こんにちは。絵本専門士こっころです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
毎月最低1冊を読むシリーズ 計16冊目。
夜明けのはざま
町田そのこ
ポプラ社
良かったです。
町田そのこさんは、
「52ヘルツのクジラたち」の作家さんで、
こちらの本は、昨年11月に出版されました。
葬儀社 芥子実庵(けしみあん)に繋がる人が、
死を通して、生き方や幸せを見つけるお話し。
書くとふーんって感じですが、読んでほしい。
死についても、
悲しくて怖くて…だけではないんだ。
4章 あなたのための椅子
の星さんの思考が優しくて好き。
「椅子さえあれば、きっといつか壱が座る。
あなたが壱の椅子を置き続けていたら、きっと話ができる」(引用)
「あなたのための椅子」を持っていたい。
一つ残念だったのが、
芥子実庵があるのが、地方都市の寂れた町。
どこ?
実在しない町っぽいが、
私の思い描く場所が遠すぎたのか、
話の中で、辻褄が合わなくなる…
東京に近づいてみたり、海から遠ざかってみたり。