続 スピーカーケーブル。  | そうそう変わるもんじゃねえな (前略、ドイツにて。あらため)

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ゆるーく日常をつづります。と言いながら、6年ぐらいほったらかしにしていたブログ。2018年に入ってから思うところあって復活したけれど、とりあえず三日坊主の危機は脱出。でも、あまり更新しないなぁ。

 

 

この話の続きです。

 

 

まあ、続きというか。

 

「スピーカーケーブルに1メートルあたり何千円も金をかけるやつの気が知れん」、

 

と、言ったのだけど、そんな私のつぶやきにかみついてきた人がおりまして、、、、、

スピーカーのケーブルを変えると音が変わるそうです。

 

まあ、変わるのかもしれませんが、前回の話では、

真空管の出力トランスの巻き線なんて大したもの使っていない、という話をしました。

 

ってことで、スピーカーケーブルの上流がアンプだとしたら、下流はスピーカーです。

アンプの出力トランスの巻き線がただの銅線であるように、スピーカーの中の配線だって、

大したもの使っていないのです。

 

たとえば、この子(JBL 4312B Mk II)を引き合いに出しましょうか。

私の部屋でまともなスピーカーといえばこれぐらいしかないので、

これをばらしてみましょう。

 

 

 

3Wayですからとうぜん、ネットワークが組まれています。ネットワークの結線に何を使っているかといえば、、、、、何のことはない。ただのビニール被覆電線。ちなみにこんなの入っています。

 

これは過去にスピーカーの中身を全部取り出そうと作業した時に取ったスナップ写真ですが。。。。

 

スピーカー内の線を見てくださいな。思ったよりも細い線だと思いませんか?

私もちょっと驚きました。

 

20年前の1台10万円クラスのJBLとスピーカー内の結線でも、こんなものです。

アンプとスピーカーの線にどんなにコストをつぎ込んでも、

スピーカーの中のネットワークまでの配線、そしてネットワークから

各スピーカーへの結線は、ただのビニール被覆電線です。

.

オーディオの雑誌などで、スピーカーのインプレッションとかあるけど、

メーカー貸し出しのスピーカーのエンクロージャ勝手に開けて

ネットワークのケーブルを交換してインプレッション書いているわけでもない。

 

普通に考えて、スピーカーの内部配線以上の品質の線でつなぐ意味が分からない。

アンプの内部配線以上の品質の線でつなぐ意味がない。

 

アンプからスピーカまでの線は、あるレベル以上の太さのスピーカーコードであれば、あとは所詮自己満足の世界。

 

 

とはいっても、スピーカーケーブルの定番ってあります。たとえば、ベルデンの8470とか。メートル当たり200円台前半の値段です。一応定番商品ですから、ケーブルのブランド名にこだわりがある/見栄を張りたい人にもおすすめ。「オーディオ業界」界隈の人たちも、ベルデンがダメとか言い出す人はあまりいません。まあ、クラッシックには合わないとか言う人いますけど、音楽のジャンルとケーブルの組み合わせとか言い出す人、私に言わせれば、そんなヨタ話に付き合うのはいやだなぁと思う。スピーカーそのものは音楽のジャンルで使い分けるのはわかるけど、ジャンルに合わせたスピーカーケーブルの要素はないです。ベルデン8470で十分だと思わない奴は、「かわいそうなやつ」認定します。

これ以上ケーブルにコストかけても、スピーカーの中の線が「あれ」ですから笑)