ワイン好きのリヨン日記。 -16ページ目

ワイン好きのリヨン日記。

France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

お料理教室で習ったお料理の復習。子羊ロティとパネステーキ、パネソース。



パネとは、大根とジャガイモを合わせて割ったような味。ソテーにしても良し、ミキサーでソースにしても美味しいです。こちらが、スーパーで売っているパネ。今まで、どのように調理していいか分からなかったので、良い機会でした。




子羊肉との相性も○。面白い食感です。
パネをソテーして塩&胡椒。ブイヨンを入れひたひたの水で15分程、煮詰めます。取り出したものがこちら。


綺麗な状態のものを食べる直前にバターでソテーすると、パネステーキの出来上がり。焼き色の付いたパネは本当に美味しいです!!


残ったパネをミキサーにかけると、パネピューレの出来上がり。子羊肉と一緒にいただくと、とても上品でリッチな味わいになります。


子羊ロティの作り方は簡単で、オリーブでニンニクを焼き香りを出しながら子羊をフライパンで焼きます。



両面に綺麗な焼き色が付いたら(中は生でok)、ニンニクも一緒にオーブン皿へ。200℃で5分。この時点で既に食欲を誘ういい香り

子羊肉の上に、蜂蜜を塗り、クルミ、アーモンド、ピスタチオ、松の実をざくざく切ったものが振りかけ、3-5分位オーブンで焼きます。

最後に粉チーズをかけて出来上がり♬
見た目も豪華で、子羊が苦手な方も、蜂蜜やニンニクで臭みが緩和されるので食べやすいと思います
ワインも自然に進みまますよ~



私は、このお料理を作っている最中、無性にジンギスカンが食べたくなりました
。北海道出身の方なら理解してくれると思いますが、焼き肉といえば幼少時代からジンギスカンでした。久しぶりに食べたいな-

ヴェネチアでお勧めのオステリアです。リアルト橋から少し入った所。細い道にあるのでちょっとわかりにくいかもしれませんがこじんまりしたオステリア。10席くらいでしょうか。

Osteria alla Ciurma
Calle Galeazza, 406, 30125 Venezia, Italia


店内は所狭しと食材やワイングラス、ワインが置いてあり、地元の方も利用するいわゆるツーリスト向けではないお店。
こういうオステリアのイタリア人の使い方が面白いです。ガイドブックなんかだと「バーカロ」というみたいですが、フラッと立ち寄ってワインも飲まず、つまみを1品食べて去っていったり、ワインを1杯飲んで去っていったり。自由ですね。我々は居酒屋感覚でちょっと長居しました。


お決まりのプロセッコ。フレッシュで美味しいです。




イタリアのシャルドネ。これをブラインドで出されたら分かりません。





ヴァルポリッチェッラ・スペリオールとミートボール、とバケットの上にタコがのったおつまみ。


スペインではピンチョスだっと思うのですが、イタリアはさて・・・?それにしてもワインが安いです。10種類くらいグラスで提供してくれるのですが、全てベネト州周辺のワインで店主がセレクトしていて、かなりセレクションが良いです。その上、1杯2~3€。ちなみにこのヴァルポリッチェッラ、アマローネのセカンドプレスで作るらしいのですが、ほとんどアマローネです。非常に美味しかったです。やっぱり、北イタリア好きだなあ。



白身の揚げ物。これも目の前で揚がった瞬間にオーダーしたので、出来立てでとても美味しかったです。

開店直後に行ったので、店内には余裕がありましたが、それでも何組も入れ替わりしていましたので、知る人ぞ知るお店なのだと思います。ものすごく美味しいつまみがあるわけでもないのですが、それでも目の前で調理して出来立てを食べながらワインを頂くのは贅沢です。

ワインにも力を入れてセレクトしている様子でしたし、出どこのわからない安ワインをグラスで提供してくる下手なオステリアやトラットリアよりは良いのではないかと思います。それにしても安いです。本来イタリアで食事をするならこういう感じが良いですね。

やっぱり、イタリアも観光地ではなく、ちょっと田舎に行った方が面白そうな予感がしてきました。でも、田舎に行けば行く程、言葉が怪しくなるので注意が必要ですが・・・

さて、観光です。ベネツィアは美しい街。しかし、ツーリストの街でもあります。個人的にはもう良いかな。。。



サンマルコ広場手前

サンマルコ(St. Marco)を納めるために作られたサンマルコ寺院、貿易が栄えていたベネツィアを象徴しています。サンマルコ寺院の内部は金がかなり使われており、当時の繁栄を伺わせます。



リアルト橋。ここも観光の中心で人が多かった。

ベネツィアの中心地は2日もあれば十分見られる感じです。日本人の来た方も結構見ましたが、大体ミラノやローマ、フィレンツェなんかを回っていかれるのがベーシックなルートみたいですね。

ということで、ランチ。事前に調べていたにも関わらず、リサーチ結果を参照せず失敗しました。ランチで行ったところはここ。後で知ったのですが、ガイドブック等によく載っているいわゆる観光客向けなトラットリア。










雰囲気は悪くないですが、料理が至って普通。何も特筆することなし。そして、やはり値段が高め。

クモがにのサラダ。

オリーブオイルがかかっておりクリーミーというか、オイリー。「ベネツィアで是非試したい1品」とか、ある有名旅行本には書いてありますが、特にベネツィアでこれを食べる必要もないかなと思います。殻がちょっと残っていてなんだか雑な感じもしますし。


ここでもシーフードフライ

あとはOrataという白身の鮎のようなグリルを食べましたがこれも普通。
食事も程々にして、恒例の(?)スーパー偵察。旅先では必ずスーパーを見ることにしています。
ベネツィアのスーパーはCoopとBillaがありますが、Billaの方を見てみました。










フランスと同じようにジャンボン、チーズ、オリーブオイルなんかは定番ですね。パスタ系も勿論おいてあります。物価自体はベネツィア価格なのか、フランスと同じか、肉類はむしろ高いように感じました。トマトソースやペーストも豊富に売っていたので、お試しに1本購入。

オリーブオイルもバラエティに富んでいるのですが、フランスとそう変わらず、値段もそこそこでしたので、見送り。
ワインは売り場面積的にはフランスのそれとは比べ物にならないくらい小さい面積でした。置いてあったのは95%イタリアワイン。価格帯は10€前後が中心。安いワインが置いてあるのはフランスと一緒ですが、ワインに対する扱いは
ベネツィアでは若干違いそうな感じですね。


8月にほとんど休みを取らなかったので、休暇を3日ほどもらい、イタリアのヴェネチアに行ってきました。なんだか、ミーハーな(?)旅先ですが、初イタリアです。

リヨンからですと、飛行機で1時間ちょっと。ヴェネチア本当に到着までは2時間弱くらいかかります。それでも、日本から行くことを考えると時間、交通費どちらをとってもかなり格安です。

夕方の便でしたので、午前中仕事して、お昼に一回帰宅、そしてリヨンのサン=テグジュペリ空港へ。午後出発の午後着ってやっぱりすごいですよね。日をまたいでませんよ




モンブランの近くを通るのかなを期待していたのですが、山がありすぎてわかりませんでした。


これか?・・・きっと違うな。。



到着間際の飛行機から。曇ってはいましたが綺麗に陽が雲から射しています。




空港から本当までは30~40分。陸路・空路がありますが、陸路のバスで。空港出たバスターミナル5番です。
チケットは往復で11€でしたが、毎回思うのですが、イタリアに限らず、チェックされたことありません。かなりの確率でチケットなしでも乗れてしまうのではないかと思ってしまいます。

トラブルは起こしたくないので、毎回チケットはちゃんと購入していますけどね。



本島にはローマ広場に着きます。ガイドブックに載っているように、ここがメインのバスターミナルのようですね。ここから先は車は入れません。ですので、移動手段は徒歩か水上バス。今回の滞在先はリド島という、ヴェネチア国際映画会の会場でも有名な離島にしましたので、乗り降り自由な72時間券を購入しました。

ちなみに29歳以下の若者向けにRolling Venice Cardという色々なところで優遇される小冊子のようなものを売っています。これを購入して提示して72時間券を購入すると18€と、かなりお得に。ユーロ圏は総じて若者を優遇するようですね。


ヴァポレット(水上バス)乗り場。後ろに停泊しているのがそれです。


ここにチケットをかざしてピッと通します。


大きな水上バス乗り場以外では改札らしい改札はあまりありません。3日間いましたが、チェックする人もいないし、まだツーリストも多いためかノーチェック。オフシーズンにはチェックするのでしょうか?




夕陽がなんとも綺麗。


ここからが若干失敗。1番線はリド島まで行く各駅なのですが、これに乗ると1時間程度かかります。これは本島の内部を通っていくので観光には良いのですが、早く着きたい場合には外回りの52番線に乗るべきでした。1番に乗ってしまったのでかなりリド島への到着が遅れてしまいました。


リド島に着いた頃には真っ暗。バスで泊まる予定のB&Bまで行き、早速ディナーへ。

目をつけていたリストランテが近くにあったので、迷わずそこへ。





ここはパスタが美味しいと聞いたので、是非にと。


映画祭も終わってリド島は静寂を取り戻しているようでした。予約なしで大丈夫。


店内。半テラスのような。雰囲気は良かったです。お客さんは9割外国人(英語喋っていました)


テーブル。



まずはプロセッコで乾杯

プロセッコは土地柄どこでも置いてあります。アペリティフで。お店によって置いてあるプロセッコも勿論異なるので味が違って面白いです。ここではハーフで頼みました。確か9€くらい。グラスでは2~3€が相場。シャンパーニュに比べるとかなり安いですね。気軽に頼めます。



シーフードのミックスフライ。これはここでは定番。メインとして食べるようです。

ミックスフライは日本人の口には間違いなくあいますね。つまみ感覚。バルセロナでも同じものがありますが、イタリアのそれの方が軽く揚がっている印象。オリーブオイルが違うのでしょうか。そうそう、このあとのボンゴレもそうですが、かなりオリーブオイルを使いますね。イタリア人。


さて、ワイン!イタリアは面白いですね。土着品種から、カベルネやメルローまで、バラエティに富んでいます。ここのワインリストは中々充実していました。バックヴィンテージが何故か豊富で、バローロからアマローネ、キャンティクラシコの古めのヴィンテージ、シチリアのバックヴィンテージなど、ちょっと試してみたいものがありすぎました。

それで、シチリアの10年前のヴィンテージなんてのんだことがないので興味があったのですが、一応相談してみると、赤が良いならフリウリのカベルネ・フランが軽めで良いと。本来、白を頼むべきなのでしょうが、どうしても赤が飲みたかったのです(このあとボンゴレとイカスミのパスタ)。




チョイスはフリウリ州のカベルネ・フラン2004。う~ん、正直カベルネ・フランで10年近く、それもフリウリ州の赤ワインなんてほとんど飲んだことないぞ・・・とあまり期待していなかったのですが。





濃い色ですが、まだまだ若い感じ。リムもオレンジ色にも全く変わりかけておらず。香りは・・・おおっ、なんだかボルドーの熟成した時に出てくる熟成香と、湿った土っぽい、スモーキーな香りがします。

ロワールのカベルネ・フランはもっと土っぽい田舎者っぽい土臭さがあるのですが、このワインはそれとは全く別物ですね。
いざ、飲んでみると、ああ、かなり軽い感じ。スルスルと入っていきます。が、こなれていて結構飲み頃ではないかと。重厚さはありませんが、そこそこエレガントさもあり、軽やかさもあり、新しい世界を見た感じでした。しかも、なんたって安い!これはイタリアはコストパフォーマンスでいったらフランスをしのぎますね。


イカスミ

野性的な、烏賊そのままの磯臭さの残るイカスミでした。ちょっと塩分が強すぎましたが、麺の硬さといいワインが進んでしますパスタです。しかし、至ってシンプル。



ボンゴレ

これは美味しいです。イカスミのパスタと異なる麺を使っています。絶妙なアルデンテ、塩加減、具の調理具合。これはパスタとワイン飲みにくるだけに来ても価値はあるかもしれません。このあと、パスタを本島で食べましたが、中々美味しいパスタには出会いませんでした。




〆のエスプレッソ

ちなみにイタリアのカフェは濃ゆいですね。これはこれで好きなのですが。主観的に言うとフランスの2.5~3倍くらい?カフェアメリカーノでも濃い。でも、やっぱり美味しいですね。


夜遅く到着した体を癒してくれるパスタとワインでした。大量にオリーブオイルを使っているものの、フランスのようにバターではないので、翌朝の胃のもたれ方が全然違います。イタリアンは日本人の胃に良い食事ですね。笑

ということで、おそらく続きます。


好きな作り手イヴ・キュイヨン。
先日のローヌ訪問から、やっと1本目の開栓。3つの異なるキュベのうち、価格的には真ん中のキュベ。
この上に、Les Serines があります。
まあ、若いですが、ちょっと見てみたかったので開けました。




濃いガーネット。ブルゴーニュグラスで飲んでみました。
濃厚な甘い香り、黒系果実の香りがグラスの中を満たします。プルーン、カシス、レーズン、それからややこ胡椒をはじめとするスパイス。この香り好きです。リヨンに来てからすっかりサンジョセフ、クローズ・エルミタージュを飲む割合が増えました。

口に含むと、ミネラルを感じます。細かい粒子が舌をなでるような感覚も。甘く、エレガンスがあり、明るい陽性のワインです。ややスパイシー。

サンジョセフには陰性っぽい、どちらかと言うと暗いイメージのワインが多いですが、このワインは陽が射す陽性のワインです。しかも、エレガントで美味しい。最近になり、上質のシラーはエレガントなワインになることに気づきました。こういうワインはブルゴーニュ好きの方も好きではないかと思っています。




いやあ、流石にこれくらいのクラスで、造り手が良いと美味しいです。北ローヌ、日本ではまだまだ人気が今ひとつのような気もしますが、それは陰性のワインが多いからでしょうか?でも、このワインのように陽性でエレガントなワインは好まれるのではないかなと個人的に思います。


リヨンで昨年オープンしたステーキレストランLe Centreに行ってきました。

Place Repablique近く、もしくはMetro A線 Cordier駅から歩いて数分のところです。


このお店、3つ星レストランGeorges Blanc の傘下のレストランです。
Georges Blancと言えば、フランスが誇る「ブレス鶏」をメインにサーヴする世界中からブレスを食べにくる有名店らしいですが、そんなお店が「牛」を中心に展開するブラッスリー。

このお店に行ったのは日本からお客さんが来ていたこと、それからもう1つ、このお店のシェフが日本人の方で幸運にもお知り合いであること。


これも何かの縁なのかもしれませんが、ここでシェフをされている小野瀬シェフとは実は日本にいるころにたまたま知り合ったのです。


それ以来、たまに連絡を取らせていただいたりして、今回は2年ぶりの再会でした。





・・・とまあ、前置きは良いとして、お店の方はシャロレー牛を半頭買いしてタルタルやステーキはシャロレー中心とのこと。シャトーブリオンなんかも勿論あるようですが、今回は小野瀬さんと相談してシャロレーのタルタルと、巨大なステーキをお願いすることに。



タルタル。


メインのシャロレー牛。今回は3.5人でシェアしました。




かなり大きいです。


タルタルは素材が良いのが分かります。美味しいです。鮮度が高く勿論臭みが全くありません。タルタルは普段好んで食べませんが、素材が良いものは美味しいですね。ちなみに、フランス人はタルタルかなり食べていますが、日本人はお腹の状態がフランス人とは異なりますので、気をつけてください。タルタル食べて必ずあたっている方もいるそうです・・・苦笑


肉は火加減、塩加減ばっちりで流石の出来映え。うん、これも美味しいですね。ちなみにシャロレー以外にもオーストラリアからもお肉を入れているそうです。オーストラリア産で「Wagyuu」と呼んでいて、よくわからなかったのですが・・・

シャロレー牛自体は美味しいのですが、日本の質のよい和牛に比べると、赤身が多く硬いお肉です。一般的にフランス人はそういう肉が好きなのでしょうけども。


これ以外にも、フォアグラのパテやアミューズも美味しかったです。星こそありませんが、ブラッスリーレベルのレストランとしては良いお店だと思います。ワインもお店セレクトのサンジョセフを飲みましたが、中々良いものでした。


ちょうど、バカンス直後のランチで、店内はかなり空いていて運が良かったのですが、きっと普段はにぎわうのはなかと思います。


アメリカで食べるそれとは全く異なる、フランスらしいステーキを食べたくなったときにはここに行くと良いかもしれません。そして、若き小野瀬シェフの今後の活躍にも期待です。メニューにも日本人らしいアイデアも垣間みることができます。
フランスにはまだまだ飲んだことのないワインがあり、聞いたこともないようなAOCや葡萄品種が存在します(単に勉強不足なだけですが)。

興味本位で買ってみたものがこれ。




ラングドックのAOC Picpoul de Pinet。セパージュはラングドック品種のPiquepoul、AOC面積は1400ha。地中海に近く、地中海からの風が吹く、典型的な地中海性気候とのこと。ラングドックでも最も大きな白ワイン生産地域。

Piquepoul種はNoir, Blanc, Grisがあるとのこと。赤ワインもこの品種から造られているのですね。ちなみにシャトー・ヌフ・ドゥ・パプでもこの品種、使われるのですね。知らなかった。



ということで、今回はPiquepoul Blancで造られるワイン。先入観も全くありませんので、完全なニュートラルな状態からの試飲。こういうのは久しぶりで新鮮です。


うすいレモンイエロー。香りは弱いです。でも蜜や白い花の香り。香りからいくとリースリングを想像させます。
ミネラリーで、ストラクチャーがしっかり取れます。フレッシュですが骨太なワインといったところでしょうか。南仏らしくまろやかで丸いイメージのワインです。

おお、これは中々美味しいですね。おそらく、フランスではこれこそデイリーワインなのでしょう。ワイン自体に熟成のポテンシャルとか、そういったものは感じられませんが、フランスの食卓を毎日彩るには十分なワインです。こういったワインが地産地消的に重宝されるのでしょうか。


白身の魚、鯛や脂ののった寒ブリとか、欲しいです。でもここでは難しいので・・・

いずれにしろ、これはラングドック、白ワインも結構面白いのでは?と思わせてくれる1本でした。

たまにはちょっと、ワイン探索してみるのも大事ですね。

ジュラの甘口ワイン、Caveau des ByardsのVin de Pailleを開けました。これは、試飲して直接買ったもの。ハーフボトルですが結構良い値段しました(18.5€)。

このワインは遅摘みで造るワインとのこと。ジュラのワインは希少性のせいか、フランスでも結構良い値段するものがあります。



セパージュはシャルドネ、プールサールPoulsard、サヴァニャンSavagninと、ジュラ地方のセパージュです。
色は遅摘みのワインのため、09にも関わらず非常に濃い、熟成した色合い(写真なし)。リキュールの古酒のようなカラメル色に近いです。


何日か飲み繋いでみました(バンキュバンなし)。
香りは
初日:カカオ、エステル香、蜜
3日目:蜜、プルーン、蜜付けしたリンゴ、熟成した果実、樹脂系の香り、ナッツ

時間が経つにつれてより複雑に丸くなったような気がします。開けた直後はエステルのような独特の香りがしたのですが、その後は熟した果実の香りや蜜、それから樹脂系の香りがワインから醸し出されました。
味わいは非常に上品な甘さ、丸く、熟成した梅酒のような要素もあり非常に美味しいです。



普段、デザートワインはあまり杯が進まないことが多いのです。ただ甘いだけでエレガントさに欠け、飲み飽きることが多いからです。しかし、このワインは上品で飲み飽きない甘さ、またどこか熟成梅酒のようなニュアンスも日本人の口には合うのかもしれません。


こういうワインは秋の夜長にゆっくり飲みたい癒し系ワインですね。見つけたらまた買いたい1本。

すっかり9月になってしまいました。おそらくシャンパーニュ最後の記事になります(大分端折っていますが)。

最終日は午後にパリにTGVにて戻る予定でしたので、午前中にMummに行ってきました。こちらは要予約。Mummはペリエ・ジュエと同じグループなんですね。

訪問した感想からすると、今回行った中で一番教育的?だったような気がします。基本的な説明はどこのメゾンも一緒なんですけどね。





大手だけありMummもまた大きな敷地を有しています。




葡萄の模型。ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネが各々あります。


説明は非常にわかりやすく、またカーヴ見学コースに分かりやすく模型やイラストがちりばめられているため、シャンパーニュとはなんぞや?というところから、醸造長のコメント動画も流れますので、Mummのことに関してもしっかり知ることが出来ます。そういう意味では、シャンパーニュ~マムの流れで上手く見学コースができているなと感じました。



見にくいですが、マムの所有しているクリマ。77クリマ所有だそうです。

マムは現在10のグラン・クリュ、14のプルミエ・クリュを所有。カーヴは25kmとかなり長いですね。年間通して10℃程度に保たれているそうです。一番ベーシックラインのコルドン・ルージュは77クリマのワインをアッセンブラージュするそうです。


大きなイラスト本でシャンパーニュの製造過程を説明。


ドサージュしているところ。



マムのラインアップ。わかりにくいですね。。。




ツアーのあとは試飲。これはロゼ。

マムも3つの異なるコースが選べます。一番安いのではコルトン・ルージュのみのコース。次はロゼ。それから、ミレジムとブリュット・セレクション。そしてBBとトップキュベのR.Lalouが試飲できるコース。

ここは思い切ってロゼとBB&R.Lalouのコースにしてみました。

ブラン・ド・ブラン。



フラッグシップ、ルネ・ラルー


結論から言いますと、BBが非常に美味しかったです。クラマンのシャルドネ100%で白い花、トーストの香り、柑橘系のすっきりした味わいがあり、そこに繊細な泡がとけ込んでいます。そして、非常にクリーミー。これはくせになりそうなシャンパーニュだと思いました。個人的にはフラッグシップのルネ・ラルーよりも好きです。

フラッグ・シップのルネ・ラルーはPN, CN50%のセパージュ。勿論、より力強くてエレガンスもありますが、繊細さはBBにはかないません。また、クリーミーさもBBが勝り、ここでBBが好きなのか、クラマンのシャンパーニュが好きなのか、気づかされた瞬間でした。いや、ともかく、マムのBBは見直しました(別に過小評価するほど知っていた訳でもないですが。)

これにて、シャンパーニュメゾン訪問は終わりです。あとはおまけ。マムの周りにはいくつか有名メゾンが平然とたっています。たとえば、


Krug


バカンスシーズンで完全に閉じていましたが、まあ、いつか訪問できると良いですね(きっとないでしょうが)。

今回は有名メゾンを中心に回ることしかできなかったのですが、足(車)があれば家族経営の小さなメゾンやランスやエペルネだけでなく他の地域にも簡単に行くことができるので、やはり車移動は大事だなと感じた次第です。

逆に、車さえ(行く手段さえ)あればシャンパーニュのメゾンであってもそこまで訪問が難しいわけではないことがわかりました。特に家族経営メゾンは試飲を含め、お金を取らずに(購入することが前提ですが)訪問させてくれるところもあるのではないかと思います。



今回の訪問で色々学べましたので、次回の訪問がまたあるといいなと思いつつ、次回はブルゴーニュか、ボルドーかちょっとまた計画を練ろうかなと思っています。




エペルネの午後の訪問は大手のモエ。

会社自体が大きい。流石ですね。
車で来る方、きっと海外から来られた方、とにかく他のメゾンとは比べものにならないくらい活気がありました。
ワインを知らない人でも知っているモエ・エ・シャンドン。このメゾンのカーヴは世界最長の28km。
この地下にあるなんて想像できませんが、行ってきました。




ドンペリニョン像。ついにご対面です。メゾンのレセプションの前にあります。記念撮影をする方も見受けられました。




レセプション。広くて流石にきれいですね。

ここで、ちょっとしたサプライズが!
受付で
「チケット2枚ください。1枚はグランヴィンテージで、もう1枚はアンペリアルのチケットでできますか?」
「お客様は既にImperialeをお選び頂いています。」と。
「え?いや、選ぶも何も、そんなはずは・・・?」
「いえ、事前にご連絡を頂いてImperiale2名様で伺っています」
「あ、じゃあ、それなら1枚Grand Vintageにして頂けますか?」

ちょっと、間があいて・・・
「かしこまりました。」

と、なんだか変だなと思いましたが、まあ良いか。

ここのメゾンは3つの異なるテイスティングが選べます。
一番ベーシックなのTraditionelle。これはモエのインペリアルを1杯試飲。次にImperiale。モエ・インペリアル、ロゼ・インペリアル、そしてGrand Vintage。これはグラン・ヴィンテージとロゼを試飲できます。

値段は少々高いですが、記念に、と思えば良いでしょうか。普段自分でモエを購入して飲むこともありませんから。笑
おそらく、2人で50€以上だと思います。
お金を払おうとすると、

「いえ、結構です。」

「え?」

「お客様は特別に伺っていますので。」




と、発券されたチケットは「VISITE VIP」と書いてあるではないですか!しかも、無料(Gratuit)!!!



実は、日本にいたころにある機会があって、モエ・エ・シャンドンの醸造責任者のブノワ・ゴエス氏と、ディナーをする貴重な機会があったのです。そのこともあって今回の訪問を楽しみにしてきたと事前に伝えてあったのですが・・・
その結果がこのようなVIP待遇に。。。

「お客様は最後の試飲のときは別の場所になりますので、ツアーの最後になりましたら後ろの方にいてください」
と指示を頂いて、いざツアーはスタートしました。




明るい感じですが、実際は暗いです。


カーヴ見学はまあ、そんなにどこも変わりませんが、やはり世界最長だけに迷路のようです。ツアー客に見せるのはほんの一部なんでしょうが、保存・熟成中のボトルは相当数なはずです。28kmのカーヴは伊達ではないですね。
ちなみに、モエとドンペリニョンのカーヴは共有で、一緒に保管されているのですね。ラベルも何も貼っていないボトルでしたが、ボトルの形状が違うので、分かりました。


さて、ツアーの後はいよいよ中庭でテイスティングです。
ツアー案内してくれた社員さんも一緒にテーブルについて、色々説明と話をしてくれます。というか、終始話をしていたので、あまりテイスティングに集中できませんでした。



中庭広くてとても気持ちよい。



並べられたボトル達。これを見るだけでテンションが上がってくるのはモエの特権でしょうか?



テイスティングしたワイン達。



別の社員さんがサーヴ、どんな料理と一緒に・・・など説明してくれます。



試飲したアイテム。こうやって並べるだけでなんとなくラグジュアリーな気分に。

色々、話も聞きました。以前、ブノワ・ゴエス氏とも話をして色々聞かせて頂いたのですが、このゴエス氏、相当な方です。アッセンブラージュから、グラン・ヴィンテージの判断、リリース時期などに渡って責任を持ちます。
アッセンブラージュ等は9人の醸造担当者と話し合って決めるそうですが、本人曰く、収穫した葡萄のジュースの状態から(ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ)、アッセンブラージュの後の完成を想像すると言っていました。また、ワインを飲んだ瞬間に様々な香りやそのワインが持っている個性、特徴が一瞬にして頭に思い浮かぶとか。
テイスターとして優れているんだろうなと、話を聴いてそのとき思ったのですが、それは本当に事実のようで、社員の方も、「彼のテイスティング能力は神が与えた才能だわ」と言っていました。

いずれにしても、作業としてジュース飲んで、ワインの完成をイメージしてアッセンブラージュしろって言われても到底できません。

若く(おそらく40歳過ぎ)して醸造責任者になったというのは、そのテイスティング能力と完成されたイマジネーション能力が買われたのだろうなあと勝手に思うのであります。

ちなみに社員さんによると、ピノ・ムニエを使い始めたのはゴエス氏が責任者になってからとのこと。大手がシャルドネ、ピノ・ノワールを重視する中でコンセプトを保ちつつ進化を求めている姿勢があるようです。

肝心の試飲は、グランヴィンテージの'04が良かったと記憶しています。結構パワフルで、赤みの魚、鶏肉もいけそうかな、くらい力強くかつエレガントにまとまっていた気がします。一方で、グランヴィンテージ'04はまとまりがあるのですが、インパクトに欠けるかなと感じました。個人的には'02の方が好みです。

モエはフレッシュさを大事にしているようです。リリースしたときが飲み頃、グランヴィンテージをリリースした時が飲み頃。いくらバックヴィンテージでもフレッシュさは重要とのことでした。



社員の方に色々質問をぶつけてみました。
「モエとはなんですか?」
『ラグジュアリーですね。』

「普段ワインは飲みますか?」
『飲みますが、赤はあまり飲まないです。白が多いですね。因にシャンパーニュもそんなに頻繁に飲む訳ではありません。シャンパーニュはやはり特別ですから。特別なときに飲むようにしています。』


ちなみに社員さん(女性)はエペルネ生まれらしく、エペルネの街をすごく好きだとおっしゃってました。

確かに、他のフランスの街に比べれば決して大きくない街ですが、車や人の喧騒な感じもなく、静かで、近くに葡萄畑が広がる、素敵な街だと思いました。まあ、また住むとなると違うのですけどね。


そんなこんなで、割と思っていた以上に盛り上がっているところで、電車の時間が!

発車10分前にモエをあとにして、小走りで駅に向かい、なんとかランスへの岐帰路についたのでした。