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教員日誌

中学校教員、日々の実践の振り返り、反省、諸々
自分が振り返るための実践記録ですが、ご意見いただけたら嬉しいなぁ

「教員は夏休みがあっていいですね」

よく言われる言葉です。


確かに夏休みはうれしいですね。

先に誤解がないように言っておきますと、長期休みは、子どもが休みだから教員も休みなんてことはありません。

私もお盆13~16日以外での休みは三日です。一般企業の方々はお盆もなく働かれている方もいるので、まだ恵まれていると思いますが。


特に春休みは平日より忙しいことが多いです。


それではなぜ夏休みがうれしいのか。

子どもが来ない期間だからです。


これもまた誤解がないように言っておきますが、子どもが嫌いだから会いたくないとかそういうわけではありません。


この期間に、たまっている事務処理や、子どもたちがいる時間にはできない仕事ができる機会です。

二学期の計画を練ったり、授業の準備や構想を立てたりできるのもこの期間です。


基本的に一つ一つの授業を考えるのは前日の夕方(まぁ当日の朝にあわてて考えているときもありますけど・・・)なのですが、大きな単元の構想をじっくり考えられたり、新しい試みを計画したりできるのって、子どもたちが来ない期間です。


だからこそこの期間はありがたいですね。

会合やら部活動やらで実質使える時間はそう多くはないのですが、こうやって記事を書く余裕だって生まれます。


できるだけたくさん書きたいなぁと思いつつも、普段は仕事以外でパソコンの画面を見る元気も残っていないですから・・・





たとえば、三角定規や、分度器を使って、角度を測る。

小学校の算数では、教科書にも具体的な操作を通して学習することが多く書かれている。


発達段階もあるのだと思うが、大人でも、頭の中だけで考えるより、メモや具体的なものを使って考えた方が思考も深まりやすい。


具体物を通しての解

計算等の思考での解


計算を考えなくても形式で解ける
と、段階をふんで思考を深めていくのだと思う。
以前は、段階はふまなくてもよいと考えていたのだけれど、エレベーターのように、途中を飛ばして登っていくと、使える知恵にならないと考えるようになった。











二枚目の画像の問題を解くやり方を

いくつ思い浮かべられるだろうか?


子どもたちの出した答えのパターンは

①すべて分度器で測ってみる。

②直線のところは180だと計算せずに、頂点の部分だけ測る。

③三角形の内角の合計が180度なので、180×4


大雑把にこの三通りの方法が出てきた。

細かな表現の違いはあるけど、この細かな表現の違いも大切にすることで、自分の考えという意識が持てる。


ただ単に、問題の答えを求めているだけだと、どれか一つのやり方で満足して、他の可能性を探らない。

できるだけ、自分の意見を持てる授業をしていきたいと思う。


これは他の誰も思いつかないだた一つの考えでなくても、自分はどの考えに近いのかでもいい。

客観的にみて、30人が30通りの考えを持つことは難しくても、30人が自分の考えだと自覚を持てる授業をしたい。


まぁ・・・まだ道のりは遠そうなのだけれども・・





初任者だったころは、算数って結構簡単だなぁって思っていた。

それは、自分の中に、算数は、問題さえ解ければよい。


算数=トレーニング


という考えが大きかったからだ。


だから、正直、授業で子どもたちが意見を発表する場面を作るといっても、答え合わせをしているだけだった。

最も効率的な解き方の形式を示して、あとはその形式で問題が解けるようにひたすらトレーニングすることが、いい授業だと思っていた。


驚くことに、かなりベテランの教員でも、算数や数学の授業はトレーニングだと考えている人がいる。


もちろん、学習したことを確実に身に着けるために、トレーニングの要素もある。授業の時間の中でトレーニングの場面を作ることもやっているし、家庭学習もそのためにやっている。


しかし、約30人の人間が集まって授業をやるのは、トレーニングで競争させることが目的ではない。

最短距離で答えにたどり着く考えも、遠回りをする考えも、教科書に書いてある解き方も、他の単元の考えを使っている解き方も、様々な考えを出し合うことを目的としている。

自分なりの考えをもてること、多様な考えを出し合えること、それを理解しあえること・・・


問題を効率的に解くことは、はっきり言って学校で集団で学ばなくても、身に着けることはできる。


学力という言葉の中身を、出された問題を効率的に解くことだと考えている人、もっというと、学力はテストの点数が取れることだと考えている人が、多くいるのではないかと思う。


だから、全国学力テストの結果があれほど気にされるのではないかと思う。