りんごのパイに愛のムチを-ボンレスラムで感謝祭2017 | COCOのおいしい話

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*Thanksgiving Dinner 2017*

 

一昨日の木曜はサンクスギビングデーでした。

 

サンクスギビングは料理好きな夫が一番張り切る祝日です。

 

去年はキッチンが改装中だったので、買って来たローストチキンとサイドディッシュで済ませた、ちょっと寂しい感謝祭でした。

 

…なので、今年は随分前から「今年のサンクスギビングはレッグ・オブ・ラムでいいかな?!」とメニューを決めて、楽しみにしていた銀之丞。

 

「レッグ・オブ・ラム」…文字通り、仔羊の脚の太腿の部分です(膝から下の部分は「ラム・シャンクス」と呼ばれ、別に売られています)。

 

仔羊とは言え、モモ一本となれば小さめのものでも、夫婦二人では到底一度で食べきれる大きさではありません。

 

骨が入っているのでカサ高く、冷蔵庫でも場所を取るのが悩みのタネ。

 

ところが今年はWhole Foodsの精肉売り場で「ボンレス・レッグ・オブ・ラム」を見つけまして。

 

これなら骨がない分、火も通りやすいしスライスしやすいし、冷蔵庫でも場所を取らないし…と。

 

喜んで一番小さいのを選んで買って来ました。

 

 

夫が料理を始めたら、私は楽しくテーブルセッティング♪

 

 

 

 

あ、テーブルにクロスをかけてしまいましたが、前回お話しした通り、テーブルと椅子の色を塗り替えまして、こんなエスプレッソ色になったんです。

 

 

夫がローズマリーとにんにく、レモン汁とオリーブオイルで下ごしらえを終えたラム肉。

 

 

*Boneless Leg of Lamb

 

小さ…かったんですけど、売り場で一番…(このお鍋は直径25cmです)。

 

4パウンド以上(2キロくらい)ありました…。

 

 

さて、6時前にはサイドディッシュも全部出来上がり。

 

私がデザートの仕込みを終えてオーブンに入れたところで「Happy Thanksgiving!!」

 

 

 

 

レッグ・オブ・ラムのローストの他、サイドにはおなじみの面々が揃いました。

 

 

 

*Roasted Lamb, Candied Yam, Oyster Dressing, Au jus, Sauteed French Beans with Hedgehog Mushroom and Compote of Fig, Grape & Dried Cramberry

 

お肉は、お皿に乗っているのは全体の半分強程です(残りは冷凍しました…後でラグーにしようと思います)。

 

副菜は、写真右下から反時計回りに

 

*ヤムイモの蜜煮(今年は出し忘れませんでした^^→「ヤム芋悲し-感謝祭に年齢を感じた瞬間」

 

*牡蠣入りスタッフィング(ブレッドキューブに炒めた牡蠣、玉ねぎ、セロリ、チキンストックを混ぜ合わせ、オーブンで表面をカリッと焼いたもの)

 

*オ・ジュ(ラムの焼き汁とビーフストックを合わせて軽く煮詰めたもの)

 

*フレンチビーンズとキノコのソテー(下ゆでした細めのインゲンを、今年は「ヘッジホッグマッシュルーム=ハリネズミキノコ」と一緒にオリーブオイルで炒めたもの)

 

*イチジクとぶどうと干しクランベリーのコンポート(ブラウンシュガーとウイスキーで煮たもの)

 

です。

 

サイドディッシュも殆ど全部夫が作ってくれて、私が担当したのはフルーツのコンポートとデザートだけでした。

 

 

 

 

夫の好きなシャトーヌフ・デュ・パプで乾杯!

 

サンクスギビングにラム肉はあまり一般的ではありませんし、スタッフィングに牡蠣を入れたり、クランベリーゼリーの代わりにイチジク入りのコンポートにするのは我が家流ですが、他はザ・アメリカン・トラディショナル・メニューと言えるかな?

 

メインはターキーだったりハムだったり多少のバラエティーはありますが、これが日本の「おせち」に当たる料理なのだと思います。

 

 

 

 

美しいロゼ色に焼きあがったローズマリーとにんにくの香り芳しいラム。

 

おかわりは半切れでガマンしてデザートに備えましたが。

 

「今までこんなに美味しい仔羊の脚は食べたことがない!」と夫を褒め称えました(笑)。

 

 

デザートは、数年前に手抜きで作ったきり、まだ雪辱を果たしていなかったブルドロ(=丸ごとりんごのパイ)にしました(→「愛をこめて-でもバレンタインではないんです。-18年目のアニバーサリーディナー」)。

 

 

Bourdelot (Apple Dumpling)

 

中にアーモンドペーストを詰め込みすぎたようで、ちょっと噴火してしまいましたし…。

 

 

 

 

焼き時間が長過ぎたのか、リンゴが大分縮んでしまったのですが…。

 

 

 

 

夫は「こんなに美味しいアップルパイは食べたことがない!」と喜んでくれました。

 

優しいなあ…でも。

 

…もしかして。

 

こんな夫だから、私の料理の腕、ちっとも上達しないんじゃないのかしら…!?

 

( ̄◇ ̄;)ハッ…ソウダッタノダ…

 

やはり人間、成長するためには苦言、諫言も必要なんですよね。

 

イヤ、私が己に甘いだけなのか…?

 

(-_-汗)…ソリャソーダ…

 

出来れば厳しいコメントを、お待ちしております。

 

 

 

 

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