中学校地域ブックトークボランティア(2年生) | 絵本専門士こっころ 絵本のコト 時々 私のコト

こんにちは。絵本専門士こっころです。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は2年生。

テーマは『夏休みにおすすめの本』『仲間』『成長』

 

 

あと少し、もう少し

瀬尾まいこ

新潮社

 

あと少し、もう少し(新潮文庫)

 

 

駅伝の強い学校なので、是非読んでほしい。

仲良し6人組でもなんでもなく、集まった6人。

6人それぞれが、成長する姿が描かれています。

 

中学生の等身大の心が描かれ、

6人が6人ともに素敵なんですよ。

読了後は、何かに挑戦したくなる、そんな本なんです。

 

そして、2冊目。

ある晴れた夏の朝

小手鞠るい

偕成社

ある晴れた夏の朝

 

今回、紹介するにあたり、再読しました。

なんか泣きそうになりました。

原爆投下についての高校生8人のディベートです。

大人になってから、

アメリカでは「原爆投下は肯定されている」と知りました。

 

本の中にもあるけれど、

日本人だって、原爆投下のお陰で戦争が終わった、

と思っているともありました。

私の母の世代はそうだったと思います。

そう教えられてきたんだと思います。

私もそう聞いて育ちました。

 

肯定、否定それぞれの意見や主張は、

私たちが知らないこともあるし、

多角的な考察は、

戦争や平和を考える入り口になると思います。

夏休みに是非読んでほしいです。

 

3冊目。

折り鶴の子どもたち

那須正幹

PHP研究所

折り鶴の子どもたち―原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち (PHPこころのノンフィクション 27)

 

児童書なんですが、ボリュームのある本です。

1部と2部に分かれていて、

1部は佐々木偵子さんのことが描かれています。

2部はその級友のことが描かれています。

 

佐々木偵子さんは、

2歳で被爆し12歳で亡くなりました。

被爆後は元気にしていたそうです。

小6の時に、原爆症により白血病を発症し、

亡くなりました。

 

広島の平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルです。

病床で、折り鶴を折り続けたそうで、

その折り鶴が、レプリカになりました。

私も所持していたので、それを見てもらいました。

 

最後に絵本を読みました。

きみとぼく

谷口智則

文溪堂

きみとぼく

 

きみとぼくは、全然違うけど、

ぼくはきみが好きで、

同じところだってちゃんとあるよ。

 

戦争で、悲しむ人、傷つく人が

この世からいなくなりますように。