クレームブリュレを食べる時に読む本 | COCOのおいしい話

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  毎日のごはんやお気に入りのおやつ、おいしそうなお料理やお菓子が登場する物語やエッセイを紹介しています。

クレームブリュレがこんなに一般的になったのはいつからなんでしょう? 私が子供の頃は聞いたこともないお菓子でしたし、どの洋菓子店にも当たり前のように並ぶようになったのは、割と最近のこと(と言っても10年以上は経ってますね)ではないでしょうか。

私が初めてクレームブリュレを食べたのは、サンフランシスコのダウンタウンの、今はなくなってしまったフレンチブラッスリーでした。忘れもしない……忘れましたが、15年程前に、何度目かの銀くんとのデートで行ったお店だったんです。メニューを見て、「ああ、これが噂の…」くらいに思い、「アメリカのデザートかあ、きっとものすごく甘いんだろうな…」とおそるおそる、バニラビーンズのツブツブが入ったクリームを、少なめにすくって口に入れた途端、「…目!?」後は夢中になって平らげてしまったのを覚えています。

薄いしゃりしゃりのカラメルと、まったり濃厚なクリームを舌の上で混ぜ合わせるようにしながら味わい、飲み込むと、バニラとかすかなラム酒の香りが鼻腔に残りました。掌に乗るくらいの、薄い小さな器に入ってきたので、食事の後でも多すぎず、むしろ、もうちょっと欲しかったなあ、と思ったくらいでした。

でも、どんなにおいしくても、まさかこの本の阿川佐和子さんのようなマネはできません…。

太ったんでないのッ!? 阿川佐和子・檀ふみ 新潮文庫
P. 126 「おいしい」まわり (阿川佐和子)


銀座の高級レストランにて初めてクレームブリュレを召し上がった阿川さん、「『アウトオブザワールド』なお味」に「おお、おお、と野獣のように叫びつつ」、「ひと通り食べきったのちも未練が残り」、「とうとうスプーンをおいて」…。さあ、それからどうなさったのでしょう。

その後彼女のもとに、厨房からのサービスとしてもうひとつクレームブリュレが運ばれてきたそうですが、ウェイター氏たちの失笑(嘲笑?)の中、味なんかわからなかったんじゃないでしょうか。楽しめたとしたら相当のツワモノですよね。

でも、心ゆくまでこのお菓子を味わいたい、と思うその気持ちはよくわかります。だから私はいつでも好きなだけ食べられるように、ブロートーチを購入したのです。

「マナーを度外視してよいはず」であるほど美味なるこのお菓子、作ってみませんか?

レシピはこちら。
*レシピ*クレームブリュレ
*レシピ*クレームブリュレ・オ・ショコラ




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