誰が使っても | キモチに寄り添う整理術「ライフオーガナイズ」でシンプルライフ

キモチに寄り添う整理術「ライフオーガナイズ」でシンプルライフ

シンプルに思考を整理すると、暮らし方が変わります。
鮮やかに夢を描くと、生き方が変わります。
「なりたい自分」「望む暮らし」「叶えたい夢」をキーワードに、
名古屋のマスターライフオーガナイザー 内藤さとこが、
本当に心地よい生き方、暮らし方を応援します。

オーガナイズされた暮らしを目指して、ただいま勉強中のトコナです。
オーガナイズとは「心地よく自分らしい暮らしのための仕組み作り」。
ここでは、私の日常を「オーガナイズ」の視点から綴ります。

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認知症のグループホームを見学する機会をいただきました。
「グループホーム」とは比較的軽度の認知症の方を対象にした、
小規模な介護施設のことです。
最大9人程度の少人数で運営され、家庭的な雰囲気の中で共同生活を
送ることで、認知症の進行を穏やかにする効果もあるそうです。

今回、見学させていただいたのは木の香りで満たされたログハウス風の
グループホームでした。とてもアットホームな雰囲気の中で、職員の方は
きびきびとユーモアたっぷりに、利用者の方は穏やかに暮らしているのが
伺えました。

それ以外に私が目を惹きつけられたのは、生活用品がどれも
整然と使いやすく配置されていたこととでした。

全ての備品類はすべてかごに振り分けられラベリングがしてあります。
棚はかごの高さに合わせてぴったりと調整されており、置き方も
種類別にゾーニングされていました。
ストックはどんなものも3つまで。台帳管理で完璧に把握されています。

食器類も同じ。興味深かったのは、お皿の種類。病院などとは違い、
家庭のような陶器やガラスの器が何種類もあるのですが、
その日によって変わるメニューに合わせて器をいろいろに変えても
かならず配膳のお盆にきっちり収まるように、あらかじめサイズや形が
考えられていたことです。

スタッフの方がおっしゃるには、介護に時間を割くために、できるだけ
それ以外のことに時間をかけずにすむように、徹底的に効率的で無駄の
ない管理や動線が考えられているそう。

専従の人がいるからこその徹底ぶりではありますが、オーガナイズの
真骨頂を見た思いでした。
(きっとご本人たちはオーガナイズをご存じないとは思いますがw)