2015年も、いよいよ残すところあとわずかになりました。
皆様如何お過ごしでしょうか。
今年はエルニーニョ現象による暖冬との予報だったので、私もその心づもりをしていたのですが。
ここロサンジェルスが暖かかったのは20日くらいまで。
その後は風が強い、寒い日が続いています。
本日29日の最高気温は15℃で、これは東部よりも低い気温です。
DCから避寒に来たつもりだった姉のジャスミンは、去年に引き続き当てが外れ、ちょっと悲しそうです。
クリスマス当日も北風が吹きすさび、オーブンを使っているキッチンとその隣のリビングが殊更暖かく、居心地よく思えました。
キッチンから漂ういい匂いにウキウキしながら、姉とテーブルセッティングをしました。
毎年恒例となりつつある姉が折ってくれるホリデー・ナプキン、今年は…。
今年も^^、クリスマスツリーでした…。
実は姉は「ポインセチア」を折るつもりで、練習済みだったのだそうです。
でも、このナプキンで折ってみたところ思っていたより大きくなってしまい、今年テーブルに並ぶお皿の数を考えると置く場所がなくなってしまうので断念、コンパクトなツリーに変更したとのこと。
これ、かわいくて大好きです♡(去年の白いナプキンで折ったのとはまた雰囲気が違いますね。→「日米定番クリスマスメニューの結集?-クリスマスディナー2014」)
ありがとう、お姉さん。
ところで、銘々に1本並べた、この紙の筒。
*Home Made Holiday Cracker
「クリスマスクラッカー」とか「ホリデークラッカー」とか呼ばれる、今の時期になるとお店でよく見かけるパーティーグッズです。
中には何が入っているのか、どう使う物なのか、私も今回調べて自分で作ってみるまで全く知らなかったのです(アメリカ人の銀之丞も知らなかったので、どうも元々はイギリスやヨーロッパのものらしいです)。
そう、このクラッカー、私の手製です。
普通はパーティーの最初に景気付けに(?)開ける物なのでしょうが、訳あって食事が終わった後、デザートの前に開けることにしました。
どんな物なのかは、後ほど下で。
さて、お料理が並びました。
飲み物はヴーヴクリコのロゼ。
メインディッシュは夫自慢のオッソブーコ、仔牛のすね肉のミラノ風煮込みです。
先ごろから夫が凝っているプレッツェル、姉にも味を見てもらいたいと張り切って焼いていました。
*Pretzel and Vegetable Mushroom Pie
プレッツェルの下は前菜用に姉と私で作った野菜ときのこのパイです。
玉ねぎ、ブロッコリー、カリフラワー、しいたけとぶなしめじを炒めてバルサミコ酢と塩こしょう、お醤油少々で味をつけたものを型抜きしたパイ生地にのせ、パルメザンチーズを振ってオーブンで焼きました。
バルサミコ酢の風味でさっぱりとしたパイ、ナカナカおいしい、楽しい前菜でした。
もう一品、姉と私で簡単なカニのサラダを作りました。
*Crab Salad with Apple, Cucumber, Grape and Fennel
写真ではよく見えませんが、ほぐしたカニ(キングクラブ=タラバガニ)とフェンネルの薄切りをマヨネーズとヨーグルト入りのソースで和えたものと、りんごときゅうりをシャンパンヴィネガー入りドレッシングで和えたものの2層になっています。
甘いブドウもカニといいコンビネーションで、カニ大好きの夫が大喜びしてくれました。
メインのオッソブーコです。
*Osso Buco with Pan Fried Mashed Potato and Asparagus
3時間弱煮込んだというお肉は骨から外れてしまっていましたが、しっとりねっとり上々
の仕上がり。
トマトがメインのあっさりしたソースで食べやすく、思っていたよりすいすい胃袋に入ってしまいました。。
付け合わせのマッシュポテトはセルクルに詰めてフライパンで両面をカリッと焼いてあり、これも夫の最近の得意料理なのです。
イタリア語で「オッソ」は骨、「ブーコ」は「穴」のことだそうです。
長時間煮ている間に中心の骨の中の骨髄が煮溶けて穴が空いたように見えるからだと思いますが、今回のはしっかり骨髄が詰まっていました。
ナイフの先で取り出して平らげたので(まったりとろ~り、至極美味でありました)結局大きなブーコが出来ましたけどね。
今年を振り返れば、決して良いことばかりの年ではなかったけれど…「大穴」にあやかって、飛び切りの大どんでん返しを期待したいところです(あと2日ではムリかな~)。
ともあれ、皆大満足のいい気分で食事を終え、デザートは腹ごなしに台所の片付けをしてから、ということになりました。
さて、デザートを前に、いよいよホリデークラッカーの出番です。
このクラッカーを最後に持って来のは…大した理由からではないのですけれどね。
一つは、グリッターつきの包装紙で作ってしまったため、食事前に開けると、キラキラの粉が料理に入ってしまいそうだったから。
これを開けるには筒の両端を引っ張って破らなければいけないのですよ(そうすると中心に仕込まれた火薬で「パチン」or「ペチッ」というささやかな音が鳴る仕組みになっているのです)。
そしてもう一つの理由は、中身が…。
殆どチョコレートやキャンディーだったからです。
市販のクラッカーにはお菓子ではなく、おもちゃのアクセサリーやビー玉、知恵の輪なんかが入っているらしいのですがね。
他には、紙で出来た王冠とナゾナゾかトリヴィアを書いた紙切れが入っているのがお約束で、これは「手作りホリデークラッカーキット」の中に含まれていたので私も入れてみました(上の写真に写ってます)。
姉も夫も「楽しかった」と言ってくれましたが、もう少し気の利いた中身を考えれば大人のパーティーにも通用する小道具になるかな、と思いました。
来年はもうちょっと工夫してみようかしら…?
さて、デザートは今年はぐっと簡略化して市販のお菓子の盛り合わせでした。
*Chocolate Cake from Japan and Walker's Plum Pudding & Mince Pie
ウォーカーズのプラムプディング(ブランデー入り生クリームを添えました)とミンスパイ、仙台の母が送ってくれた福砂屋のチョコレートカステラです。
お腹が一杯だったのでどれもホンの一口の量だけ盛ったのですが、これだけでも割とムリムリ詰め込んだ感じでした。
決して豪華なメニューではなかったけれど、皆で一緒にキッチンに立ち、賑やかに作り上げたディナーを囲んで過ごせる幸せをかみしめたクリスマスでした。
今年の更新はこれが最後になります。
更新もまばらな、長々しいブログに今年も付き合っていただき、どうもありがとうございました。
どうぞ皆さまもよいお年を。
そして来年も、またどうぞよろしくお願いします。
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