ついに文禄の役(朝鮮出兵)が始まってしまいました。
秀吉という傲慢な君主のせいで日本が終わりかけたひどい時代。
今だって何にも変わらないではないですか…
コロナと政府は毎日毎日社会をダメにしています。
とにかく、国は国民を守ろうとしないどころか、国民が邪魔だと思ってる。
悪人ばかりが政治の実権を握れるってことは、政治って簡単だってことなんだよね。
きっと、誰か、私らの知らない誰かが全部決めてて、その通りにやれば良い、
そんなマニュアルがあるってことなんだよね。
だから、正義感の強い人、頭のいい人は、政治家としては邪魔になるってことだ。
ああ、日本は終わった…
歴史を見てると、日本は同じことばかり繰り返してると思いますよ。
いい人、尊敬すべき行動をしていた人も必ずいたと思う。
でも、そういう人は歴史に名を残すことはないわけで・・
話が大幅にそれました。笑
今回は、助左衛門が、「朝鮮との戦を止めたい!」という強い意志を持って、
石田三成や小西行長らと暗躍したというお話でございます。
舞台は秀吉の陣地、名護屋城。
助左衛門は石田三成に与えられた隠し港、多久島で参戦。
秀吉に見つからないよう、先に朝鮮に入ります。
行長は、朝鮮との和睦を狙って、加藤清正より先にソウルに入らねばなりません。
しかし、清正軍は行長の陣営に追いついてしまう。
そこでの一悶着は今後の二人の距離を大きく広げていきます。
出し抜かれたことを根に持った清正は、後々まで三成憎しの姿勢を貫き
秀吉の死後、あの関ヶ原につながったってことになりますよね。
あ、この物語、石田三成はいい人として描かれておりますので、あしからず。笑
戦を止めるため朝鮮に向かう船に、助左衛門を襲うしつこい男が乗っていました。
今井宗薫が三河のスパイに生ませた息子小太郎です。
美緒様を母親と信じ、助左衛門が母を奪ったと信じて疑っていないんです。
だけど、日本を守るために命がけの助左衛門を見て、次第に心が変わっていきます。
そりゃあ、そうでしょう。助左衛門どの、かっこよすぎるもん。笑
助左衛門は李王朝の許筬(きょせい)の力を借り、清正軍を出し抜く作戦に出ました。
清正軍にわざと捕まり、間違った道を教えて、行長軍を先に進ませたのです。
行長たちが到着したソウルの街は、もぬけの殻になっていました。
市民が自ら火を放ち、秀吉への怒りを表したのです。
密かに国王を逃がした朝鮮国は、まさにこの時、日本との戦いを決めたのです。
この戦いが何年も続いて、武将たちも疲れ果てていくのですから、
秀吉は自分の傲慢さと引換えに日本国を潰しても良いと思っていたってことですよ。
文禄の役だけでなく、甥の秀次一家全員惨殺指令だって、その一つ。
先週も書きましたけど、この物語の秀吉はひと味違います。
最初はとても人間味のある良い人、そして、晩年は狐に取り憑かれたバカ殿。
この歌舞伎衣装の緒形拳さん、すさまじい表情です。
狐に取り憑かれた秀吉は、自分の子さえも守れなかったってことですよ。
秀頼には申し訳ないけど、豊臣家がなくなるのは当然のことだって思うわ。
その頃、今井宗薫は、関白秀次への献上品として桔梗を聚楽第に連れて行きました。
今井に戻ってきた美緒様もたいそうなお怒りです。
しかし、なんと、秀次さん、桔梗を妾にするのではなく、銃の指南役にしちゃいました。
なんだろ、この人・・笑
助左衛門の船は、助左衛門の隠し港、多久島に戻ってきました。
そこで待っていたのは、死んだと思っていた五右衛門でした。
そして、秀吉が朝鮮だけでなく、ルソンまでも攻め落とす計画があることを知るのです。