「今いまと 今という間に 今ぞ無く 今という間に 今ぞ過ぎ行く」
道歌より
一瞬一瞬を大切にし、「今」を充実させることで、きっと豊かな人生を築くことができるでしょう。
これがマインドフルネスの目的です。
「今」を生きるために、自然とふれ合うセラピーや苔テラリウムを作ることはとても有効です。
初めて苔に癒やされるのを感じたのは、2004年、京都の竜安寺に行った時のことです。
訪れた観光客の皆さんは、縁台で石庭とにらめっこ、いかにもそれらしく哲学されていました。
写真:竜安寺横庭(2004年ガラケイ写メ)
一方、自分はというと、その横庭の木陰の涼しげな苔を見ていたのです。
そして、心が和む感覚の世界に没頭していました。
自然とふれ合うセラピーでは、苔の観察会をして渓谷を歩いた後、苔テラリウムを作ります。
「自分だけのオアシスを作って、安らぎを得ませんか?」
そこで、自宅でできる苔テラリウムをご紹介します。
写真:100円ショップのルスブリットグラスで制作した牧場
容器はできるだけ蓋のあるもの、もしくは、口の狭まった無色透明のガラスを選びます。
というのは、水が蒸発しにくいので、水をやる頻度が少なく管理がしやすいからです。
(とりあえず、セブンカフェのアイスコーヒーの蓋をしています。)
また、プラスチックは単純に見えにくいというだけでなく、外気の影響を受けやすいのです。
土は、赤玉土、パーミキュライト、ピートモス、もみがらくん炭を4:4:2:1の割合で混ぜます。
(いずれも100円ショップで買うことができます。)
なぜ、このブレンドした土を使うのかというと菌が繁殖しにくく、藻が生えてくるのを防ぐ効果があるからです。
次にガラス容器の約1/3に土を入れます。
前面が低く後ろに行くほど高くすることで立体感が出ます。
また、中央部分が盛り上がるように、ちょうどホットケーキのように制作します。
なぜなら、真ん中が凹んでいると閉塞感がある風景になってしまうからです。
写真は岐阜石
次に石を入れます。
石は、気功石、溶岩石、青龍石などアクアリウム用の石を使います。
(各々、1000円くらいで買えると思います。)
そして、動かないように土の中に1/3が埋まるようにします。
また、石を3つ入れる場合は不等辺三角形になるように配置します。
二等辺三角形や正三角形に配置された石は自然界にはありません、不自然です。
2つ入れる場合、1つの場合も自然な位置に置いてください。
この自然な配置という感覚は、いままでどれだけ自然とふれ合い石や苔を見てきたか、その経験が多いほど研ぎ澄まされていくでしょう。
なので、直ぐ見に行けない場合は、写真集やトラベル記事など検索して目を養ってください。
苔は、ホソバオキナゴケ、ヒノキゴケをよく使います。
(各々、1000円くらいで買えると思います。)
配置した石の影になりそうな部分、約半分にホソバオキナゴケを数本、もしくは1本づつピンセットで差し込んで行きます。
ヒノキゴケはガラス容器の後ろの方に1本づつ並べて植えます。
ちょうど、桧のような高い木の雰囲気を醸し出してくれます。
苔を植える際の注意点ですが、これから成長するのでガラス面ギリギリに植えないように気をつけ、
ガラスから2ミリ程度余白を空けます。
配色ですが、あまり多くの色を使うと落ち着きがないものになってします。
苔・植物の緑色+白色、黒色、茶色のように3色か4色におさめるとキレイです。
また、写真の山羊は鉄道模型のフィギュアなので少々お高いですが、
カプセルトレイやそのフィギュアを集めたものがメルカリで販売されています。
最後に、メインテナンスについてです。
苔は直射日光にされさない、水のやり過ぎも良くありません。
居間のLDEライトでも育つくらいです。
土が乾いてきたなあ、と思ったら霧吹きで水をあげてください。
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昨年、テラリウムの技術を再度確認するためクリエーター・コース
マスターコースを受講し終了しました。