人は、たびたび自分より辛い経験をしている人に力づけられることがある。
昨日、月一回お世話になっている親方と会った。
山に行きたい、といいながらも
今は悩みがあって(森へは)行けないと言う。
体調が悪いんですか、
人間関係ですか?
と尋ねると首を振った。
じゃあ、お金ですか、
と聞くと親方はうなずいて顔をゆがめるようにして
詐欺に数百万やられて、(自分では)どうしようもないので
弁護士を頼んだ
と話してくれた。
相手が国内だったら取り戻せるかも知れないですね。
いや、(警察は、相手がわからないので)お金をは返ってこないだろうと
そこで、私は言った
自分は相手が海外で(親方の)5倍くらいの金額を詐欺でもっていかれた。
何かあったら相談してください。
あんたの顔を見ると気持ちが楽になる
あの自然とふれ合うセラピーのパンフレットにある電話番号でいいんだね。
人は、たびたび自分より辛い経験をしている人に力づけられることがある。
東日本大震災で気仙沼に行った時も被災者に勇気づけられたことを思い出す。
自分にできることは、小さいことでもいい、これしかないのかも知れない。
人の悲しみの先を行く、
これから自分に出来ること、これしかないのかも知れない。
なにげない日常が奇跡だったことに気がつき
悲しみが底を打てば、生きていることに喜びしかない。
例え再び、悲しいことがあろうとも、そのこと知っているのと
知らないのでは人生の質は大きく違う。