バレエと言えば「白鳥の湖」。
フィギュアスケートと言えば「白鳥の湖」。
どちらも王道。
どんなプリマもどんなスケーターもきっと1度はかかわることになるプログラムじゃないでしょうか?
これは観なくては・・・!
映画!
バレエはチケットとったりと段階を踏まないといけないので、ここはてっとり早く(笑)、映画を観ることにした。
「ブラックスワン」
断っておきますが、某○フラックのCMではありません(爆)、念のため。
・・・ちょっとこの写真、アンジーっぽいwww
でも素敵。ナタリー・ポートマン、「レオン」の時からすでに大人っぽかったんですけど、こんな複雑な役を演じられるような大人の女性に成長したんですね。
なんだか気分は親戚のおばちゃんだな(爆)。
ナタリー・ポートマン演じるヒロインのニナはバレリーナ。ニナの母親も元バレリーナで、自分が果たせなかった夢をそのままニナに全面的に託しています。
可愛いんだけど真面目で、たぶん厳しい母親のもと、真面目にならざるを得ないような状況で育ってきたと思われるニナ。
弱肉強食、弱い者は生きていけない、を地でいくようなアメリカによく生息していたなぁ、おい、、、
っていうくらいの悪く言えばヘタレのニナ。
バレエ団という特殊な世界でよく今までやってこれたね、と逆に感心してしまう。
・・・しかし、ということはもしかしたら多少は素質が眠っていたのかもしれないけれど。
そんなニナも夢見ているのです。
プリマになる夢を。
ただ、ちょっと母に夢を見させられている感もあります。
真面目だけに、「ママの夢は私の夢、ママの分も頑張らないと」とか思ってそう。
・・・結果としてそれが吉と出るのか、あるいは。。。?
ニナはバレエ団の公演「白鳥の湖」の主役に抜擢されます。
白鳥の姿に変えられた純粋無垢な姫
こっちはハマリ役。
王子を誘惑する魔性の黒鳥
「白鳥だけなら君を選ぶがね」
・・・と監督に耳打ちされてしまうほど、というか予想通り、ニナは黒鳥を演じられるほどの魔性が足りなかったのです。
でも、主役に選ばれてしまった。
ここから彼女の悲劇が始まったのだ。
ニナは自傷行為をする性癖があることが最初からちょくちょく描かれています。
最初は背中。
背中にひっかき傷があることを鏡で何度も見つける。
時には自分の中指(だったと思う)が血に染まっているのを発見したり。
急いで自分の爪をハサミで切りまくったり。
次第に彼女の葛藤とあせりとともに自傷行為がエスカレートしていくんですね。
ライバル、リリーの存在もニナを脅かして行きます。
・・・こーゆうのは、こういう勝負の世界には日常茶飯事というかつきものでしょ?
強気で行けよwwwそれくらいはねかえすくらいの。
むしろ空気読めない方が強いんじゃね?
上に立つには敵も作るくらいじゃないと。
「ニナ!!!空気読むな!」
・・・とゲキを飛ばしたくなるほどの。
ついに「白鳥の湖」初日の舞台を迎える。
それと同時にニナの気持ちも最高潮に・・・!
現実と妄想あるいは幻覚との境界線がどんどんわからなくなってくる。
観ている私達も。
「( ゚ ▽ ゚ ;)・・・そういう事だっだんか」
鏡を割りながらライバルのリリーともみ合いながら、勢いで割れた鏡の破片で突いたのは?
彼女はとうとう黒鳥を魅力的に魔性を持って演じ切る!
究極な自傷行為をもって。
この映画、サイコスリラーのくくりですかね~??
うーーーん( ̄□ ̄;)
ある意味の大成功を収めたニナですが、、、
命はひとつしかないんだよ。
公演は1日だけで終わりません。
ロングランだったらなおさらタフでないと。
ナタリーはこの作品でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しましたね。
バレエのレッスンを1年くらい受けたそうです。
1年は無理でも、半年でもせめて結弦君が受けたら、どんな美しいプロが完成するのか・・・
楽しみすぎる
フィギュアスケートのプロは・・・
全部調べたわけじゃないけど、すぐに頭に浮かぶのは、
真央ちゃんの「白鳥の湖」、
そして、
結弦君の「ホワイトレジェンド」。
PART2に続けることにします。
原題:「Black Swan」(2010年)
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なつかしのマチルダ~~!
画像お借りしました。
ありがとうございました