ワインのしみぬき | クリーニングかんだ&メルモ  不入流(いらずりゅう)の師範 3代目奮闘記

クリーニングかんだ&メルモ  不入流(いらずりゅう)の師範 3代目奮闘記

東京杉並区・世田谷区で創業60年以上のクリーニングかんだ・クリーニングメルモを営む3代目の経営や技術(しみぬき・洗い)等についてのお話。ご相談も承ります。

皆さんこんばんは。今日は、山梨出張から帰ってきました。明日も頑張ります!

見学等盛り沢山だったので、その様子は後日投稿します!

さて、本題へ。

しみぬきの依頼があったのでご紹介します!

白い綿ブラウスにワインのシミです。画像を見て頂くと分かるように細い糸を使用しているのが分かります。

同じ綿でも糸はより白く、より細く長いほど高級綿となります。

このブラウスも糸の太さ、白さ、アフターで載せていますがデザインなどを見て、高額品ということがわかります。

今回はシミが付きクリーニング店へ依頼しても取れなくて着ていなかったと言う事でワインのシミの色がすでに茶色くなっています。
ワイン自体の色が酸化をして変化しているということですね。
 
取れにくくなる、と書いてきましたが取れないわけでありません。







少し見にくいのですが、before写真です。

時間が経てば経つほどどんなシミでも取れにくくなっていきます。ワインは含まれているタンニン成分が繊維に結合してしまうと大変です。

タンニンとは何か?は、後日アップします。

でも、付いてから数年とか長い時間が経過し色が変化しても結合までしていないものもあります。(シミの取れ具合から判断)

どんな条件で結合するのか?とかはわかりません。
実際に染み抜きをして初めてわかります。

ワインでもお茶でもコーヒーでも、渋みを感じる成分がタンニン(ポリフェノール・カテキンなど)です。

どんな製品についたシミでも言えることですが取れるものは取れますし取れないものは取れない、だからしみ抜きも何もしていない段階でいくら聞かれても、お答え出来ない場合もあります。(後日、担当者からご連絡致しますが)


当店では、お客様のお気持ちを汲み取り努力は致します。

今回のように、白い綿ブラウスなどについた場合、染み抜きで取っていくか、復元加工をするのかを判断します。

染み抜きでお受けする場合、シミ部分のみ処理をしていきますのでその他色がくすんできた、他にしみがある場合、改善することはありませんが、新品同様の場合は水洗いによる風合い変化を出すことなくシミを取る事ができます。

復元洗いは全体を洗いながら、全体をシミ抜きしていく、と言う方法です。
広範囲に付いている場合、シミ以外の色のくすみ改善、その他にあるシミも取る事ができたり、目立たない程度まで薄く出来たりします。

1箇所ずつ染み抜きしていくほうが大変な場合もあれば、復元洗いすることで仕上げ修復のほうが大変になる場合など、お洋服によりどこに手間がかかってくるかも変わってきます。

シミ抜き代金が一律に出来ない理由です。

デザイン、素材により金額は変わってきますので、正確なお見積り、シミの取れ具合などは、現物を見てシミ抜きテストをしたあとにお見積金額を出させていただきます。



after写真。



after写真。→全体

不入流の師範が施す魔法のしみぬき・復元加工が出きるお店。10年以上前のシミも落とせる技術をもっています。染色補正も出きるお店。

当店では、郵送・宅配便でのクリーニングやしみぬき等を受付けております。一味違うクリーニング・しみぬきをお試し下さい。

また、下記のアドレスでしみぬき相談を行っております。

Cl_merumo_kanda_hanjow@yahoo.co.jp

杉並区・世田谷区で創業60年以上クリーニングかんだ・クリーニングメルモ

本社:杉並区下高井戸1-9-10

電話:03-3325-3315

当社のホームページ

http://www.sprasia.com/tv/user/clkanda/menu

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