神戸駅から新開地方面に歩いて行くと、細いビルで道が二股に分かれる面白い場所があります。元は本屋だったのでしょう。剥がれかけたタイルでという文字がかいてあります。

川崎重工が近くにある場所で、町名も東川崎町×丁目というところがたくさんあります。
町並みも三菱重工のそばと似た、工場街の下町という雰囲気が色濃く感じられます。

この少し先に、市場の入り口があります。稲荷市場です。
市場の中は細い道で、今では大半が店を閉め、ほとんどシャッター通りです。

市場は長いので、所々で細い道を横切りますが、そこにはビニールが張ってあり、
隙間風を防いでいるのもさびれていることを感じさせます。

その市場をどんどん進んでいくと、市場の横に神社に通じる階段があります。

階段を上がると独特の雰囲気のある小さな薄暗い神社で、正面が本殿です。
本殿の横を通り抜けると、たくさんの小さなお稲荷様が所狭しと祀られています。

一番奥に、ビリケンさんが鎮座。薄暗い中でお稲荷様に囲まれて
不気味というか異様な雰囲気。自然と頭が垂れてくるような感じがします。

ビリケンさんといえば通天閣のビリケンさんが有名ですが、この神社のビリケンさんも
ご利益のありあそうな立派なものです。私にしてはお賽銭をはずんでおきました。

実は数か月前、散歩の途中でこの場所を見つけたのですが、その時撮ったビリケンさんは
暗くてブレブレの写真になってしまいました。どうしてももう一度撮ってみたかったので
今回神戸から横浜に戻る途中に立ち寄って再チャレンジした次第。 満足、満足。
きっとビリケンさんのご利益もあるでしょう。おみくじを引いたらご利益初めに大吉!

気分よく、市場の方ではない方に出ました。

すぐそばにある市場の入口のお好み焼き屋から超旨そうな匂い。
ガラス戸を透かして見ると、オジサン連中がお好み焼きでビールをグビッ!
私は残念ながら昼御飯を食べたばかりで満腹。
でも次回は間違いなくここに入ろう。先の楽しみができたのもビリケンさんのご利益か。
今月も母の見舞いに神戸に行ってきましたが、母は血圧が高くなって体調不良でした。

神戸の家のある場所は、三菱重工や三菱電機の企業城下町のようなところで
昼休みの定食や会社帰りにちょっと一杯という店がやたらとあるところです。
地下鉄海岸線やJR和田岬線の駅を出ると、目の前の広い通りの左側は三菱重工の敷地で
時計台のある建物の上にはスリーダイヤの旗が誇らしげに掲げられています。

門から敷地内を見るとず~っと先、海まで三菱重工です。

反対側は三菱病院があり、その並びと横丁にはたくさんの飲み屋が軒を連ねています。

夕方、甥っこと横丁にある立ち飲み屋に出かけました。かなり広い さんばし という店ですが、写真は昼間なのでシャッターが閉まっています。真ん中の灯台がユニーク。

我々二人が店に入ると、まだ会社帰りの人のいない時間なので先客はいませんでした。
店のマスターと店員を相手に雑談していると、ぼつぼつ会社帰りの人が入ってきます。

実はこの店は昔から同じ場所で酒屋をやっており、店で飲めるようになっていて
うちの親父が会社帰りによく立ち寄った店なのです。
その頃は店の名前も経営者の苗字の三橋(みつはし)と言っていました。

うちの親父は飲みだすと歯止めがきかなくなる酒で、それをよく見ていたので
子供心に酒はよくないものと思って大きくなりました。 
そのせいで学生時代には、部活のコンパでも酒を口にしませんでした。
今から考えると、親父のおかげで取り返しのつかない損をしたなと思います。
  (その分、今少しでも取り返そうと努力していますが・・・)
同じ店に息子の私が行って立ち飲みをするのも何かの縁でしょう。
いま店の屋号は ピアさんばし といいますが、ピアは桟橋の意味で、海にちなんだ
読み方に変えたようです。だから店の壁に灯台があるのもうなずけます。
店の客が増えてきました。服装・身なりはいろいろですが、共通点は会社帰りです。
みんな常連さんで、勝手に棚から自分のボトルを取り出したり、冷蔵庫から缶を取ったり
あちこちに置いてあるおつまみから好みのものを持ってきて飲んでいます。
大体おつまみ一品でビールor日本酒or焼酎を1?2杯飲んでさっと帰ります。
平均所要時間約15分。まさに庶民の楽しみといった感じです。
青葉台にもこんな店があるといいな??。
今月も母を見舞いに神戸に行ってきました。
行っても私は何の役にも立たないのだけれど、顔見世興行みたいなものです。
でも、今回は私にとって大きな収穫がありました。

収穫その? 初めて立ち飲み屋に行ってきました。その話はまた日を改めて。

収穫その? 旧居留地を少し見て、写真を撮ってきました。今回のテーマです。

旧居留地大丸前は地下鉄海岸線で4つ目の駅です。
小さなころから、特に学生時代には頻繁に歩いていたところですが、
その頃は意識的に街を見ることはほとんどありませんでした。

ところが地下鉄が通り、旧居留地大丸前という名前が付くと、改めて行ってみたくなりました。
駅を出て大丸の建物の横を撮りました。教会のようです。

角を曲がった、やはり大丸の横の通りです。 『TAXI STOP』 の標識がオシャレ。

道の向かいも、気のせいかヨーロッパにいるよう。(行ったことはないけれど・・・)

ビルの谷間や歩道にも旧居留地らしい静寂感が感じられます。
(自分で書いていても、論旨が不明ですが、雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。)


もう少し先が旧居留地の中心だと思われるのですが、時間がないので戻ることにしました。
帰り道、大丸の道路に面したところにしゃれたカフェがありました。
確かこの店の女性が、カプチーノの表面に絵を描く世界大会で優勝したとか・・・
少し離れた、横から撮った写真です。 こんど時間のある時にランチでも楽しみたいものです。


今の神戸は母が寝ている間の短時間での探索ですが、長年住んでいた頃と比べても
はるかに楽しく、新たな発見も多い場所です。まさに 『好きやねん、神戸』
昔、銀行で振り込みをするとき、弘明寺支店というのを、「こうみょうじ」「こうめいじ」で検索し
案内の人に支店名の登録が見つからないといって恥をかいたことがあります。
その弘明寺 (ご存じとは思いますが、ぐみょうじです) に行ってきました。
市営地下鉄弘明寺駅を出ると、立派なアーケードの商店街があります。
できた当時は東洋一だったそうだ。
武蔵小山のアーケードには負けるが、なかなか趣のある商店街です。

中ほどに大岡川をまたぐ橋があり、そこで一休みできるようになっている。
さすがに古い町なので、爺さん婆さんがそこで日向ぼっこをしている。のどかだ。
川の両側には桜並木。桜の時分にもう一度来たいと思わせる。

商店街を抜けた所に瑞応山蓮華院弘明寺がある。

山門をくぐり、階段を上がっていくとなかなか立派なお寺でしたが、おみくじは凶。

2年前に初詣で凶、3日目浅草に夫婦+孫の三人で行って、三人とも凶、
さらに1月中に鎌倉に行ってこれまた凶、その年はそれ以外にも2回ばかり凶という
天文学的な確率で凶を引き続けたことがあった。(事実その年はよくないことが続いた)

それ以来の凶でしたが、弘明寺に今年の凶をすべてくくりつけておけばいいと
自分に言い聞かせました。(ちなみに数日後、新年の初詣は大吉でした)

弘明寺をでて坂を登ると京急の弘明寺駅に着きました。

踏切のそぐそばに、不動産屋さんの残骸。 万一まだ営業中だったらごめん。

駅から少し離れると、いたるところに曲がりくねった坂のある住宅街がありました。
横須賀を思い出す坂の多さです。高台からはランドマークが近くに見えます。

大岡川の川岸を歩いて行くと川には小魚が群れをなして泳いでいるのが見えました。
アオサギがその小魚を狙っています。

コサギもあちこちにいます。何気なく下を覗き込むと、2mくらい先の桜の枝にカワセミが
小魚をくわえていました。あわててカメラを向けたら飛び去ってしまいました。残念。

商店街に戻り、入口近くの横丁にあったお好み焼き屋さんに入りました。
お好み焼きが焼けるのを待つ間に、『合鴨つくね串』 なるものとビールを注文し
さっそく食べてみると、予想に反してつくね串は冷たかったがいい味だった。
ちょうど食べ終わるころにお好み焼きが焼きあがりました。これもなかなかうまい。
これまで食べたお好み焼きの中で間違いなくベスト5には入る味。店の感じもいい。

気持ちよく食べながら壁に貼ってある料理名の紙をみると、合鴨つくね串の下に
『鉄板で焼いてお食べください。』 という注意書き。 ああ、冷たかったはずだ。
でももう食べちゃったからどうしようもない、お腹が無事であることを祈るのみ。

事後報告:お腹は何ともありませんでした。また行ったら今度こそ焼いて食べよう。
京島には昭和が残っているというのを知って、曳舟まで出かけた。
その辺一帯が京島1丁目?3丁目で、東向島(玉ノ井)の隣町です。

近所の方、教室の会員の方もよく海外に行かれますが、私は行ったことがありません。
だから比較は出来ないのですが、私は昭和の匂いの残る町へ行くのが好きです。
(高所恐怖症・犬が怖いのと同じように、海外には苦手の英語が飛び交う恐怖もあります。)

旅は空間の移動ですが、私にとっては時間の移動も旅の感覚です。
それに私の場合は大してお金がかかりません。どこまでも安上がりな男なのです。

……で、京島はこんな町です。
まず言えることは、古い長屋が数多く残っています。
上の写真の窓や引き戸の格子は、子供の頃の神戸の家と同じものです。

次に、もうすぐなくなる恐れのある街並みです。お店も閉じたところがやたら多くあります。

さらに、大通りは別にして、横丁の道にまっすぐな所はないくらい、みんな曲がっています。
敵が攻めてくる速度を鈍らせるため…そんな曲がり方ではなく、微妙に曲がっています。
それでなくても方向音痴の私は、おかげですぐに方向感覚がマヒ。

この町にはこんな商店街がありました。下町人情 『キラキラ橘』 といいます。

商店街も微妙に曲がっています。客はお年寄りが大半。下町らしくチンドン屋が来ました。

チンドン屋を撮っていると、先頭の女性がこちらを向いてにっこり。しまった、撮り損ねた!
横のお茶屋のお婆さんがお茶を出してくれました。おいしい。 さすが下町人情。

商店街を通り抜けるとやはり微妙にカーブした道に、これまたいい雰囲気の長屋。

その家の前を通る時、中を見たら、区の職員らしい人が 「前と同じ条件で何度も
申し訳ないのですが、考え直してみてくれませんか?」というのが聞こえた。
ここらももうすぐ取り壊されて、曳舟の駅前のように高層マンションになるのでしょう。
遠くには建設中の新しい東京タワーが見えます。

もし私と同じ、時間旅行の趣味をお持ちでしたら、今のうちに行っておかないと
もうすぐ京島の昭和は終わりを告げると思います。