N,Yなう! g-ton(元nobodyknows)インタビュー!!!<その1> | ●club buddha/shiva 

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名古屋の老舗クラブ「club buddha」&クラブ系モダンバー「SHIVA」のプログ。 

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「Life is Journey!!」名古屋から飛んで飛んでBrooklyn N,Y!!
横分けラッパーg-ton(元nobodyknows)に連載ロングインタビュー!!!


●突然の帰国、びっくり! 横分け(髪)だし(笑)、で、楽しかったですか?

g : あっというまの二週間でしたが、沢山の人に逢えて楽しかった~。しかも会う人会う人知ってる人ばかりでちょっとテンパリました。こちらは横分けだし、おまけにみんな日本人だし。。。

●流行の髪型だねー、ロックっぽいけど、最近ではどんな音楽を聞いてますか?

g : 韓流に乗り込んだ感じでしょうか(笑)。音楽は何でも聴きます。エレクトロやダンスミュージックが好きですが、最近はBrooklyn発のインディーロック系やインプロビゼーション系、エクスペリメンタル系に興味があるようです。家では相変わらずアンビエントな感じが多いですが。

●N.Yに住んで2年、もう慣れましたか?

g : 街には慣れてきましたね。今はBrooklynのwilliamsburgに引っ越しましたが、その前はマンハッタンのチェルシーという流行のclubが多いゲイタウンに住んでて、キラキラした所から隠れ家のような所まで、とにかくどこへ行っても人が多く多人種で、陽気に飲んで騒いで踊りまくる感じでしたね、やってる事は世界中同じでしょうがチョイスの幅や、クオリティー、そこに集まるクレイジーな人々がNYの特徴ですかね。

しかしマンハッタンはレントが高いので飲食などの物価が高く、遊びだすと財布からお金が飛んでいきますよ。

●永住権は得られるの?

g : VISAは...こっちにいる外国人はみんな悩む問題ですが...なんとかなると信じてます(笑)。

●シバでの3次会、外国人を挟んでゴットンの友人達が英語での会話中、全く英語を話してなかったとのことですが(笑)。やっぱ適当っすか、英語は?

g : What!ミーはちゃんとネイティブな相づちかましてたはずですよ~(笑)。ってね! まあ適当っすね。

●英語でg-tonが歌うってのも何だか面白いと思うのですが、リリックとか英語で書いたりしますか?

g : しません...まだ。

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●で、新居はどうですか?...食べ物、ファッション、音楽とかどんな感じですか?

g : 自分的にはブルックリンのほうが住みやすいですね。建物はローライズだし、観光客もいないし。僕の住んでるBedford駅のあたりは、若いアーティストやヒップスター、やり手の外国人が多く、20代~40代くらいで、活気があります。

cafeやbar、clubもたくさんあるし、マンハッタンより規制が厳しなく、気楽に遊べるし、火を使ったパフォーマンスとか、ボーリング場とダンスフロアーが一緒になってたり、色んなキワドいパーティーがたくさんあります。

大物アーティストもちゃんと来ますよ。そして昼は犬や、ベビーカーとともに散歩が気持ちよ~く出来ます。この辺の若い子のファッションは80’Sぽい感じかな?高価なものや流行より、自分らしさが映える街ですね。

ちょっとカッコいいヤングホームレスとかもいます(笑)。

音楽はもちろん何でもあり。ハウステクノヒップホップはもちろんサルサからサイケトランス、PUNKロック、エレクトロからJAMからカラオケ大会までも。とにかくみんな外出が好きみたいですね。

結局、マンハッタンと同じく財布からお金が飛んでいきますね。

●みんな言ってるのはg-ton食通になったよなーってことですが?

g : 確かにNYに来て俄然食の幅は広がりました。

例えばステーキとかも熟成された赤身なので、A5霜降り和牛なんかよりあっさりして美味しいし、お国柄やレストランにより味付けや、付け合わせが違うので探究心はとどまる所を知りません。

最近の肉ヒットは、近所のアルゼンチニアンです。意外にシーフードのほうが高価ですが、今話題のギリシャ料理屋ではいつもドラードという魚の塩焼きを食べます。レモンとオリーブオイルだけですが、バツグンです!



あと日本以上においしい寿司屋も高いけどあります。他にも色んな国の美味しい料理や、オーガニックロウフード、安いベンダーなどあるので財布とお腹と相談です 。アメリカは食べ物おいしくない説がありますが、NYに限れば違って、スーパーも充実してて、野菜やスパイス等は何でも手に入るし、日系スーパーだと赤味噌、きしめんとかも買えます。

●さすがN.Y!!舌も極上にしてくれますねー、で、音楽イベントとかは?

g : 最近はインプロ系のジャムバンドのライブに行く事が多いですね。

何故ならがっつり音楽で楽しませてくれるからです。 来る奴らもいい感じのヨレ具合。深い時間になると笑気ガスの入った風船売りが現れたりもします。8月のジョーンズビーチでのPHISHのチケットも取れたのでゴキゲンです。

NYの夏は毎週野外イベントがあります。公園、空き地、美術館、博物館、船上、ビーチ、ホテルの屋上、アイツん家の屋上などなど。だいたい無料か$5くらい。他の州や、NYの上の方ではフジロック級のフェスもいっぱいあります。3、4日やって大物ぞろいなのでいい値段しますが。。。

誘われて気になってるフェスは、6月テネシーでやる「Bonnaroo」、7月カナダ、ケベックでの「eclipse」とか。勢いあればヒョイっと行っちゃえます。

●家の屋上とは...立地条件違い過ぎますねー、あと、酒もハードなモルトとか飲むようになったよね? 他にはどんな場でどんなお酒を飲みますか?

g : 食事の時はワインか日本酒です。Barとかでは何でも飲みますが、銘柄を選べるのがイイですね。ビールもスピリッツもウィスキーも。ベルギービールが好きです。グレイグースウォッカも。

内緒の話ですが、クラブは酒が高いので(shot $12とか)、ウィスキーの小瓶を隠し持っていったりします(コーラだけ買ったり)。buddhaでは適正価格なのでそんなことしませんが(笑)。

●酒飲まない若者に一言

g : 売り上げにご協力を。

●そっちでは酔っぱらっちゃうとどうなるの?

g : とにかくこっちは踊りますね。さらにヨレヨレで外人相手に幼稚園並みの語学力で挑むので違う領域で楽しんでると思います。ちなみに眼ではいつも脱がしてます(笑)


25歳の時のG-TON @club buddha

●バァハ(笑)じゃーちょっと過去を振り返って、音楽遍歴を含めてラッパー始めたきっかけをお聞かせ下さい。

g : 小学校の時へヴィメタから洋楽、中学でパンク、ハードコア、中3の時サイコビリーナイトで、初めてclub UPPERに行き、高校でハヤッセンとかとスケボーしながらレゲエ聴いたり、オリールーや、p.h.fron(ex.MICROPHONE PAGER)、ゴリGと遊びながらHipHopを聴いて、そして金山サウンドベイで吉田さんと知り合い、今池カラーズでは多くの先輩にも会ってくうちにclubカルチャーの洗礼を受けました。

ハードコアOiバンドもやってましたが、ラガマフィンゴーゴーズや、ビートキックスのスタイルをみて、これだ!ラップはオリジナルの自己表現をマイク1本で一人称で完結でき、その場にいる人たちを楽器も使わず湧かす事が出来るんだ!と。んで、吉田さんのイベントなどでマイクを持ち始めました。

その後、男イズム感になんか疲れ、ふらっと入ったソウルバー「TOP'S」でDJしてるmitsuさんに偶然出会いました。

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●ブッダの先輩でツイギーがいます。彼からの影響はありましたか?

g : ツイギーさんからめちゃくちゃ影響をうけてます。あんまり恐れ多くてしゃべった事ないですが。RAPPERとして影響受けたのはツイギーさんのみです!!

●当時、坊主頭のマチャコは怖かったですか(笑)?

g : 逆にエロいんだろ~な~と(笑)。高校、大学とスキー部だったのでスキーに連れて行かなければと思ってました(笑)

●クラブはどこに行ってましたか? 

g : buddha,w.b,dacota,rushとかtext、a-clubなど色々、新栄、東新町、栄あたりに、家も近いので毎晩のように行ってましたが、もう忘れはじめてますね。

buddhaみたいに続いててくれないと。

しかし自分が若い頃マイク持ってたイベントはほとんど坊主男子のみで、コアたけど、広がりを感じませんでしたが、HAZUさんから誘われ、トコナ、イコール、ドロンとおれとO-tinooger(音韻王者)というユニットとして、外タレの前座や、カミナリ家族、桂さんのイベントなどに出演していき、いろんな人や音楽に出会っていく事が出来ました。が、そんな中、私はある重要な事に気づいてしまったのです....。

●それは何ですか?

g : 自分は性格からしてハードコアな男ではないなぁと。もっと楽しくそして自由で身の丈にあった表現やスタイルの方がイイなぁと。

それでオーリールーと、ドロンとCipher Mazeを結成してもっとソウルフルで、メロディー感のあるユニットとしてbuddhaなどで活動をはじめました。



そんな中、なぜかACO「DROP ft.g-ton」という形でsonyからメジャーリリース。

そしてcipher mazeも音韻王者recordsから12incが出て、ちょっとrapに本気感が出てきましたが、色々あってcipher mazeは解散。ちょうどその時、ミツさんとムラカミーゴさんがRUSH the undergroundを統括するというので、週末のサイドMCとして一緒にやろうと言われ2年くらいタダ酒飲まさしてもらいました。

B-BOY達からは空白の2年間と言われてたそうですが、実は、行列のできるクラブでたくさんの色んなお客さんを湧かす事に成功していたのであります。これがnobodyknows結成へと繋がっていったのでありんす。



●やがてミツ君と出会いnobodyknows結成!ファーストアルバム「Do You Know?」50万枚の大ヒット!! 紅白出場!!!....この時期を振り返ってお金持ちにしてくれたミツ君に一言どーぞ?

g : ありがとう。そして金貸して。だって人間ですもの だもの。 by みつヲ

●何それ(笑)....過去の自身の作品で最も好きな曲名は何?

g : 適当キャラですが、帰る家が欲しいのでメジャーデビュー曲「家々」にしときます。当時クラブでも野外のパーティーでも酔っぱらっていたのを思い出します。

●nobodyknows脱退した時、ファンは悲しみました彼等に一言どーぞ?

g : 「死ぬ」以外はすべてかすり傷です。<続く>

●g-ton twitter http://twitter.com/bazuyuki


●club buddha&SHIVA 名古屋市中区新栄1-5-25第2Mビル2F (052)252-5778