スイスワインとチーズ | ワイン好きのリヨン日記。

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France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

 
 知り合いの方からのお誘いで、スイスワインなどを買い付けに行っている方が主催するワイン会に参加してきました。

この方、スイスやフランス全土に渡り小さいドメーヌを中心に周りワインや、その土地のチーズや食品を買い付けているとのこと。スイスワインは初めてなので、楽しみです。ちなみにスイスにも行った事がありません。


テーブルセット


アペリティフ①


スイスの手作りのお菓子だそうです。見た感じも食べた感じも日本で言う、ゴーフレットのクリームなしのような感じ。
軽い食感で、香ばしく、ややハーブの香りがします。軽くて
アペリティフに良いです。


アペリティフ②

アペリティフからフロマージュです。Tete de moine その名も僧侶の頭という意味で、スイスのチーズですが、17世紀からあるジュラ地方のフロマージュらしいです。

微妙な力加減で削っていきます・・・




花びらのようになりました。

塩分が結構あり、中々濃厚。でも、香りにくせもなく、非常に食べやすい。なるほど、こういうフロマージュはアペリティフ向きなんですね。




Domaine Henri Cruchon Morges Grand Cru 2008

アペリティフに合わせたワインはスイスのワイン。Chasselas シャスラ。スイスで一番広く栽培されている品種です。
ある資料によると、フランスでもアルザスやロワールでも栽培されていたようです。ドイツ、イタリアでも少量栽培されていたようですが、現在は主にスイスでワインに使用されているようです。

いつの資料かわかりませんが、92%がスイス、5%がドイツで、3%のみフランスとの情報も。いずれにしても、初体験です。ところで、ラベルにグランクリュと書いてありますが・・・?

色はやや濃いめのイエロー。香りは複雑ではなく、バニーユや乾いた草のニュアンス。やや微発砲で、糖が高めでイメージは真ん丸。ですので、酸は低め。余韻が長めで、ややエグ味が余韻とともに口の中に残ります。フロマージュとの相性は良いですね。

フランスのグラン・クリュとはほど遠いですが、これはこれで美味しいワインかと。ただし、ワイン単体では糖が高めで飲み飽きてしまうような気がします。


レ・マン湖産のフェラン(fume)

スイスは内陸のため一般的に魚を食すということはあまり聞かないのですが、レ・マン湖で魚が取れるのですね。それを薫製に。薫製にはブナを使っているらしいです。

このフェランという魚、マスに似たような食感。柔らかく美味しいです。




Pierre Preieur&Fils Sancerre Les Monts Dames 2010

合わせたワインはサンセール。ドメーヌのページによると、3つのテロワールの説明が。
Les Terres Blanches: 骨格と複雑さとリッチさを与える
Les Caillotes: ライムストーンや石からなる土で、フルーティーさを生み出す。
Les Silex: ワインに肉厚さ、ワインにスタイルとブーケを与える。

このキュベは平均樹齢30年、テロワールはテール・ブランシュで造られているとのこと。

薄いレモンイエロー。ミネラリーな香りに、柑橘系、シレックス、そして仄かにペトロールっぽい香り。味わいは柑橘系主体で、縦に伸びる酸、そしてフレッシュ。

他のキュベと飲み比べてみないとわからないですが、コメントからすると、上記の3つのテロワール、どれにも当てはまりそうですね。

フェランとの相性は無難によろしいです。薫製のスモーキーな香りをワインの柑橘が包みます。単純に檸檬を少しふっても良いのではないかとの意見も。


グリエール Gruyere 32ヶ月熟成。

スイスのフロマージュもあまり食べないのですが、これは伝統的な方法で造ったフロマージュとのこと。
なんでも、400kgのミルクから、最終的にフロマージュになるのは40kg!! 2800mの標高で造っているらしく、フロマージュを担いで街まで運ぶんだとか。なんだか、アルプスの草原が見えてきそうです。
因に、熟成環境は10℃の湿度80~90%と、ワインよりも難しそうな環境で熟成させるらしいです。

興味深い事に、25ヶ月熟成のものと食べ比べたのですが、若い方が色が濃く、熟成期間が長い方が色が薄く(白く)なるということでした。なんでかは聞忘れてしまったな。


イノシシの毛で洗うんだとか。

このフロマージュ、フランスで言うBeaufortに近いものだと思います。このフロマージュに関しては塩分が強く、濃厚。Beaufortやコンテが好きな人にとってはたまらないフロマージュですね。これは美味しいです。

Pino Gris

これに合わせたのは、ピノ・グリ。半甘口です。
色はイエロー・ゴールド、アロマは林檎。口に含むとそこまで甘さを感じません。どちらかというと、力強く、スパイシーさを感じるワイン。

グリエールとの相性は良いですね。ワインの力強さとスパイシーさがグリエールの濃厚さと、塩分とのバランスを保ちます。

Clos de la Perichere Graves 1998

久々のボルドー。
リムはややピンク~オレンジになりかけ、熟成がかったルビーをしています。
香りは胡椒、なめし革、ベジタブル、アニマル、そしてミントが少々。
味わいはスムース、透明感のある味わい、ハーブやスパイスも少しのっています。 

60% メルロー、40% カベルネとのことですが、個人的にはちょっと弱いかな。感じました。
ボルドーは熟成こそが魅力と勝手に思っているのですが、熟成してからこそワインの真価が見えるような気がします。




これもa la maison手造りのジャンボンとのこと。味はそこまで特別でもなかったですが・・・


Domaine La Garrigue Vacqueryas 1999

南ローヌ、Chateauneuf de Pape の隣のバケラス。つまり、グルナッシュ主体のワイン。日本ではバケラスって全然聞かなかったですが、こちらでは結構好まれて飲まれます。

濃いガーネット、アニマル、黒糖、スパイス、そしてカシス、味わいはパワフル、10年以上経っていますがややタニック。

スイスのワイン、赤も試してみたいですね。ガメイやピノノワールが多いそう。フロマージュもやはり美味しいので、この辺りも探索していきたいと思います。