お盆だということを忘れてしまうほど、平常運転の我が家。息子は夏期講習があるし、夫は仕事だ。ただ、採卵後一週間ほど、私の立ちくらみがなかなかおさまらなかった為、息子の塾の送迎を夫がかなり手伝ってくれた。
錆びついた缶詰をこじ開けるように昔の記憶を辿り、息子の数学に付き合う夏。連立一次方程式を行列で解く方法などそもそも身につけていなかった気もする。
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夫が昨日、何かのテレビ番組に出る時の資料準備で大学時代の写真を漁っていたら、コレを見つけたらしい。
デニムのジャケットを羽織っている背番号12が私であり、反対側にいる99番が夫である。この時の夫はおそらく今より13キロほど軽い。夫と私はソフトバレーのサークルの同期であり、この時はただの友達だった。
夫の家で同期10人ほどで集まって宅飲みした時、みんなで鍋を作って食べた。明け方までみんなで飲んだくれて、しゃべり疲れて雑魚寝して目が覚めると、
「朝ごはんだよ♡」とエプロン姿の夫が、「茄子の煮浸し」と「朝粥」の鍋を目の前に運んできたのは衝撃的だった。夫を嫁に貰いたい、と思った(笑)。
今はちょうど茄子の美味しい季節なので、
「ねぇねぇ、新鮮な茄子があったから買ってきたよ。」
とフラグを立てるつもりで何度か言ってみるが、夫の耳には一向に届かぬようだ。
あの頃の夫、どこ行った。
↑自分で作った、怒りのひき肉と茄子の味噌炒めw。