身体の炎症を鎮めてくれる食品は数々あります。
ノルウエ―科学技術大学などが2018年に実施した研究によると、抗酸化物質(パイナップル、豆、ナッツ類)を多く含む食事を摂り入れると、血液中の抗酸化物質の濃度の高さが癌のリスク低下と関連していることを発表しました。
パイナップルに含まれるブロメラインという酵素が炎症を鎮め、さらにフェノール類、フラボノイド、ビタミンCが豊富ということもあり、体内の炎症や活性酸素を減らすことがわかっています。
活性酸素はがん、2型糖尿病、心臓病、腎臓病をはじめとする慢性疾患に影響する可能性があるので、減らすことは体内の炎症を減らすことにもつながります。
パイナップルはカリウム含有量が低い果物なので、腎臓病の方にも少しずつなら楽しめます。
ただ、ビタミン、ミネラルの他に糖質が多い果物ですので、糖尿病の方には要注意です。
その他、ブロメラインによって、口がピリピリ刺激になったり、お腹が緩くなりやすいなどもあるため、そんな時はやめておきましょう。