今日ご紹介するのは一品料理なのですが(ザ・男の料理!)、写真は多いです(何と15枚!)。
久しぶりに行って参りました、サンタモニカ・シーフードマーケット。
相変わらずの大賑わいでした(たまたま人がばらけた時に撮った写真です)。

お昼近くだったので、奥のレストランスペースにも、人がちらほら。

先週義母から「お友達からアラスカ旅行のお土産に、タップリ身の付いた鮭の頭をいただいたので、サーモン入りのチョッピーノを作りました。」というメールをもらって以来、ずっと食べたいなあ、と思っていたのです。チョッピーノ(Cioppino)はサンフランシスコ名物としても有名な、トマト風味の魚介のスープです。
銀之丞もそうだったらしく、昨日はお得意のブイヤベースを作ってくれることになりました。
「チョッピーノ」はイタリア語、「ブイヤベース」はフランス語で、この二つは多分同じ物…だと思うのですが、銀之丞が作るのは何故かいつも「ブイヤベース」。
まずは丸ごとのニュージーランド・スナッパーを。

これの頭や骨と、別に買った白身のお魚のアラで出汁を取ります。身はもちろんスープの具にします。
もう一種類、お魚を。この日の「スペシャル」でおいしそうだったマヒマヒ(ゆかりんさん、見てるカナ~?)。

「これを。」「これですか?」 銀之丞とお店のおじさんの手。
他にはエビにホタテに…。

写真を撮っていたら、おじさん、ピースしてくれました。∨(^▽^)

味が出るように貝も。「リトルネック・クラム」。

少しずつ買ったつもりでも、これだけ種類を買ってしまうと…。
どーん。

4人分? 6人分? いえ、2人分です(笑)。この他に、お鍋には既にクラムが入っています。
家中にサフランの香りを漂わせながら煮えるスープ。

玉ねぎ、にんにく、リーク、トマト、ハーブ各種をオリーブオイルで炒め、フィッシュストックを注いでオレンジの皮とサフランを加え、45分程煮てから濾したものだそうです。
塩こしょうで味を整えたら魚介を加え、火が通ったら出来上り。
特盛りです。

オリーブオイルを振りかけて焼いたクルトンを、スープに浸しながら食べると増々ボリュームアップ(笑)。

ワインはプイィ・フュメを。

近年のものは酸味が強めでちょっと敬遠していたのですが、2010年ものはやわらかめ。気に入りました。
マヒマヒは脂がのっていて、旨味たっぷり。身は柔らかすぎず固すぎず、舌触りはしっとりなめらか。するするっと入ってしまいました。

大きなエビはプリプリというよりぶりぶりっとした歯ごたえ。

でも、今回の白眉はホタテでした。甘くて香りがよくて滑らかで…。

野菜と魚介の旨味が何層にも重なったスープも、味は深いのに濁りはなく、お皿によそってもらった分(お鍋にはさすがに少し残りました)は一滴残らず平らげました。
食べたいと思っていた物を作ってもらえて、それがおいしい。
私にとってこれ以上の幸せはないように思います。
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