弟*:.。o○o。.:*。o○o。.:*。o○o。.:*2 | closed-noteさんのブログ

弟*:.。o○o。.:*。o○o。.:*。o○o。.:*2


手術中 無情にも 手術室の前に新聞記者が押し寄せた。。。


どこで この情報をかぎつけたのか?


どうして この病院だと知ったのか?


どうして ここが手術室だとしっているのか?



やりきれなかった



手術が終わって 医師の説明を受けて 弟に対面した



説明を受けても 対面する前までは どこかしら期待するものがあった


いや 期待したかった


弟は 笑って「大丈夫だよ」って言うんじゃないかって



弟に対面して 愕然とした


見る影も無く 変わり果てた姿


外傷はほとんど無いのに 


体の傷といったら 擦り傷くらいなのに


いくつもの点滴をつけられ 心電図計をつけられ 呼吸器をつけられ


グッタリと横たわっていた


目も開かない。。。



言葉を失った



母は 手を握り 「Kちゃーん」とすすり泣く


父は ただ手を握る


僕は どうしていたのだろう?


覚えていない


遠巻きに 弟を見て 遠巻きに父と母を見ていたのだろうか?



面会時間は ほとんどなかった


だけど なにがあってもいいように その日は病院に泊り込んだ



翌朝一番で 父方の伯母達に連絡をした


すぐ 来てくれるということだった



「少しでも食べたほうがいいよ」と 前日買ったマックを父と母に差し出したが


誰一人として 食べることが出来なかった 僕を含めて



朝になって 伯母が来てくれるとのことだったので 僕は自宅で待機することになった


そして 父が僕を家まで送る 車内で


「お母さんには言えないけど、もう駄目だろうな」とつぶやいた


胸が押しつぶされそうになった



家で一人で待機していた


怖くて 怖くてしかたなかった


心細かった


一人で 泣いて泣いて泣いた


泣きつかれて 少しだけ眠ることが出来た



そこへ 伯母達がやってきた


伯母達と 病院に向かった



弟と対面した 伯母達は 言葉無く 涙をこぼしていた



病院では 自分でも驚くほど冷静に 状況を見ている自分が そこに居た




その日の新聞の 地方版に 小さく記事が載っていた


記事には


「○○さんの長男が 道路に飛び出して重症」と載っていた



怒りがこみ上げた


あの道路で 飛び出すということは 自殺に等しいからだ


前の車についていくだけで あっという間に80キロをこえる


それでも追い越していく車はたくさんいる




しかし 後に分かってくることだけれど


事実の捏造は これだけではなかったのだ