ヒ素は少量を長期蓄積すると、神経障害、胃腸障害、発達遅延、妊娠中の影響、がんなど引き起こす怖い有害物質です。
ヒ素には「有機ヒ素」「無機ヒ素」と二つに分けられ、健康面で問題視されるのが「無機ヒ素」です。
無機ヒ素はひじきなどの一部の海藻や工業地帯地域の農作物などに含まれることは知られていますが、その他に、産地の差はあるものの、意外なものが「お米」です。
特に玄米、米粉、米を使ったせんべいや汲み上げただけの非管理の天然水にも含まれるので要注意です。
ちなみに、マグロなどの大きな魚にはヒ素が含まれるという話がありますが、このような海産物に含まれる多くのヒ素は「有機ヒ素」で、体内蓄積をしないため、問題ないとされています。
では、「無機ヒ素」から体を守るにはどうすればよいのでしょうか?
まずは私たちの主食であるお米には、、
①無洗米でもしっかり洗う
②ヒ素は水溶性なのでお米を洗った水を炊く前に再度きれいなお水に入れ替える。
③玄米には特に多いので、玄米食をされている方はヒ素の少ない白米を取り混ぜる
その他、、、
④排泄を促すため、水分と食物繊維を補給する習慣をつける
⑤解毒を高める栄養素:亜鉛、セレン、ビタミンB群、タンパク質をバランスよく摂る(ナッツ、牡蠣、卵など)
⑥腸内環境が悪いままだと再吸収されてしまうので、発酵食品(納豆、みそ)を意識して摂る。
このように意外なところからじわじわ私たちの体は汚染されています。
決して、お米だけの問題ではありませんが、食の問題はもはや身近に来ています。
「食べるものないじゃん!」って嘆かないで、日々「入れない」「出す」「溜めない」を意識してみましょう。
