絵本専門士こっころ 絵本のコト 時々 私のコト -2ページ目

こんにちは。絵本専門士こっころです。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

明日7月12日は、宇都宮市平和の日。
第二次世界大戦中の1945年に、宇都宮空襲があった日です。

620名以上が犠牲になったそうです。

その時、私の住む町の小学校も全焼し、

通っていた児童21名が亡くなったと聞きました。

 

また、7月28日には、

機銃掃射によって30名以上が亡くなり、

そのうちの1人は、

小学校の焼け跡整理中の学生(現在の宇都宮高校)

だったそうです。

79年前、この国で、この町で、

確かに戦争があったんですよね。想像できないです。

 

それでも、私が幼い頃は、

二荒山神社に行くと傷痍軍人が座っていましたし、

電車に乗れば、
青森から来たとか帰るという行商のおばちゃんもいました。

富山の薬売りも自宅に来ていました。

戦争からそんなに遠くない時代だったんだと思います。

でも、戦争を体験した話は、

誰からも一度も聞いたことがありませんでした。

 

宇都宮空襲について描かれた絵本を紹介します。

絵本から、戦争を知ることができます。

戦争のお話ではありますが、

読みやすいので、

お子様に是非読んで聞かせてくださいね。

 

 

宇都宮大空襲 一少女の記録

小板橋 武[絵・文]

随想舎

宇都宮大空襲: 一少女の記録

 

 
 
 
こちらは、昨年出版された新しい絵本です。
宇都宮空襲だけではなく、
戦争の前後のことも描かれています。
学校の様子も興味深いです。
 
作者の越川栄子さんは、小学校の大先輩。

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本を売るなら〜♪の

アルファベット表記の古本屋さん。

最近、行っていませんが、

私の好きな場所です。

時々覗くと楽しいです。

 

私、過去に2度、

読み終えた本を持ち込んだことがあります。

 

一番最初に行った時、

久世光彦の「卑弥呼」を持ち込みました。

発売になってすぐ購入して、

数日で読み終えて、持って行ったのです。

 

卑弥呼

久世光彦

出版社 ‏ : ‎ 読売新聞社 

発売日 ‏ : ‎ 1997/5/1

卑弥呼

 

 

話の内容は忘れてしまいましたが、

女性器の名前探しの本だったと記憶しています(笑)

 

男性器と違って女性器の呼び名は淫靡で、言葉にできない。

そして、その呼称は、地域によって違いがあり、

みんなが明るく?言えるような呼称を探し始め…

 

これしか覚えていないけど、

果たしてこれが話の中心だったのか・・

それさえ合っているのか・・謎ですが。

興味のある方は、確認してみてくださいね。

 

当時の私は、

そんなに楽しくなかったようで、

とても厚い本でしたが、すぐに読み終えて、

その古本屋さんに売りに行ったんです。

初めてです。

 

少し待って、呼ばれて、

買取金額が、100円と言われたんです。

100円、100円、100円??

 

数日前に出たばかりの本ですよー。

綺麗ですよー。

とすがるように伝えたら、

 

だから100円なんですよ、

うちで一番高い金額なんですよ、

と申し訳なさそうに言われました。

 

そうなんだ、知らなかった・・

わざわざ来たのに、100円かあ。

新刊なのに、100円かあ、。

 

それから本を処分する時は、

「売る」ではなく、

「捨てる」か「譲る」の二択になりました。

中々捨てられないので、

積みっぱなし、段ボールに入れっぱなしなんですが。

 

最近は、

「図書館で借りる」という技を得たので、

捨てるは少なくなりましたが。

 

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今回はラスト。1年生です。

テーマは『夏休みにおすすめの本』『出会い』『悩み』

 

1冊目のこの本は、

今までも中1のクラスで紹介しました。

 

クラスメイツ 前期 後期

森絵都

偕成社

クラスメイツ〈前期〉 (角川文庫)

 

 

クラスメイツ〈後期〉 (角川文庫)

 

 

中学1年生24人のクラスメイト。

1人1人が主人公になって、

入学してからの1年間が描かれています。

中学1年生の今が旬。楽しく読める本なんですよ。

 

そして、2冊目。

ある晴れた夏の朝

小手鞠るい

偕成社

ある晴れた夏の朝

 

3学年全部に紹介してきた今日が最後。

「読んだことある?」と聞いたら、

読んだ生徒が1人いました。

感想聞いたら、

「良かったです」って声にしてくれました。

ありがとう。

他の生徒さんにも是非読んでほしい本です。

 

3冊目。

折り鶴の子どもたち

那須正幹

PHP研究所

折り鶴の子どもたち―原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち (PHPこころのノンフィクション 27)

 

話も、折り鶴のレプリカも、

興味深く見てくれた1年生。

頷きながら聞いてくれる生徒さんもいました。

折り鶴のレプリカは、

図書室に置いてあるので、

見てね、と伝えました。

見に来てくれたらいいな。

 

 

きみとぼく

谷口智則

文溪堂

きみとぼく

 

1年生で絵本を読むと、

読み終えた後、必ず拍手をしてくれます。

それがとても嬉しいです。

 

時間がちょっと多めに余ってしまったので、

バッグに入っていたこの本を紹介しました。

私も途中しか読んでいないので、

どうなんだろうと思いながら。

 

思春期サバイバル

ここから探検隊

はるか書房

思春期サバイバル: 10代の時って考えることが多くなる気がするわけ。

 

本を読むのは、好きじゃない人におすすめしました。

こんな本を読むと楽しいよ、と。

似たような本が図書室にもあるので、

先生に聞いて借りてね、と伝えました。

 

 

図書室の前には、七夕飾り。短冊には、

「ハイスペックな彼氏ができますように」

「偏差値20アップ」

など可愛いお願い、楽しいお願いがいっぱい。

 

こんなお願いもあるんだよ、と

そっと先生が教えてくれたのは、

「1日でも長く3年生と部活ができますように」

という可愛い文字の短冊。

 

あー。涙がでてきました。

中学校で、いい出会いをしたんですね。

ステキだなあ。

七夕のお願いにこの一文を書いた生徒さんは、

どんな子なんだろう。何部なんだろう。

何年生なんだろう。ステキ。

 

昨年から、運動部の3年生は、

6月の試合(地区)に負けたら引退になりました。

勝てば7月(県大会)、

8月(関東、全国)と続きます。

まだ勝ち進んでる選手の皆さん、

1日でも長く部活ができるように、頑張れ!

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今回は2年生。

テーマは『夏休みにおすすめの本』『仲間』『成長』

 

 

あと少し、もう少し

瀬尾まいこ

新潮社

 

あと少し、もう少し(新潮文庫)

 

 

駅伝の強い学校なので、是非読んでほしい。

仲良し6人組でもなんでもなく、集まった6人。

6人それぞれが、成長する姿が描かれています。

 

中学生の等身大の心が描かれ、

6人が6人ともに素敵なんですよ。

読了後は、何かに挑戦したくなる、そんな本なんです。

 

そして、2冊目。

ある晴れた夏の朝

小手鞠るい

偕成社

ある晴れた夏の朝

 

今回、紹介するにあたり、再読しました。

なんか泣きそうになりました。

原爆投下についての高校生8人のディベートです。

大人になってから、

アメリカでは「原爆投下は肯定されている」と知りました。

 

本の中にもあるけれど、

日本人だって、原爆投下のお陰で戦争が終わった、

と思っているともありました。

私の母の世代はそうだったと思います。

そう教えられてきたんだと思います。

私もそう聞いて育ちました。

 

肯定、否定それぞれの意見や主張は、

私たちが知らないこともあるし、

多角的な考察は、

戦争や平和を考える入り口になると思います。

夏休みに是非読んでほしいです。

 

3冊目。

折り鶴の子どもたち

那須正幹

PHP研究所

折り鶴の子どもたち―原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち (PHPこころのノンフィクション 27)

 

児童書なんですが、ボリュームのある本です。

1部と2部に分かれていて、

1部は佐々木偵子さんのことが描かれています。

2部はその級友のことが描かれています。

 

佐々木偵子さんは、

2歳で被爆し12歳で亡くなりました。

被爆後は元気にしていたそうです。

小6の時に、原爆症により白血病を発症し、

亡くなりました。

 

広島の平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルです。

病床で、折り鶴を折り続けたそうで、

その折り鶴が、レプリカになりました。

私も所持していたので、それを見てもらいました。

 

最後に絵本を読みました。

きみとぼく

谷口智則

文溪堂

きみとぼく

 

きみとぼくは、全然違うけど、

ぼくはきみが好きで、

同じところだってちゃんとあるよ。

 

戦争で、悲しむ人、傷つく人が

この世からいなくなりますように。

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今日の担当は6年3組。

 

1冊目は、

この時期、高学年のクラスで読む絵本です。

 

少年とハト ~宇都宮大空襲Ⅱ~

小板橋武

随想舎

 

地元の親しみがある名称が出てくること、

そのよく知る場所が空襲になったこと。

少し身近に感じてもらえる戦争の絵本です。

 

この空襲で、

この小学校が燃えてしまったこと。

この空襲で、

亡くなった児童やお片付けの学生もいたこと。

少しでも戦争に関心を持ち、

どんどん色々な話を調べてもらえたらいいな。

 

2冊目は、こちら。

さがしています

アーサー・ビナード

童心社

さがしています (単行本絵本)

 

「べんきょう べんきょう べんきょうしなさい」

を読みました。

このページの帽子の写真、

他のページの写真も見せて、

みんなはどんな声が聞こえてくるかな、

想像してみてね、と伝えました。

 

最後に絵本を読みました。

きみとぼく

谷口智則

文溪堂

きみとぼく

 

絵が見やすくて、

おはなしもシンプルで、

温かい気持ちになってもらえたら、

と思い選びました。