
昨夜のゴハンを紹介する前に。
以前私がアップしたレシピ「ガールスカウトクッキー・サモアズ」を、レシピブログで仲良くさせて頂いているマチルダさんが作って下さいました。(マチルダさんのおいしいブログ*マチルダのチョコレート*はこちらです。)
このレシピ、アメリカのサイトで見つけたものを訳してアップしたまでは良かったんですが、あまりの手間の多さにメゲてしまい、自分では試作すらしていないという…。(^▽^;)\ しかもマチルダさん、キャラメルまで手作りなさったそうなんですよ。尊敬。
さすが、こちらで買うものよりもずっと繊細に仕上がってます。味もきっとこまやかだったことでしょう。食べたいなあ…。(・∇。・)ごちそうさまノートまで書いて頂いて、マチルダさん、本当にありがとうございました。
市販のガールスカウトクッキーは、期間限定で1年に一度しか買えないんです。うちにある最後の一箱も残り2/3になってしまい…。
なくなったら、私も作ってみようかなあ…とちょっとだけ、思ってます…。
さて、昨日の夕飯にはニョッキが作りたかったんです。木曜日だったし、この本を読み返したもので…。
女の子の食卓(2) 志村志保子 集英社
MENU 料理教室のじゃがいものニョッキ
1月にこのシリーズの第1巻をマカロンを食べる時に読む本として紹介させていただいたんですが、2巻もなかなかの力作揃い。
ほんのり小学生の頃を思い出させてくれるお話です。ああ昔、男の子とこういうやりとり、したなあ、なんて。お互いについ、憎まれグチばっかりきいて。でも、泣いているとものすごく一生懸命慰めてくれたりして…。何と遥けき昔かな。
この本によると、イタリアには「木曜日にはニョッキ」という言葉があるのだそうです。それくらいニョッキはよく食べられているマンマ(お母さん)の味。単純な私はいつも木曜日にニョッキを作るようになりました。
3、4年前まではニョッキはお店で食べる事はあっても、自分で作ろうと思った事はなかったんです。これも以前紹介した「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」の中で、石井好子さんも「日本人の口にあう、とてもおいしいお料理だと思う。ちょっと手間はかかるけれど、かならず好評を博するにちがいないものだから、一度作ってみて下さい。(とまとはむぽてとp.192)」と書いてらしたので、興味はあったものの「ちょっと手間はかかるけれど」がジャマをして…。
でも、2人分くらいならそう面倒でもありません。上の「料理教室の…」のエピソードのように、6人分も作るとしたら…。私だったらニョッキじゃなくてパスタにしちゃいますけど(笑)。
この本ではじゃがいもだけですが、今日はかぼちゃがあったのでそれも入れました。じゃがいもだけのものより、甘く、柔らかく仕上がります。

作り方です。
かぼちゃのニョッキ、セージクリームソース
【材料】2人分
・カボチャ(レンジで加熱して裏ごしするか、マッシャーでつぶしたもの)120g
・ジャガイモ(カボチャと同様にしたもの)50g
・強力粉 50g + 打ち粉用 適宜
・溶き卵 大さじ1~
・ナツメグ 少々
・シナモン(好みで)
・バター(無塩でも有塩でも)大さじ1
・生クリーム 180cc
・セージの葉(生でも乾燥でも)4枚~
・塩、こしょう
【作り方】
① ボールにふるった強力粉を入れて中央をくぼませ、カボチャとジャガイモ、溶き卵、ナツメグ、塩小さじ1/4を加え、周囲の粉を崩すようにしながら全体を良く混ぜてひとまとめにする。
② ①を人指し指くらいのの太さの棒状にのばし、端から2.5cmくらいの長さに切る。
③ フォークの背でつぶして跡をつけ、軽く半分に折るように丸めた形に整える。
④ たっぷりの熱湯に③を入れ、浮き上がってからさらに1分ほどゆでてざるに取る。
⑤ 鍋にバターを溶かしてセージを入れ、香りが立ったら生クリームを加えて温め、塩、こしょう、好みでナツメグ、シナモンで味を整える。
⑥ ⑤にニョッキを入れ、少し煮て温まったら出来上がり。
*ニョッキの形は私は本で見たように作っていますが、そこはお好みで。
*ジャガイモだけで作る時は、卵の他に牛乳を小さじ1~くらいを加えて固さを調節します。ちょっと柔らかめで形にしづらい、くらいの固さの方が口当たりよく仕上がります。
*この本にあるようにトマトとオリーブのソース、チーズソースなどでもおいしいです。
ニョッキがクリームソースなので、ポークはハーブと白ワインでさっぱり味に仕上げました。これは銀之丞の「おふくろの味」。
豚肉のハーブソテー白ワイン風味
【材料】2人分
・豚肉(今日はトンカツ用ですが、あれば肩ロースの方がしまらなくてよい)2切れ
・玉ねぎ 1/4個
・タイム、ローズマリー(なければベイリーフ、バジルなどお好みで) 各少々
・オリーブオイル
・白ワイン
・塩、こしょう
【作り方】
① 豚肉は筋切りをし、時間があればオリーブオイル大さじ2、白ワイン大さじ1をふりかけてハーブ(大きいまま)を全体にまぶすようにマリネして30分~1時間ほどおく。
② 玉ねぎは繊維を断つ方向に薄切りにする。
③ ①の豚肉を軽くふき、焼く直前にきつめに塩、こしょうしてオリーブオイル少々を熱した強火のフライパンで焼く。
④ 片面にきれいな焼き色がついたら返して弱火にし、豚肉の上に玉ねぎ、①のハーブをのせ、白ワイン大さじ2を全体にふりかける。ふたをして5分程、蒸し焼きにする。
⑤ 肉に火が通ったらハーブを取り除き、まず豚肉を、その上に玉ねぎを乗せて盛りつける。
*今日の付け合わせは太めの千切りにしてさっとゆでたセロリと、焼いて皮をむき、千切りにした赤・緑のピーマンを、粒マスタード入りドレッシングでマリネしたものです。
蛇足ですが、上の「料理教室の…」の話の中で、子供たちに出されるのはチーズソースのニョッキだけ、なんですよね。これって、イタリアの「素うどん」みたいなものじゃないかと思うんですけど…。チーズが入っているからいいのかなあ? 肉っ気(?)なしでも子供は喜ぶものなんでしょうか。子供のいない私にはちょっとナゾです。
この巻に収録されている中では、このニョッキの話と麦茶の話がとても好きです。
オマケ。鉢植えのタイムとローズマリーが花をつけています。


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