母親が急遽、病院から呼ばれ希少性がんである、皮膚がんだと言われた。
足の小指がおかしいなと思い始めてもう3年になるらしい。
国立がんセンターのホームページを読むと血液、リンパを通じて全身に転移していてもおかしくはない。
残された時間は僅かだとしても、それでも一緒に色々決めることはできる。
今日は、組織検査の結果、がん細胞が発見されたというので血液検査をしてCTを撮っただけで
ステージもなにもわかっていない。
明後日、先生を訪ねて詳しく聞こうと思う。
その結果次第では、帯津良一先生を頼ろう。
ところで、がん心のケア ピア・カウンセラーとはいえ、家族のケアとなるとまた、違った難しさがある。
自分の時はまた異なったストレスがかかってくることを発見している。
まず、この4月で帯津良一先生と同じ88歳、高齢である。
また、ややもすると自己中心的で耳が不自由なので余計だ、どうしたものか悩ましい。
早速、よく見える腕時計が欲しい
補聴器の電池を買ってきてほしい
区の総会の委任状を出さなければ、
生協の宅配は次の週は休むとして、と
次々にお願いとやるべきことを言い始めた。
それでも、ボケているよりはいいと思うようにした。
できるものなら、心理カウンセラーの資格を持った知り合いの看護師さんに頼めれば、
心の負担も軽いのではないかと思う。
「がん患者・家族のストレス」ストレス科学研究 2017.32.4-9
多くの人は告知からおおよそ2、3週間程度で先のことを考えることができ、問題に取り組めるようになり、最低限の日常生活レベルに回復すると報告されています。
しかしながら、ストレス・緊張、全身倦怠・衰弱、肩で息をする、味覚障害・胃弱、体がパサパサする、上半身がゾクゾクずる、頭鈍痛、微熱、体のほてり、左側首・肩・背中のこり・腰痛、手足のしびれ、イライラ、発汗、食欲不振、不眠、寝汗といった症状として現れることがあります。
4.不安定な時期を乗り越える方法
1) あふれる情報に惑わされない。治療法、養生を選択する際の基準を持つ。
①十分な研究データがある
②論理が通っている
③代償より恩恵が大きい
④実生活で実証できる
⑤自己責任の原則に従っている
(健康に関する論説を検証するルール ジェームス・スキナー著『成功の9ステップ』より)
2)悩み、疑問を何でも聞く。納得いかなければセカンド・オピニオン、サード・オピニオンを受ける。
3)家族や周囲の人の支えを受け入れる。
4)不安に対する心理的ケアを受ける。
このようながん患者や家族の不安に対して、受容、傾聴、共感、出来事に対する意味づけを変えるなどを含むカウンセリング、ワークプログラムなどの心理療法、リラクゼーションとして森林を歩く自然とふれ合うセラピーなど自ら治そうとする力を引き出す方法が有効です。
参考)がんと療法202 「がんと心―がんと向き合う“こころのケア”」(国立がん研究センター がん情報サービス)
その際、カウンセラーやインストラクラーの役割はクライアントが素晴らしく健康に満ち、愛にあふれたものへと変わり、大きな自己変容、「生きかたの変革」を遂げるように力づけることです。
また、カウンセリングやワークプログラムなど感情的ストレスへの効果的な対処がQOLを高めるだけでなく、腫瘍の成長率、生存率に大きな影響を与えることがわかっています。
よろしければ、続きは下記ライブラリー「自然治癒力」をお読みください。
以下は、ご参考まで