥です)を連れて悠々と去って行きました。
ある日は日向ぼっこ中のキツネくん発見!
ふっこふこで、これは首に巻きたくなりますよねえ?^^
積もった雪が懐かしくて嬉しくて、パティオに小さな雪だるまを作ってしまいました。
次の目的地はユタ州のモアブ、楽しみにしていた初のグランピング体験。
私はどうしてもバス、トイレがない場所での宿泊を楽しめないので、夫が探してくれました。
レッドロックキャニオンの中の大きなテント。
面白い光景でした。
中にはクイーンサイズのベッドが2台。
そして違和感ありすぎるのと嬉しいのと(?)で笑ってしまった…
赤岩造りのトイレにシャワーに洗面台!(文字通りの青天井です。)
テントにはタオルも置いてあって、これなら私でも戸外を楽しめる!…ハズが。
夕飯のBBQを始めたあたりから風が強くなって来て、テントがバタバタ、ものすごい音を立ててはためき始めました。
管理人の方は「夜の8時以降は凪ぐ予報になっています」とおっしゃいましたが…9時を過ぎても収まるどころか強くなる一方。
ベッドに入ってみたものの、テントが強風に煽られてバタバタすごい音を立てるわ、ユサユサ間断なく揺れるわ…。
まるで誰かが私の枕を数秒おきに殴っているかのような振動を感じて、とても眠るどころの騒ぎではない。
明日も長いドライブの一日になることだし、と睡眠導入剤を多めに飲んで眠ろうとしましたが、とろとろっとしたところで、やはり揺れと音で目が覚めてしまいます。
「ダメだこりゃ」と、夫と朝の5時前に諦めて起き出し、荷造りをして、まだ真っ暗なうちに這々の態で逃げ出すように出発しました。
残念ながら「朝焼けを見ながらの岩屋でシャワー」は、実現できませんでしたが…いやあ、実に楽しい体験でした(ホントに)。
あんなに風が強くなかったら、ゆっくり星を眺めたり、朝日を映すレッドロックの中を散歩したりしたかったのですが…。
帰り際、周りに光源も建物も何もない、広い広い空に見えた、大きなさそり座の美しさは心に残っています。
そして帰り道のネバダ州ではやはりこちらに投宿。
噴水ショーが有名なラスベガスのホテル「ベラージオ」。
私たちのお目当ては、ホテル内にある2つ星フレンチレストラン「ピカソ」での夕食でした。
コロナの影響で客足が遠のき、店内に飾ってあった数点の絵画を手放さざるを得なかったと聞きましたが、なんと痛ましいこと…。
でも、お料理は堪能しました。
銀婚式旅行を素敵な食事で締めくくることが出来て大満足でした。
この後、もちろんちょこっとカジノで運試しもしてみたのですが…。
ツキは別の空に出ていたようです(笑)。
暑くなり始めた六月は私の血圧がダダ下がり、体調が優れない日もありましたが、26日は銀之丞の誕生日。
「何か欲しい物は?」と聞くと、「釣りを兼ねた旅行に行きたい!」とのことでしたので。
ヨセミテ国立公園近郊のマンモスレイクに、3泊旅行に行って来ました。
今まで何度も訪れたことのあるヨセミテでしたが、私は真夏の乾燥した姿しか知らなかったのです。
たっぷりの水量を湛えた初夏の川辺の、美しくて気持ちのいいこと!
フライフィッシングをする銀之丞の傍らで、私はのんびりピクニックバスケットを広げておやつを食べたり、読書を楽しんだりするつもりだったのですが。
夫と魚を観察(?)するのが楽しくて、結局持って行った本は開かずじまいでした。
また、夫がフライ(毛針)を付け替えるのを手伝ったりもしました(飛んでいる虫を見て、似たものを選ぶんです)。
この毛針、全て夫の手作りです(毛針作りも、見ていてとても楽しいんですよ)。
綺麗なレインボートラウト(ニジマス)ですが、小さいのでこの後放しました。
こちらはブルックトラウトブラウントラウト、これは晩のオカズ用にキープ。
体長8インチ(=20cm)、まずまずの大きさです。
滞在先のコンドで、夫がムニエルにしてくれました。
この目で釣れるところを見ていた魚の味は格別でした!
そして七月。
DCに住む姉のジャスミンが夏休みを取って遊びに来てくれました。
何と約2年半ぶり!の邂逅です。
2週間の滞在でしたが、根っからのインドア派の双子ですから。
一緒に脱出ゲームを解いたり、ジグソーパズルをしたり。
大好きなコローの「モルトフォンテーヌの想い出」、1000ピース。
ぼんやりしたグリーンの部分が多くて手こずっていたのですが、姉と二人で音楽(今回は主に槙原敬之とさだまさし、森口博子でした)を聴きながら作っていたら、あっという間に仕上がりました。
後は、お料理したりお菓子を焼いたり。
オレンジの絞り汁入りのオレンジシフォンケーキ、レモンとオレンジ風味のアイシングがけ。
フワッフワに仕上がって、銀之丞も大絶賛!でした(やっぱり腕が4本あると楽チンだなぁ)。
ある日は夫と3人でマリブまでドライブして、海の見えるレストランで昼食を。
この飛んで行く鳥の群れは…。
後ろ姿からは分かりませんが、横から見たら長いくちばしが特徴的な、ペリカンの軍団でした(ブロ友杏さんの影響で、ペリカン=パン屋さん、と連想するようになっちゃいましたよ〜)。
前菜に生牡蠣とクラブケーキをオーダーして。
姉と私はキュウリとスイカのノンアルコールカクテルというのを試してみました…ジュースを炭酸水で薄めたような感じでしたが、サッパリとして食事と合わないこともなかった…かな?
夫はエッグベネディクトを。
姉と私はパエリヤをシェア。
このパエリヤ、見てお分かりの通り、なぜかスープ仕立て?で。
パリッとしたおこげを楽しみにしていた姉と私は「美味しいんだけど…???」とちょっとガッカリ。
姉も私もパエリヤが好きで、レストランのメニューにあれば頼むことも多いのですが、こちらで出て来るパエリヤ、使ってある材料や味付け、仕上げ方に不満が残ることが多いのですよね…。
「こうなったらもう、自分達で作るしかないわね」
「おねーさん、極めてよ」
「イヤ、COCOちゃんこそ」
ヒトに作らせて美味しい思いをしようという姉妹なのでした。
この後は、せっかく海まで来たのだからと散歩が出来る磯場まで足を伸ばしました。
子供達が何かを採っていたので潮溜まりを覗いてみると。
直径2cmくらいの巻貝を背負った小さなヤドカリ(英語ではヘルメット・クラブ、と言うらしい…ナルホド)がそこかしこに。
サーフィンやバナナボートを楽しむ人、肌を焼く人で賑わうビーチ。
潮の匂いが懐かしく、海風も心地よく。
何十年ぶりかで、素足に砂を感じた夏の海でした。
こんな夏休みでよかったのかなぁ?と思ったのですが、姉は十分楽しんで帰ってくれたようです。
彼女が夏に来るのは珍しいので、久しぶりに子供の頃の夏休みに戻ったような気がしました…私もとっても楽しかったのです。
遠いところをハルバルありがとう、ジャスミン。
また遊ぼうね。
…と、こんな私の五月、六月、七月でした。
タイトルは「何か『私の人生、暗かった〜』とか言う歌がなかったかな?」と思い出して付けてみました…コロナ禍でも明るいわよ!と。
前回のブログから間が空きすぎて、どこから手をつけたものやら迷って動けなくなっていたところに発破をかけて下さった雪娘さん、どうもありがとうございました。
<(_ _)>カンシャデス〜
コロナもなかなか出口が見えませんが、近場で楽しみを拾いつつ。
また元気でお目にかかりましょう。