ニッチな世界
梅雨が明けた割にはイマイチな空模様。
さて自分は多趣味なので
どれも中途半端な感は否めませんが
割合、細く長く続けているのが多い。
そんな中でも自然のフィールドへ
飛びこんで歩きながら
写真を撮るのは2006年から継続中。
雨でも出かければ良いのですが
1日雨ともなれば大人しくしています。
ふと思ったのですが
今時はいつでもどこでも
スマホで簡単に写真が取れますから
もはやいわゆるカメラで撮影する人は
あまり見かけません。
そうなるとスマホ以外での写真という
趣味自体が稀有な存在になりつつある。
山登りもマイナーとまでは言わないけど
少なくとも私の周りには数える程度しか
嗜む人は居ない。
そこへ、わざわざカメラを持って行き
人が寝ている間に夜空を撮影したり、
小さな花や虫と格闘したりというのは
常人からは奇行に見えるのかもしれない。
もう完全な自己満足の世界である。
中でも最近は虫を撮ることが多くて、
これに特化したデジカメも売っていますが
私はあえて古典的なスタイルで撮っています。
四苦八苦した挙句に虫は
万人に好かれる被写体ではない。
でも、そこには肉眼では見えない世界が
広がっていて、これがカメラ所以たる
成せる技術とその意義の一つでもあります。
暗雲立ち込める休暇でも隙があれば
近所の森へ赴きニッチな趣味に興じています。
少し前に会社でお世話になっている
プロカメラマンの白松氏と話す機会があって
最近は野鳥撮影にはまっていると伺いました。
商業写真家がプライベートで野鳥とは意外です。
フォーサーズかテレスコでも使っているのかと
思ったら、フルサイズ機で勝負していると。
なるほどなぁ、そこはとても共感できる。
易きに流れないその拘り、さすがプロ。
趣味ですからやりたいようにやるのが一番ですし。
器は違えど私にも譲れないモノがありますので。
まぁ、偉そうなことを書いていながら
しばらくしたら違うことを言ってるかも。
サキキリの幼虫。
マメコガネの交配。
キンケハラナガツチバチ。
寛ぎを邪魔されて逃げるクモ。
ベニシジミ。