春の陽気に誘われて、四条畷へ行ってきた。
太平記ファンの私のお目当ては
「四条畷神社」!
太平記でお馴染みの楠木正成の息子、
楠木正行が祭られている神社である。
(お伊勢さんみたいな鳥居と思ったら
本当にお伊勢さんからいただいた鳥居らしい。素敵!)
楠木正行は、父の正成の遺志をつぎ
足利を倒すべく劣勢の南朝を支え、
この四条畷で若い命を散らした。
そんなわけでこの神社には
父、母の前にお行儀よく座る正行の像がある。
両親から南朝に忠義を尽くすように言われてるところかな?
でも正直私の現代人的感覚で言えば、
息子には忠義を尽くして命を散らすよりは
佐々木道誉のようにうまーく世渡りして
楽しく自由に長生きしてほしい(笑)
神社内には楠木家家紋の菊水がたくさん。
菊水紋ってカッコイイよなあ~。
四条畷神社から徒歩15分程度で
楠木正行のお墓がある。
もともとここに正行の石碑があって、
そこから発展して今のように神社なども建てられたらしい。
きっかけとなった石碑の横には
二本の楠が植えられて、今やそれが1本の巨木となっている。
ここから改めて四条畷神社方面へ10分歩くと
正行と同じく四条畷の戦いで奮戦した
和田賢秀の墓もある。
詳細は画像参照。
四条畷駅周辺は道が狭く、
家や店がぎゅうぎゅうだ。
そして車通りも多いものだから
窮屈さを感じるところもあるが、
四条畷神社やお墓は広い土地が残されていて、
足を踏み入れた途端に
空気が変わったような気さえする。
この土地でずっと大事にされてきたんだろう。
駅前通りの老舗和菓子屋で
正行関連のお菓子を見つけて食べた。
(この辺では正成ではなく正行を「楠公」と呼ぶそうだ)
最中の皮で挟んだ求肥で包まれた餡。
もちもち美味しい!
滞在時間1.5時間と短いながらも
楽しい小旅行となった。