君がこうして隣に居るだけで
世界が何となく
輝いて見える

結構歳も重ねたし
相当辛い事もあった
くすぐったい感情なんて
もう 遥か遠い陽炎

最初からこうなるって
もし 予想が出来ていたなら
こんなにも切ない思いは
忘れたままだった

「あのね、」
今日は何かあった?
聞いてやるから
全部話して
僕が知らない君を
もっと教えてくれよ

鼻に付く
君の香り
舞い上がる思考を
必死に押さえる

すぐに終わってしまうかもしれない
君が我に返ればその瞬間
僕の運の尽き
それでもいい 今、幸せなら

考えなくて良いよ、僕の事は
君が気儘に歩く道を
君が転ばない様に
傍について一緒に歩くよ

帰りたくなったら帰れば良い
それで君が幸せなら
僕は黙って見送るよ






ねぇ
僕は少し後悔してるんだ
君の幸せそうな顔を
見る瞬間に

冗談だと思ってた
君の胸の内側に
触れた時

だって彼女はもう
鳥籠の中だから

解き放ってもきっと
良い事なんて何もない
近くに居れるなら
そんなの……今だけ

もっと愛しくなるよ、
もっと切なくなるよ、
もっと欲しくなるよ、
喉のヘリに突っかかって
胸が軋んだ

それでも君は
辛い運命を選んだ

毎日が幸せそうで
今が楽しいって
そんな君を見てたら
これで良かったんだと
辿る道が見えてる君に
諭された気がして
僕はやっぱり
ねぇ、少し後悔したんだ





僕はまた嘘をついた
応援してるなんて
本当は只の傍観者

めんどくさいんだ
人の恋路なんて
どうなろうが
君らの勝手だろう

今日はやけに風が
優しくて何だか
やるせないよ

僕はまた嘘をついた
できる限り力になるなんて
思ってもいないのに

慰めて欲しいのは
君より僕の方だ
二人の間で
板挟みが辛い

今日は特に
星が綺麗で何処と無く
切ないよ

本当は素直に
喜んだり悲しんだり
だけど出来ないよ
どちらか選ぶって
酷な選択なんか

味方になれば
裏切りが生まれる
どうしようもないね

大切な君と、
大事なあの子の
小さな恋路に
ちょっと寄り道

話聞いて鼻で返事
聞いてんだか
聞いてないんだか
そんな僕に君は
有り難うと言って笑った

只見てるだけだった
はずなのにどうして
こんなに胸が傷む

今日は何故か
帰りたくないから
しょうがないから君に
付き合ってあげよう

しょうがないから今夜だけ
付き合ってあげよう