いつも行くファーマーズ・マーケットにある食料品店に、2010年版のプイィ・フュメが入っていたので買って来ました。

お手軽に酒盛りを楽しもうという魂胆で、パテとブリーチーズも一緒に調達。

「フュメ」とは「煙でいぶした」という意味で、このワインはスモーキーな味わいが特徴なのだそうですが、私は感じたことがないんですよね。ちょっと桃のような、柑橘系のような、いい香りがすると思うんですけど…?^^
ソーヴィニヨン・ブランですからキリッとした辛口。まろやかさとコクがあるので気に入っています。
…なんて分かったようなことを言ってますが全然分かってないです。
私が飲めるのはせいぜいこのくらいですし。

いえ、この日はもうちょっとだけおかわりしました。(*^◇^*)
パテはトリュフ入りフォアグラムース。

ブリーチーズには大好きないちじくのジャムとぶどうを添えます。

ぶどうは赤みがかっていますがマスカットです。その名も「マスカット・ビューティー」。

飾りに添えた苺は、リスの攻撃を免れた奇跡の一粒(→「レモンポトフと春の『荒らし』」参照)。柔らかくて甘くて、日本の苺を思い出しました。

他には夫の好物のカラマタ・オリーブと、私が好きなコルニション。

こちらは名付けて「貧乏人のイクラ」。夫に「パセリを摘んで来て飾ってね。」と頼んだらこうなりました。^^

先日ラタトゥイユチキン(以前アップした記事に、ざっとですが作り方が載っています。→「Eat it, and Enjoy it! のラタトゥイユチキン」)を作った時、野菜を多めにして残しておいたのをちょっと煮詰めて、フードプロセッサーにかけたものです。
この食べ方は石井好子さんのエッセイで知りました。
彼女が作っていたのは「貧乏人のキャビア」。ナスを多めに入れて作るそうで、そうするとグレーがかった、キャビアっぽい色になるのでしょう。

下宿先のロシア人のマダムに教わったというこのお料理の名前は「「バクラ・ジャン・ナヤ・イクラ」。ロシア語で「イクラ」と言えばチョウザメの卵のことで、「キャビア」と言うとサケの卵のことだそうです。
私と夫が好きでよく行く中東料理のお店(「モイシェズ」です。→「モイシェズ―怖いけどおいしい中東料理店」)のメニューにも同じようなお料理があって、トマト味で赤いのですが、「ikra」の名前で出ているんですよ。
「キャビア」ですからもちろんウォッカにも合いそうですが、今年のプイィ・ヒュメは酸味が穏やかでとっても私好み。
私がグラスに2杯も飲むのは数ヶ月に一度程度ですが、今年の楽しみが出来ました。ういっ。(*^^*)
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