ワイン好きのリヨン日記。 -12ページ目

ワイン好きのリヨン日記。

France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

日帰りでジュブレ・シャンベルタンに行ってきました。ジュブレ・シャンベルタンに行くのは初めてです。
今回は2件、ドメーヌ訪問もしてきました。


村のロータリー。雰囲気ありますね。


4月の畑。


葉がついて、これから成長するというところ。

畑を見ていると本当に癒されます。ワインも好きですが、やっぱり葡萄ができる過程も含め、好きです。



1件目の訪問先はDomaine des Valloilles。なんでもスイスから移り住んでドメーヌを立ち上げたとのこと。
日本にも輸出されているようです。
所有する畑はクロ・ド・ブージョとシャルム・シャンベルタンを含む7つ。ヴージョ以外はジュブレと生粋のジュブレの造り手。しかも、村名より上のクラスしか造っていないようです。

マダムがお相手をしてくださったのですが、色々と話をしてくださいました。
Gevreyは当初Givryだったとか、これをかのナポレオンが改名してGevreyになったのだとか。それからクロ・ド・ベーズのBazeは僧侶の名前だとか。ワインの地名や名前に関する話はいくらでも出てきますね。


カーヴ内。

1er Cru Chanponnetの樽


Clos du Meix des Ouches 2008


Clos des Varoiies V.V 2006



Grand Cru Charms-Chambertin 2008

試飲アイテムは
① Champonnet 1er cru 2008(写真なし)
② Clos du Meix des Ouches 2008
③ D. des Varoilles V.V  2006
④ Grand Cru Charms-Chambertin 2008

ここでは樽試飲はなし。

全体の印象としては硬いです。このドメーヌはどうやら最近よく見られる造り手のようにすぐ飲めるようなワインは造っていないようです。あと、10年待ったらどうなるか、そんな期待を抱きたくなるワイン。

短く試飲コメント
①サクランボやフレーズの香り。丸くてフレッシュな果実味を感じる。アフターがスパイシー。

②明るめのガーネット。カシスが全面に出てくる。酸が高めで骨格がしっかりしている。やはりスパイシー。

③香りは甘く、ややアニマル香。革の香りもあるが、全体としてはフローラル。酸がしっかりしており、骨格がしっかりと組まれている。やや細めでスタイリッシュな印象で、エレガント。スパイシー。

④まだまだ若々しいガーネット。胡椒などのスパイス、カシスのニュアンス。口に含んだ瞬間にこれまでに試飲したワインとは含んでいる成分が全く違う事がわかる。ややタニック。余韻は他のワインに比べて非常に長い。飲んだ瞬間に全くの見頃ではなく、長熟するとわかるワイン。


こうやって飲み比べることは大事ですね。特にシャルム・シャンベルタンははやりグランクリュ。贔屓目なしに、ブラインドで飲んだとしてもその違いがわかるくらいの差がありました。

全体的なドメーヌの指向としてはクラシックないわゆる教科書通りに近いジュブレの造り手なのでしょうか。
今飲んでもその良さがわかりにくいため、おそらく今買って飲んでも十分に楽しめないだろうなという個人的な印象でした。


さて、次は日本人が造るあのドメーヌに行ってきます


 
 知り合いの方からのお誘いで、スイスワインなどを買い付けに行っている方が主催するワイン会に参加してきました。

この方、スイスやフランス全土に渡り小さいドメーヌを中心に周りワインや、その土地のチーズや食品を買い付けているとのこと。スイスワインは初めてなので、楽しみです。ちなみにスイスにも行った事がありません。


テーブルセット


アペリティフ①


スイスの手作りのお菓子だそうです。見た感じも食べた感じも日本で言う、ゴーフレットのクリームなしのような感じ。
軽い食感で、香ばしく、ややハーブの香りがします。軽くて
アペリティフに良いです。


アペリティフ②

アペリティフからフロマージュです。Tete de moine その名も僧侶の頭という意味で、スイスのチーズですが、17世紀からあるジュラ地方のフロマージュらしいです。

微妙な力加減で削っていきます・・・




花びらのようになりました。

塩分が結構あり、中々濃厚。でも、香りにくせもなく、非常に食べやすい。なるほど、こういうフロマージュはアペリティフ向きなんですね。




Domaine Henri Cruchon Morges Grand Cru 2008

アペリティフに合わせたワインはスイスのワイン。Chasselas シャスラ。スイスで一番広く栽培されている品種です。
ある資料によると、フランスでもアルザスやロワールでも栽培されていたようです。ドイツ、イタリアでも少量栽培されていたようですが、現在は主にスイスでワインに使用されているようです。

いつの資料かわかりませんが、92%がスイス、5%がドイツで、3%のみフランスとの情報も。いずれにしても、初体験です。ところで、ラベルにグランクリュと書いてありますが・・・?

色はやや濃いめのイエロー。香りは複雑ではなく、バニーユや乾いた草のニュアンス。やや微発砲で、糖が高めでイメージは真ん丸。ですので、酸は低め。余韻が長めで、ややエグ味が余韻とともに口の中に残ります。フロマージュとの相性は良いですね。

フランスのグラン・クリュとはほど遠いですが、これはこれで美味しいワインかと。ただし、ワイン単体では糖が高めで飲み飽きてしまうような気がします。


レ・マン湖産のフェラン(fume)

スイスは内陸のため一般的に魚を食すということはあまり聞かないのですが、レ・マン湖で魚が取れるのですね。それを薫製に。薫製にはブナを使っているらしいです。

このフェランという魚、マスに似たような食感。柔らかく美味しいです。




Pierre Preieur&Fils Sancerre Les Monts Dames 2010

合わせたワインはサンセール。ドメーヌのページによると、3つのテロワールの説明が。
Les Terres Blanches: 骨格と複雑さとリッチさを与える
Les Caillotes: ライムストーンや石からなる土で、フルーティーさを生み出す。
Les Silex: ワインに肉厚さ、ワインにスタイルとブーケを与える。

このキュベは平均樹齢30年、テロワールはテール・ブランシュで造られているとのこと。

薄いレモンイエロー。ミネラリーな香りに、柑橘系、シレックス、そして仄かにペトロールっぽい香り。味わいは柑橘系主体で、縦に伸びる酸、そしてフレッシュ。

他のキュベと飲み比べてみないとわからないですが、コメントからすると、上記の3つのテロワール、どれにも当てはまりそうですね。

フェランとの相性は無難によろしいです。薫製のスモーキーな香りをワインの柑橘が包みます。単純に檸檬を少しふっても良いのではないかとの意見も。


グリエール Gruyere 32ヶ月熟成。

スイスのフロマージュもあまり食べないのですが、これは伝統的な方法で造ったフロマージュとのこと。
なんでも、400kgのミルクから、最終的にフロマージュになるのは40kg!! 2800mの標高で造っているらしく、フロマージュを担いで街まで運ぶんだとか。なんだか、アルプスの草原が見えてきそうです。
因に、熟成環境は10℃の湿度80~90%と、ワインよりも難しそうな環境で熟成させるらしいです。

興味深い事に、25ヶ月熟成のものと食べ比べたのですが、若い方が色が濃く、熟成期間が長い方が色が薄く(白く)なるということでした。なんでかは聞忘れてしまったな。


イノシシの毛で洗うんだとか。

このフロマージュ、フランスで言うBeaufortに近いものだと思います。このフロマージュに関しては塩分が強く、濃厚。Beaufortやコンテが好きな人にとってはたまらないフロマージュですね。これは美味しいです。

Pino Gris

これに合わせたのは、ピノ・グリ。半甘口です。
色はイエロー・ゴールド、アロマは林檎。口に含むとそこまで甘さを感じません。どちらかというと、力強く、スパイシーさを感じるワイン。

グリエールとの相性は良いですね。ワインの力強さとスパイシーさがグリエールの濃厚さと、塩分とのバランスを保ちます。

Clos de la Perichere Graves 1998

久々のボルドー。
リムはややピンク~オレンジになりかけ、熟成がかったルビーをしています。
香りは胡椒、なめし革、ベジタブル、アニマル、そしてミントが少々。
味わいはスムース、透明感のある味わい、ハーブやスパイスも少しのっています。 

60% メルロー、40% カベルネとのことですが、個人的にはちょっと弱いかな。感じました。
ボルドーは熟成こそが魅力と勝手に思っているのですが、熟成してからこそワインの真価が見えるような気がします。




これもa la maison手造りのジャンボンとのこと。味はそこまで特別でもなかったですが・・・


Domaine La Garrigue Vacqueryas 1999

南ローヌ、Chateauneuf de Pape の隣のバケラス。つまり、グルナッシュ主体のワイン。日本ではバケラスって全然聞かなかったですが、こちらでは結構好まれて飲まれます。

濃いガーネット、アニマル、黒糖、スパイス、そしてカシス、味わいはパワフル、10年以上経っていますがややタニック。

スイスのワイン、赤も試してみたいですね。ガメイやピノノワールが多いそう。フロマージュもやはり美味しいので、この辺りも探索していきたいと思います。



ドメーヌ・トロティエのアンジョールージュV.Vを開けました。ドメーヌから直接買ったもの。

アンジョーのこのドメーヌはトゥールとナントのちょうど真ん中、アンジェ(Angers)の南に位置するようです。

ドメーヌの情報によると、カベルネ・フラン40%とカベルネ・ソーヴィニヨン60%のセパージュ。
デキャンタ誌でシルバーを取ったシールが貼られています。と言っても、全くどういう評価内容なのか知りませんが・・・








リムがややピンクがかるガーネット。
カシスやブルーベリー、プルーンなどを中心とする甘い香り、フラン由来と思われる独特の湿った土っぽい香り。黒胡椒がのったスパイシーな香りもします。
口に含むと、黒系果実とやや高めの酸で口の中を占めます。ややタニックですが、スタイリッシュでエレガンスも感じます。

マイナーなアペラシオンですが、良く造られていると思います。
因に、ここはロゼも、白も造っているのですが、白の品質も高いです。

ロワールのこういうローカルなワインを気軽に楽しむのも良いですね。

久々にサンジョセフ。とうとうこのステファン・モンテのサンジョセフも最後になってしましました。
例外なく早飲みなんですが、如何に・・・








1989年ヴィンテージが最初のヴィンテージとのこと。Cuvee du Papyとついていない下級キュベもあるのですが、選択的に良い畑から造っているのが、このキュベ。
若くして飲むのであればカラフェで2~3時間開けておいてね。と書いてありますが、そんなことはしません。その代わりに抜栓自体は早めに済ませておきました。




濃いめのガーネット。
フレンチオーク由来と思われるバニーユ、土、カシス、ブルーベリー、無花果、そしてややアニマル香。香りがどんどん出てきます。これくらい香りが出てくると期待してしまいます。
口に広がる果実味。これぞシラーと言わんばかり。香りと一貫して土っぽく、スパイシーさがありますが、エレガントな仕上がりになっています。このエレガンスさは南ローヌと比較できる点ではないでしょうか。最後に独特の苦味がありますが、ネガティブではないものです。



この日はブッフ・ブルギニオン




レシピはPuligny-nさんのものを参考にさせていただきました。
ただし、食材はお肉屋さんのブッフ・ブルギニオン用のお肉、ワインはカオールのワイン(これはあまり美味しくないワイン)。
出来映えは上々。ですが、もう少し煮込みたかったです。こちらで売っているブッフ・ブルギニオン用の肉って、通常の牛肉よりはるかに価格が安いのですよね。これって、かなりいらないところ(焼いても食べにくい)を売っているのでしょうか。

伝統的にはシャロレー牛を使うらしいですが、実際のところ、余った肉にいらないワイン(飲み残したワインとか?)をいれてごった煮したのがブルゴーニュに根付いただけではないかと、勝手に推測。兎に角、いつでもフランスの牛肉は赤身しかないので、煮込みも時間が必要です。

ワインとの相性は悪くありません。あとは素材の問題でしょうか。
ブルギニオン自体はブルゴーニュの料理ですが、サンジョセフなどの北ローヌとのワインとも合いそうな気がします。



更新がすっかり滞っています。
日本は新年度、消費税の増税、STAP細胞・・・笑っていいともの終了と、中々忙しそうです。

さて、先日のニュイサンジョルジュのサロンで購入したフェヴレイのモンタニーを開けました。

ドメーヌのページによると、ラベルのDomaine DE LA FRAMBOISIEREというのは、コートシャロネーズの4つのAOC、すなわちメルキュレー、ジヴリー、リュリー、そしてモンタニーの特徴的なテロワールを表現するために別のワインとして確立するために立ち上げたドメーヌとの事。
最も、vignobleを借用し始めたのは1933年(メルキュレー)なので、歴史的にはそんなに新しくはないようです。

フェヴレイのドメーヌ指向が見え隠れするようです。



新しいラベルとのこと。個人的には嫌いではないですね。



若い色を呈する薄めのイエローグリーン。
白い花、涼しげなミネラルを纏う香り、フレッシュなハーブ、そしてややスパイスのニュアンス。
味わいは酸が高めで檸檬、グレープフルーツなどの果実味があり、高めのトーンですがバランスは良いです。

ミネラリーな味わいはモンタニーの標高と、石灰岩土壌から由来するものでしょうか。

リュリーと言い、マイナーなアペラシオンですが、コートシャロネーズも注視すべき地域でしょうか。


4月は日本の年度初め。ということで、リヨンから日本に帰国される方も周りにいらっしゃいます。

そんな中の1人のFさんが帰国されるということで、自宅に残っているワインを振る舞ってくれるとの事。

帰国する時の一番のネックが荷物の問題。特にワインの輸送は結局高コストになり、断念する方が多いようです。

ということで、食べるものなどを持ち寄り、ワインを飲みながらわいわいするのがフランス流(?)。
ワインのコメントは記録していなかったので記憶に残っている範囲で。。



テーブルセッティング。人数が多いのでテイスティンググラスで。



本日のラインナップの一部。右から2本目のワインは先日のマラソン大会の記念品。'Special Cuvee'と書かれながらヴィンテージが書いてないのです。ある意味スペシャルキュベ。

コートロティやイタリアで買い付けたバローロなど豪華なラインナップ。個人的にはあと何年も待ったら美味しいワインもありそうでしたが・・・仕方ないですね。


開始のシャンパーニュ。お、これはサロンで買ったやつですね。


ピュイイ・フイッセ。

開始のシャンパーニュもフュイッセも美味しかったです。どれも早飲みなのでしょうが、状態は申し分ないので、外れるわけはありません。なんせドメーヌから直接買っていますから。



エマニュエル・ダルノー、クローズエルミタージュ

これも、ドメーヌで直接買ったものだとか。我が家でもヴィンテージ違いで最近飲みましたが、良い出来ですね。重心は低すぎず、高すぎず。クローズエルミタージュって、サンジョセフやコートロティとなんか比べると軽いので杯が進みやすく危険です。


久々のサンテミリオン

久々にボルドーを飲みました。勝手にボルドーは熟成しないと魅力がないと思っているのですが、このワインもまだタンニンがちょっと粗くギスギスしていました。個人的にはまだ待ちたいところです。

バローロ。ヴィンテージは2008。

ネッビオーロも熟成すると素晴らしくなります。こうして飲んでみると、やっぱりバローロはバローロ。ブルゴーニュでもなくボルドーでもなく、イタリアのワインですね。こうやって飲んでみると再認識します。バローロも全く生産者はあまり知らないですが、良い生産者はたくさんいそうです。

この後も、ギガルのコートロティなど他のボトルも続きました。06のギガルのコートロティは柔らかく飲み頃。コートロティになってくるとエレガンスさが出てきます。


仕事終わりの平日でしたが、結構ワイン開きまして、F氏、お世話になりました。そして、ワインごちそうさまでした。
忘備録的ですが、とても楽しい夜になりました。


マラソン大会のあと、ニュイ・サン・ジョルジュからボーヌに移動しました。すっかり陽も落ち良い感じに。



マドレーヌ広場に面する道路。

やっぱりボーヌは好きですね。ブルゴーニュの村はなんとなく落ち着きます。ボーヌはディジョンに次ぐ都会ですが、それでも田舎の雰囲気が出ています。こういう雰囲気は中々パリやリヨンでは味わえません。

ディナーはマドレーヌ広場に面するブラッスリー、LE BELENAで。

ディナーのMenuは16.9€からリーズナブルに食べれます。

Entreのポタージュ。キャロットとスパイスの効いたやや濃厚なポタージュ。



ALAIN GUYARD GEVREY-CHAMBERTIN 2008


初めて飲む造り手でしたが美味しかったです。ジュブレながら、柔らかく、果実味たっぷり。やや重心が高めでバランスが良く美味しかったです。



メインのPoulet(鶏肉)と付け合わせのジャガイモ。ソースは失念。

ブラッスリーながら、この値段でこれだけのクオリティですと満足です。流石ボーヌといったところでしょうか。


安いムニュの方のメインのBœuf (牛肉)



ブルギニオンコースの牛肉。大きい。




2本目です。

グロは安定感があり、安心して飲めます。ボーヌで飲むのだから状態が良いのは当然だと思いますが、ブラッスリーでこのくらいのワインを置いてくれていると嬉しいですね。今飲んで美味しいです。


デセール

ブラッスリーながら全体的に満足です。特別なものはありませんが、外れもなくこういうブラッスリーを知っておくと困ったときに行けますね。一方で、リヨンのボキューズ系のブラッスリーと比べるとまた雰囲気が全く異なります。

楽しいボーヌの夜となりました。

ブルゴーニュのニュイ・サン・ジョルジュに行ってきました。
と言っても今回はドメーヌ訪問でも観光でもなく、タイトルの通りマラソン大会に出場するためです。

知り合いの日本人の方から声をかけて頂き、人生初となるマラソン大会をワインの聖地、ブルゴーニュで果たしたというわけです。
とは言っても、普段走り慣れていないので、今回は10kmのコースに参加。10kmと言っても中々長いです。

このマラソン大会、ニュイサンジョルジュの畑から走り始めて、ヴォーヌ・ロマネ村を抜けて、Chateau du Clos Vougeotで折り返し帰ってくるといコース。グランクリュの名だたる畑の脇を走るわけで、ワインラバーにはたまらないコースです。


10kmコース。切れていますが、南がニュイサンジョルジュ、ヴージョとの間にヴォーヌ・ロマネ村が。


10kmコースの参加者は1200人程度。ハーフマラソンも同時に開催されていますので、こちらも参加者が同程度。ブルゴーニュの小さな村にこれだけマラソンのために2000人以上集まるのは、珍しいでしょうね。

この日はフランスの各地で大気汚染により、ガスが出ている状態でした。おまけに寒い。吐き出す息は白く、早くスタートしたい気持ちでいっぱいでした。


ゼッケン。スポンサーがついてるんですね。


写真の奥に列が見えます。


いざ、スタートすると、いやいや、スタートまでに時間はかかるし、畑の中を走っていくので、当然道は狭いです。
スタート~3kmくらいまでは大混雑。

仮装して走るランナー。


3月のニュイサンジョルジュの畑。


最初は畑の中を走っているので「ああ、ワイン畑の中を走るなんて良い経験だなあ」とか、思っていましたが後半はそんな余裕もなくヴォーヌ・ロマネのグランクリュなんて目を向ける余裕もなく

畑なので思ったよりアップダウンが激しく体力を消耗しました。こういう練習もしておかないとダメですね。



・・・なんとか、完走しました。トップは30分台と、かなり速いです。

マラソン大会のあとはニュサンジョルジュ村の中で試飲会。マラソン大会参加者は入場料が割引になります。






実のところ、あまり期待していなかったのですが・・・そこは流石ニュイサンジョルジュ。




おお、フェヴレイが。


試飲アイテムは
Montagny(B)
Puligny Monrachet 1er cru Champ Gain(B)
Mercuray(R)
Nuits St Georges 1er cru Aux Chaignots(R)
Clos de Vougeot(R)

フェヴレイは赤が良いと思っていましたが、モンタニーとピュリニーモンラッシェの作りが良かったです。
ヴージョは硬いかと思っていましたが、今でも飲める状態。やはり割とすぐ飲めるように作られているのかなあ、という印象。しかし聞いてみると10年くらいは待った方が良いとのこと。



レシュノー。


試飲アイテムは
Chorey-Les-Beaune
Chambol Musigny
Vosne Romanee
Nuits St Georges 1er cru Les Damodes
Nuits St Georges 1er cru Les Pruliers

説明を受けましたがLes Damodesが村から北、Les Pruliersが南に位置する、畑の位置としては全く逆なんですね。(おそらく)当主のレシュノーさんに説明をして頂きましたが、良い人でした。「(飲んでいた)2011年は難しかったですか?」と尋ねたところ、「2010年も、11年も12年も難しかったよ。天気や自然との付き合いだからね。」と。近年は難しい年が続いているようです。

美味しかったのはヴォーヌ・ロマネ。良く出来ています。今でも美味しい。個人的にはLes Damodesより、Les Pruliersが好きでした。Damodesの方がよりパワフルでややスパイシーな印象。Pruliersはよりエレガントでスタイリッシュ。



そしてラルロ。

試飲アイテム
Nuits St Georges Blanc
Nuits St Georges Village Le Petit Arlot
1er cru Petit Plets (Monopol)
1er cru Clos des Forets St Georges


ニュイサンジョルジュブランはフローラルで丸くふっくらした味わい。誰にでも受け入れられそうな作りです。MonopolのPetir Pletsが美味しかったです。バランスが取れていて、良い作り。


他にもロベール・シュバイヨンや他多数のニュイサンジョルジュの造り手が参加していましたが、マラソン後にテイスティングも楽ではなく、もっと時間をかけて回りたかったです。


でも、ワインの聖地で充実した時間を過ごす事ができました。

日本に帰国される方からのお誘いで、一緒に食事に行ってきました。普段はレストランに行かないので誘ってでももらわないと外に出ません(美食の街なのに・・・)。

今回選択したのは前から気になっていたAlexというレストラン。パール・デューからメトロ1駅もしくはトラムT4で北に少し行ったBrotteauxという駅の近くにあります。この辺りは3つ星レストラン、ポール・ボキューズ傘下のブラッスリーl'Estや、ジョルジュ・ブラン傘下のle splendidなどがあり、レストランがひしめく地域です。

8時からの予約でしたので、近くのバーで1杯飲んでからお店に向かいました。もう、リヨンは結構暖かくなっていて、この日はテラスで。こういうところはフランスの良いところです(フランス人は皆テラス好き)。




外観


この看板があるお店は最悪の事態は免れられる・・・はず。


店内はモダンで落ち着いている雰囲気。


我々が到着したころは1組カップルがいただけでしたが、この後は流石に満席。子供もいましたが、基本的には大人の空間。カジュアルながらも崩れすぎない店内。


店内は3人のサービス(全員女性)とシェフ。土曜日の夜に訪問したのですが、お店もそんなに広くないし、この人数で回っているのでしょう。

ディナーですが、menuは30€から。今回はこれをチョイス。

entre, platは選択肢は2種類ずつ。最後にfromage blancか、dessert。デセールは選択肢が多く力を入れているのでしょうか。


シャンパーニュ。あまり冷えてなかったな。



アペリティフのバケット、サラミ、オリーブのペースト。

子牛のリエット。

この子牛のリエットは中々美味しかったです。周りの点はバルサミコ酢。評判の通り一貫して味付けはやや濃いめ。でも、しつこすぎるわけでもなく、許容範囲でした。普段、豚のリエットばかり食べている我々には新鮮でした。



Entreのパテ。レンズ豆と家禽のフォア。周りはジャンボンブランでロール。






シューキャベツのクリームとサーモンのスライス。タラマと一緒に。

パテはやや独特の香りがありましたがレンズ豆の食感がアクセントを生み出していて美味しかったです。クリームは濃厚。サーモンとタラマとの相性がよく、味は濃いめながらこれも美味。





ワインはローラン・コンビエのクローズ・エルミタージュ'12

本当はサンジョセフ辺りをいきたかったのですが、なぜか半ば強引にこれにしなさい!とばかりにこのワインを薦められました。まあ、良い造り手なので良いですが・・・ワインは香り高く、今飲んでも美味しいです。若いですけどね。でも、この辺のワインは早飲みできるように作られているような気がします。




メインの鴨。干スモモシードルを使ってとろ火で煮込んだもの。キャロットのムースと一緒に。


これも柔らかく美味しかったですが、感動するまででもなく。メインで感動するってなかなかないなあ。でもプルーンも添えてあり、ムースと絡めて食べたり、プルーンと一緒に食べる事で異なる味わいが楽しめます。ワインとの相性は良いです。


タラのパイ包み。メイス入りバターソース。




デセールのチョコのパイ包み





シャンパーニュやらワインやら、余計なものを頼んでしますと高くなってしまいますが、夜でこの値段は良心的だと思います。ランチの方がコスパが良さそうなので、次回はランチに訪問したいですね。



エマニュエル・ダルノーのmis en boucheを開けました。すっかりリヨンから南のワインばかりです。
見つけたfact sheetによると14の区画から葡萄を収穫しているとのこと。100%除梗し、コンクリートタンクにて発酵。
バーガンディーバレルで12-14ヶ月熟成。

このキュベは若い木の区画からのセレクションで、リリースされたらすぐに飲めるように作ることを目指し、果実味が豊かなワインで飲みやすく、そしてビストロなどで(カジュアルに)楽しめる、というのがコンセプトのようです。年間生産数7000本。

一方で、フラッグシップのles trois chênesは古い木から収穫された葡萄を使用。熟成には新樽、1年目2年目のバーガンディーバレルを使用。名前の「3つのオーク」はヴィンヤードにたっている異なる3種類のオークが由来だそうです。ソフトで、スタイリッシュ、そして魅惑的なワインというのがコンセプト。年間13000本生産。







濃いめのガーネット~紫。
開栓後はシラーに見られるアニマル香、スパイス、カシス、プルーン、ブラックベリー、ナツメグ、そして清涼感のあるハーブ系の香り。
口に含むとスパイシー、果実味が豊かです。しかし、冷たい印象をもたせるミネラル感と乾いた印象が与えられます。この辺りはやはり北ローヌの土壌のせいでしょうか。

フラッグシップではないとは言え、今飲むにはこのキュベが美味しいのかも知れません。ややスパイシーな辺りもスパイスを軽くふってシンプルにソテーしたラムやポークなんかともいけそうです。いや、ラムだったらサンジョセフの方が良いかも知れませんね。


クローズエルミタージュは最近ますます好きになってきました。ローヌは南より断然北贔屓な我が家でございます。