2階建てバスの最前列
通路を挟んだ反対側に座ったおじさまが
プシュっと何かの缶を開け
アルコールかな?
自前のステンレスのボトルに
一生懸命こぼさないように丁寧に中身を移していました
バスでアルコールは飲んじゃダメ
その姿が何だか急にすごく愛おしくなってしまい
みんな ほんと
それぞれの価値観で
一生懸命がんばってるんだなーーーって
訳の分からない感動をしていると
歌を歌いながら階段を上がって来た女性が
隣にやって来ました
席に荷物を置いていたのでどけると
とてもご機嫌さんに
Thank you, my dear ♪ と言って
隣りに座りました
その女性は時々
まるで自宅にいるかのようにくつろいだ様子で
歌を歌ったりしていましたが
突然
あの・・・保湿剤持ってます?
私:え? なんて??
女性:保湿剤♪ 何でもいいんです
私:保湿剤ってクリームとかの保湿剤?
女性:そう♪
私:ごめんなさい 持ってません
女性:そぅ・・・。メイク道具一式ぜんぶ持って来たのに
(と言って色々見せてくれる)
保湿剤忘れるってなんてことなの?あり得ないわ。
ほら、この国って保湿剤ないと困るでしょ
だそうで、
保湿剤がないと分かるとメイクはあきらめたみたいで
その後も母国語で電話を掛けたり歌を歌ったりしてました
3-40代くらいの東南アジア系のきれいな方でした
波動が騰がってくると
同じ状況でも
モノゴトのオモシロい面に自然と意識が向くようになったり
過去のデキゴトの捉え方なんかも色々変わって来たりして
自分でも面白いな―と思うこともあるんだけど
バスの中であんなにくつろいだ人に会ったのは初めてかも
緊張ばっかりして生きて来た自分とは真逆すぎて
どんな人生を歩んで来たのかちょっと興味ある 笑
因みに3人の中で私が一番先にバスを降りたんだけど
後方にはほとんどお客さんがおらず
なんでそこに3人固まってたの!?な状態 笑
オマケ
昔住んでいた地域には
アフリカンコミュニティーが近くにあって
時々すごい声量で
誰に聴かせるでもなくバスの中で歌っている人がいました
しかもみんなプロ並みにうまい
ところ変われば
文化も色々
いろんな自由人を見るにつけ
ちっぽけなことを気にしてる自分が
バカらしくなってくる
異国の地はいろいろとオモシロい ^^