絡まった糸
今年に入って ミクシィで知り合った人とずっとメッセージを交換していた
とある日 なんだか切羽詰まったようなメッセージがきた
大好きな僕にこんなことしか思いつかなかったと 電話番号が書かれていた
躊躇した
けど 電話してみた
電話に出たその人は 泣いていた
それから 毎日メールのやり取りと ほぼ毎日の電話をするようになった
そして 昨日その人と初めて会ってきた
ジブリ美術館に行って お茶して カラオケに行った
夜の8時を回っていた
「あっという間ですね あっという間ですね もう帰らないといけないんですね もう帰らないといけないんですね」と言うその人
そして 僕が乗らないといけない電車の駅まで送らせてほしいと言われ
送ってもらった
その電車は1駅のところで その人が乗る電車と繋がっていた
なので その人はそこまで一緒に行くといって 一緒に乗り込んだ
一緒に乗って 隣に座って その駅に着いた
その人は席を立って 降りようとした
ドアの前で 名残惜しそうにしていた
鳴り響くベルの音
そして ドアが閉まった
(゚∇゚ ;)エッ!?
その人は降りていなかった
驚きを隠せない僕。。。
その人は「次の駅で引き返します」と言った
次の駅に着いた
「あっという間です」というその人
そして
また 同じことが。。。
「ほんとに次の駅で引き返します」というその人
そして。。。
「帰りたくない」というその人。。。
たぶん 僕はとても困った顔をしていた
3つ目の駅で ようやくその人は降りた
電車の中で 「今日はありがとうございました」メールを打つ僕の手は震えた
僕は とても悪いことをしてるんじゃないかって罪悪感を感じた
そこまでしてもらうほど 僕の気持ちは その人に追いついていない
想われるということが こんなにも辛くて 胸が苦しくなることだとは思っても居なかった
僕の罪悪感は それだけが原因ではない
一年以上ずっと片思いをしていた人が居た
その人を想っていたほど その人を想えるのか そんな気持ちもあった
そして
僕には 気になる人が居た
その時 その人が自分の心に居たことを実感してしまった
でも 気になる人は とても遠い存在
僕が通う学校の講師なのだ
とても現実味が無い
だから
そして 振られてもずっと片思いをしていたひとを諦めようとしていたから
その人に飛びつこうとしていた僕
いろんなことが 絡まった糸のように 僕の頭あの中でグルグルとしている
なんだか ほんとに苦しい
その人にとっては もう僕は付き合ってる人という存在のようなのだ
その人を 付き合ってる人と言えない僕。。。
だけど 今までのような関係がなくなるのは とても寂しい
振るよりも 振られるほうが楽だと思う僕。。。
僕は とてもずるいことをしている。。。
そんな罪悪感と自己嫌悪が とても苦しい
弟*:.。o○o。.:*。o○o。.:*。o○o。.:*2
手術中 無情にも 手術室の前に新聞記者が押し寄せた。。。
どこで この情報をかぎつけたのか?
どうして この病院だと知ったのか?
どうして ここが手術室だとしっているのか?
やりきれなかった
手術が終わって 医師の説明を受けて 弟に対面した
説明を受けても 対面する前までは どこかしら期待するものがあった
いや 期待したかった
弟は 笑って「大丈夫だよ」って言うんじゃないかって
弟に対面して 愕然とした
見る影も無く 変わり果てた姿
外傷はほとんど無いのに
体の傷といったら 擦り傷くらいなのに
いくつもの点滴をつけられ 心電図計をつけられ 呼吸器をつけられ
グッタリと横たわっていた
目も開かない。。。
言葉を失った
母は 手を握り 「Kちゃーん」とすすり泣く
父は ただ手を握る
僕は どうしていたのだろう?
覚えていない
遠巻きに 弟を見て 遠巻きに父と母を見ていたのだろうか?
面会時間は ほとんどなかった
だけど なにがあってもいいように その日は病院に泊り込んだ
翌朝一番で 父方の伯母達に連絡をした
すぐ 来てくれるということだった
「少しでも食べたほうがいいよ」と 前日買ったマックを父と母に差し出したが
誰一人として 食べることが出来なかった 僕を含めて
朝になって 伯母が来てくれるとのことだったので 僕は自宅で待機することになった
そして 父が僕を家まで送る 車内で
「お母さんには言えないけど、もう駄目だろうな」とつぶやいた
胸が押しつぶされそうになった
家で一人で待機していた
怖くて 怖くてしかたなかった
心細かった
一人で 泣いて泣いて泣いた
泣きつかれて 少しだけ眠ることが出来た
そこへ 伯母達がやってきた
伯母達と 病院に向かった
弟と対面した 伯母達は 言葉無く 涙をこぼしていた
病院では 自分でも驚くほど冷静に 状況を見ている自分が そこに居た
その日の新聞の 地方版に 小さく記事が載っていた
記事には
「○○さんの長男が 道路に飛び出して重症」と載っていた
怒りがこみ上げた
あの道路で 飛び出すということは 自殺に等しいからだ
前の車についていくだけで あっという間に80キロをこえる
それでも追い越していく車はたくさんいる
しかし 後に分かってくることだけれど
事実の捏造は これだけではなかったのだ
許せない!
この間 発見した加害者について 母と話をした
母はどう思っているのか問うた
母は「もう 関わりたくない」と言った
しかし
自分は 絶対に許すことが出来ない
加害者は 一度も見舞いにも来ず 一度も謝罪にも来なかった
そして
ホームページを出して 自分の開業したクリニックを宣伝できるほど 罪の意識が微塵も無いのだ
ホームページを出したら うちの家族に見つかるかもしれないとか そういうこと全然考えていない
完全に もう 過ぎ去った過去として
人一人の人生を奪い その家族の人生を狂わせたという事実から目をそむけ
自分の犯した罪は 無かったことにして
のうのうと 普通の生活を送っている
自分の罪を悔いて 反省して生活しているのなら まだ許せる
しかし
そんな様子は微塵も感じられない
絶対に許すことができない!
医者にも その話をした
それで どうしたいのか聞かれた
どうしたらいいのか そんなこと わからない
ただ 弟の姿を見せたい
加害者が 自分がどんなことをしてしまったのか自覚して欲しい
罪を背負って生きて欲しい
ただ このまま 何事も無かったかのように生きていく加害者が許せない!