大人になってもこのクセは変わりませんでした。結婚して、銀之丞にも直ちにバレてやっぱり笑われましたが、いいんです、笑われたって。だって、楽しいでしょ? みんなしてることじゃないの?
そして、今日のメニューはとんかつ。

*とんかつw/キャベツの千切り
*きんぴらごぼう
*きゅうりとえのきのチョナムル風
*赤パプリカの古漬けとセロリのしょうゆ和え
*玉ねぎの味噌汁
*ご飯
とんかつを食べるとなったら読みたいのは「美味しんぼ」の「トンカツ大王」の話です。
美味しんぼ(8) 雁屋哲・花咲アキラ 小学館文庫
第5話 「トンカツ慕情」
網羅してあるメニューの幅広さのせいで、「美味しんぼ」には本当にお世話になりました。
残念ながら、最近の「美味しんぼ」には何度も繰り返して読みたい程の傑作はなくなってしまいましたね。
初めてこの話を読んだのは、私が高校生の時でした。
当時はグルメ漫画やエッセイ、TV番組はまだ珍しく、「食べ物の味をこんなに大げさに描写するのって、何かヘン…」と思ったものの、テーマは全て食べ物!という夢のようなシリーズに、知らず知らずのうちに、家族中や友達も巻き込んで夢中になって行ったのです。
当時、外食でとんかつを食べる機会はあまりなく、「ラードで揚げるとそんなに美味しくなるのかなあ。脂身って甘いっけ?」…と、トンカツ屋さんのトンカツに憧れを募らせつつも、この話を読んでから食べると、母のとんかつも「充実した快感」を持って飲み込めたのでした。