<抽象的な概念を絵に表して掴む!> | コーチング1グループ発達障害ブログ

コーチング1グループ発達障害ブログ

LD、ADHD、自閉症スペクトラムなどの発達障害に関するブログです。

発達障害のお子さんの中には抽象的な概念の
理解が苦手なお子さんがいますショボーン
 
特に、算数に出てくる「=」の意味を理解できていないお子さんが多く、
このことが中学校に入ってからの数学の理解に影響してしまいますあせる
 
今回は抽象的な概念の理解が苦手なBくん(中1)への数学の授業の様子をご紹介します。
 
花ポイント花
 
Bくんは、小学校の頃から算数に苦手意識がありましたが、
計算問題だけは問題なくこなすことができていました。
しかし、中学校に入り方程式の理解ができず、
そこから授業についていくことができなくなってしまいましたぐすん
実際に一緒に方程式の問題に取り組んでみると、
Bくんの中に=の左辺と右辺を同じ値にしなければならないという意識がなく、
そのせいで方程式の仕組み自体が理解しきれていないということが分かりましたびっくりマーク
 
Bくんには=の意味を説明しましたが、「右辺と左辺の値が同じになるようにする」
ということのイメージがし辛いようで、なかなか理解してもらえませんでした赤ちゃん泣き
そこで、こんどは「=」を天秤に例えて、常に水平を保ったまま
xの値を求めるためにはどうすればよいのかを考えてもらいましたびっくりマーク
天秤に例えることで、左右の値が同じである必要性が理解しやすくなり、
また、難しい方程式からパズルのような問題に変わったことで、
それまでよりも楽しく取り組むことが出来ましたお願い
 
また、天秤で答えを求めることが出来るようになってからは、
普通の方程式でも問題なく取り組むことが出来、
今まで納得できなかった移項の意味も理解することが出来ました!!
 
コーチング1ではお子様一人一人の特性に合わせた指導を行っています
あなたのお子様にぴったりな指導はこちらから