今回の李大統領の行動とパフォーマンスは、日本に対するSOSなのではないだろうか?
今回の領土問題で一番注目しているのは、アメリカはどう出るかですが、予想どうり中立でいる。竹島問題に関して言えばアメリカが一言言ってくれれば問題は解決する。
しかし中立でいる事は何を意味しているかすぐに分かる。日本と韓国を対立させる事は米英流の植民地統治政策であり、アメリカの二枚舌外交が竹島問題の根源である。
しかし尖閣問題や北方領土問題は別であり、アメリカは尖閣は安保の範囲内と言っているし、北方領土は日ソの話し合いで解決しようとしたら、アメリカは沖縄を返還しないと圧力をかけてきた。
日本とロシアの領土交渉は日本がアメリカの植民地である限り解決のつかない問題だ。日本とロシアが平和条約が結ばれない事はアメリカにとって利益になる。
領土問題でよく言われているのは、鳩山総理がアメリカとの関係を壊したからと言うのは関係が無い。ロシア、韓国、中国が一斉に領土問題を仕掛けてきたのは、中国や韓国の経済大国化とアメリカのリーマンショック以降の経済的衰退で、米中の軍事バランスが崩れて生きているからだ。
特に中国の軍事力の近代化で空軍力や海軍力をつけてきて、中国近海ではアメリカは太刀打ちが出来なくなっている。
米中の経済・軍事バランスの変化は韓国や台湾などに特に影響が現れるのであり、中国は韓国やロシアと連携して圧力をかけてきたと見るべきだろう。最近では台湾も尖閣は台湾のものと言い始めている。既に韓国と台湾は経済的に中国無しでは成り立たなくなっており、経済は空洞化して工場はみんな中国本土にある。だから戦わずして韓国と台湾は中国の属領になっている。
残されたのは日本であり、アメリカとの関係を深めれば大丈夫と言う意見は現状を知らなすぎる。
アメリカは中国と戦争をするつもりは無い。ロシアに対しても同じだろう。アメリカは目立たぬように戦力を撤退させているのであり、在日米軍基地も実戦部隊は無い。三沢のF16の部隊も本土に撤退するし、沖縄の海兵隊もグアムに移転する。しかし基地は残しておいて日本を永久的に植民地にしておくつもりだろう。
在日米軍基地は日本を守る為ではなく日本を管理する為のものであり、思いやり予算で基地の維持管理まで日本の費用でやってくれるのだからアメリカとしては笑いが止まらない。それだけ外務省や防衛省がアメリカとの関係を維持しようと必死なのですが、日本にとってプラスなのだろうか?
韓国や台湾は米中のバランスの変化に敏感に反応して中国寄りの姿勢を強めている。
アメリカとの関係を親密にしていれば日本は安泰と考えるのはお人好しであり、冷戦時代の感覚であり、アメリカはかつてのような超大国ではない。
中国はアメリカの弱点をよく知っており「超限戦」戦略でアメリカを追い込んで行く。アメリカは民主国家であり大統領や連邦議会議員を利権や買収するのは簡単であり、キッシンジャーやブレジンスキーも買収されてしまった。
韓国の李大統領がはっきりと中国よりの姿勢をはっきりさせてきたのはアメリカの動きに対応したものであり、ブレジンスキーの新著を読み直せば中国やロシアが日本に対して包囲網をかけてきたかが分かる。
ブレジンスキーはカーター大統領からオバマ大統領にいたる民主党政権の外交顧問であり、ブレジンスキーがアメリカの外交戦略に大きな影響を与えてきた。その新著を読めば韓国や台湾はアメリカに見捨てられる事がわかる。自前で核武装するか中国の核の傘に入るかということであり、韓国や台湾は中国の核の傘に入ると言う事なのだろう。
ブレジンスキーは次のように言っている。「韓国は、中国と日本の間で選択を迫られることになるだろう」と述べた。「中国の地域的優位を受け入れ、核武装した北朝鮮の手綱を握るため、さらに中国に依存するか、または平壌や北京による侵略に対する懸念と民主的価値を共有する日本と、歴史的反感に堪えながら関係を強化していかなければならない」
と書いていますが、今回の李大統領の行動とパフォーマンスは、日本に対するSOSなのではないだろうか?
なぜ李大統領は十分に分かっていたはずなのに天皇に対する侮辱発言をしたのか? この戦略的な意味が分かる日本の戦略家はいないようだ。現状の日本では韓国や台湾が中国の支配下に入ることは避けられない。中国に対抗できる国はアジアでは日本しかなく、日本が核武装して中国を封じ込める事はアジア諸国やアメリカにとってもプラスだろう。それがブレジンスキーが考える戦略なのでしょうが日本は能天気で動かない。
ブレジンスキーは「韓国は中国と日本の間で選択を迫られる」と書いていますが、韓国人は中国を選ぶか日本を選ぶしかない。単独の核武装はアメリカも中国もやらせないだろう。その前に経済的に潰されるからだ。李大統領のSOSは何を意味するのかと言うと、竹島をめぐる日韓の武力衝突で韓国は負けることで日本の支配下に入る事をアメリカは考えているのではないだろうか? つまり第二次日韓併合だ。
と言っても植民地支配するというのではなく日韓軍事同盟のようなものであり、韓国や台湾はとても一カ国では中国に対抗できない。
だからブレジンスキーは日本を核武装して韓国と台湾を中国から守れと構想しているのかもしれない。
しかし中立でいる事は何を意味しているかすぐに分かる。日本と韓国を対立させる事は米英流の植民地統治政策であり、アメリカの二枚舌外交が竹島問題の根源である。
しかし尖閣問題や北方領土問題は別であり、アメリカは尖閣は安保の範囲内と言っているし、北方領土は日ソの話し合いで解決しようとしたら、アメリカは沖縄を返還しないと圧力をかけてきた。
日本とロシアの領土交渉は日本がアメリカの植民地である限り解決のつかない問題だ。日本とロシアが平和条約が結ばれない事はアメリカにとって利益になる。
領土問題でよく言われているのは、鳩山総理がアメリカとの関係を壊したからと言うのは関係が無い。ロシア、韓国、中国が一斉に領土問題を仕掛けてきたのは、中国や韓国の経済大国化とアメリカのリーマンショック以降の経済的衰退で、米中の軍事バランスが崩れて生きているからだ。
特に中国の軍事力の近代化で空軍力や海軍力をつけてきて、中国近海ではアメリカは太刀打ちが出来なくなっている。
米中の経済・軍事バランスの変化は韓国や台湾などに特に影響が現れるのであり、中国は韓国やロシアと連携して圧力をかけてきたと見るべきだろう。最近では台湾も尖閣は台湾のものと言い始めている。既に韓国と台湾は経済的に中国無しでは成り立たなくなっており、経済は空洞化して工場はみんな中国本土にある。だから戦わずして韓国と台湾は中国の属領になっている。
残されたのは日本であり、アメリカとの関係を深めれば大丈夫と言う意見は現状を知らなすぎる。
アメリカは中国と戦争をするつもりは無い。ロシアに対しても同じだろう。アメリカは目立たぬように戦力を撤退させているのであり、在日米軍基地も実戦部隊は無い。三沢のF16の部隊も本土に撤退するし、沖縄の海兵隊もグアムに移転する。しかし基地は残しておいて日本を永久的に植民地にしておくつもりだろう。
在日米軍基地は日本を守る為ではなく日本を管理する為のものであり、思いやり予算で基地の維持管理まで日本の費用でやってくれるのだからアメリカとしては笑いが止まらない。それだけ外務省や防衛省がアメリカとの関係を維持しようと必死なのですが、日本にとってプラスなのだろうか?
韓国や台湾は米中のバランスの変化に敏感に反応して中国寄りの姿勢を強めている。
アメリカとの関係を親密にしていれば日本は安泰と考えるのはお人好しであり、冷戦時代の感覚であり、アメリカはかつてのような超大国ではない。
中国はアメリカの弱点をよく知っており「超限戦」戦略でアメリカを追い込んで行く。アメリカは民主国家であり大統領や連邦議会議員を利権や買収するのは簡単であり、キッシンジャーやブレジンスキーも買収されてしまった。
韓国の李大統領がはっきりと中国よりの姿勢をはっきりさせてきたのはアメリカの動きに対応したものであり、ブレジンスキーの新著を読み直せば中国やロシアが日本に対して包囲網をかけてきたかが分かる。
ブレジンスキーはカーター大統領からオバマ大統領にいたる民主党政権の外交顧問であり、ブレジンスキーがアメリカの外交戦略に大きな影響を与えてきた。その新著を読めば韓国や台湾はアメリカに見捨てられる事がわかる。自前で核武装するか中国の核の傘に入るかということであり、韓国や台湾は中国の核の傘に入ると言う事なのだろう。
ブレジンスキーは次のように言っている。「韓国は、中国と日本の間で選択を迫られることになるだろう」と述べた。「中国の地域的優位を受け入れ、核武装した北朝鮮の手綱を握るため、さらに中国に依存するか、または平壌や北京による侵略に対する懸念と民主的価値を共有する日本と、歴史的反感に堪えながら関係を強化していかなければならない」
と書いていますが、今回の李大統領の行動とパフォーマンスは、日本に対するSOSなのではないだろうか?
なぜ李大統領は十分に分かっていたはずなのに天皇に対する侮辱発言をしたのか? この戦略的な意味が分かる日本の戦略家はいないようだ。現状の日本では韓国や台湾が中国の支配下に入ることは避けられない。中国に対抗できる国はアジアでは日本しかなく、日本が核武装して中国を封じ込める事はアジア諸国やアメリカにとってもプラスだろう。それがブレジンスキーが考える戦略なのでしょうが日本は能天気で動かない。
ブレジンスキーは「韓国は中国と日本の間で選択を迫られる」と書いていますが、韓国人は中国を選ぶか日本を選ぶしかない。単独の核武装はアメリカも中国もやらせないだろう。その前に経済的に潰されるからだ。李大統領のSOSは何を意味するのかと言うと、竹島をめぐる日韓の武力衝突で韓国は負けることで日本の支配下に入る事をアメリカは考えているのではないだろうか? つまり第二次日韓併合だ。
と言っても植民地支配するというのではなく日韓軍事同盟のようなものであり、韓国や台湾はとても一カ国では中国に対抗できない。
だからブレジンスキーは日本を核武装して韓国と台湾を中国から守れと構想しているのかもしれない。
科学教室 豪雨被害とかけて外来種排斥ととく、その心は?
科学教室 豪雨被害とかけて外来種排斥ととく、その心は?
「gougairaisyutdyno.218-(6:16).mp3」をダウンロード
毎年のように梅雨の終わりには豪雨被害が続き、そのたびごとに「記録的な」とか、今年は「過去に例の無いような」という修飾がつく。
日本人は忘れやすいと言われるけれど、「記録的」、「過去に例がないような」と言われる豪雨、たとえば今年の九州の豪雨はちょっと前の諫早、長崎などの雨に比較して、たった「2分の1かそれ以下」である。
でも、なぜ、それをNHKは報道せずに、被害に遭った人をテレビに出して「私の人生で初めてですね・・・」と語らせるのだろうか? これには国民が知らない大きな策略がある。
毎年、「記録的な」豪雨が降り、被害と犠牲者が出る。そして、国土交通省は「旧に復す」と言って元の危険な地形に戻し、気象庁は「定量的な数値を曖昧な表現にして防災ができなくする」という方向に熱心で、いつまで経ってもコンピュータによる予想を詳しく出して防災と提携しようとしない。
かくして毎年、被害がでると「旧に復し」、またしばらく経つと同じ規模の豪雨で工事をして儲け、そしてまた「旧に復す」事を続けている。つまり、旧に復するというのは「また災害に遭う」ということだが、その方が好都合な人が多い。人の命よりお金なのかも知れない。
・・・・・・・・・
このところ、すこしなりを潜めているが、「外来種の排斥」が盛んだったことがある。日本というのは大陸から少し離れているので、歴史的に見ると、時々外来種が入ってきて日本に定着する。オーストラリアやガラパゴス諸島ほど離れていないので、日本に完璧に独自の生物が住んでいるという訳でもなく、完璧に外来種と交配しているわけでもない。
それが日本列島の生物の多様性を産んでいる。食材でも、キャベツ、サツマイモ、唐辛子・・・外来種ばかりだ。また、日本の紅葉が世界でも色鮮やかなのは適当な外来種が入っているからである。
外来種というのは排斥できない。もしその種が日本の気候風土に合っていて競争力が強ければ残って、2,300年経つとすっかり「日本の生物」になる。だから生物学的には問題はない。このことは生物学者にも確認してある。
ところが、外来種排斥で一儲けしようとする人たちがいる。「日本で競争力のある」外来種に目をつけ、「駆除しなければならない」という世論作りをして、外来種排斥補助金を獲得する。実に巧みで、数年ごとにかなりのお金をせしめて外来種を駆除する。でも100%の駆除は行わない。100%駆除すると一回しかお金をもらえない。だから90%駆除する。
そうすると残りの10%がまた数年後に100にふえるので、また駆除するための補助金をもらえるというわけだ。
・・・・・・・・・
豪雨被害とかけて外来種排斥と解く、その心は「金」。
だから、これは科学の問題ではない。科学の問題ではないものを科学教室に持ち込むことが学校ではやっているけれど、やはり科学教室は科学の心で進めたいものだ。
中部大学武田邦彦
(平成24年8月18日)
「gougairaisyutdyno.218-(6:16).mp3」をダウンロード
毎年のように梅雨の終わりには豪雨被害が続き、そのたびごとに「記録的な」とか、今年は「過去に例の無いような」という修飾がつく。
日本人は忘れやすいと言われるけれど、「記録的」、「過去に例がないような」と言われる豪雨、たとえば今年の九州の豪雨はちょっと前の諫早、長崎などの雨に比較して、たった「2分の1かそれ以下」である。
でも、なぜ、それをNHKは報道せずに、被害に遭った人をテレビに出して「私の人生で初めてですね・・・」と語らせるのだろうか? これには国民が知らない大きな策略がある。
毎年、「記録的な」豪雨が降り、被害と犠牲者が出る。そして、国土交通省は「旧に復す」と言って元の危険な地形に戻し、気象庁は「定量的な数値を曖昧な表現にして防災ができなくする」という方向に熱心で、いつまで経ってもコンピュータによる予想を詳しく出して防災と提携しようとしない。
かくして毎年、被害がでると「旧に復し」、またしばらく経つと同じ規模の豪雨で工事をして儲け、そしてまた「旧に復す」事を続けている。つまり、旧に復するというのは「また災害に遭う」ということだが、その方が好都合な人が多い。人の命よりお金なのかも知れない。
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このところ、すこしなりを潜めているが、「外来種の排斥」が盛んだったことがある。日本というのは大陸から少し離れているので、歴史的に見ると、時々外来種が入ってきて日本に定着する。オーストラリアやガラパゴス諸島ほど離れていないので、日本に完璧に独自の生物が住んでいるという訳でもなく、完璧に外来種と交配しているわけでもない。
それが日本列島の生物の多様性を産んでいる。食材でも、キャベツ、サツマイモ、唐辛子・・・外来種ばかりだ。また、日本の紅葉が世界でも色鮮やかなのは適当な外来種が入っているからである。
外来種というのは排斥できない。もしその種が日本の気候風土に合っていて競争力が強ければ残って、2,300年経つとすっかり「日本の生物」になる。だから生物学的には問題はない。このことは生物学者にも確認してある。
ところが、外来種排斥で一儲けしようとする人たちがいる。「日本で競争力のある」外来種に目をつけ、「駆除しなければならない」という世論作りをして、外来種排斥補助金を獲得する。実に巧みで、数年ごとにかなりのお金をせしめて外来種を駆除する。でも100%の駆除は行わない。100%駆除すると一回しかお金をもらえない。だから90%駆除する。
そうすると残りの10%がまた数年後に100にふえるので、また駆除するための補助金をもらえるというわけだ。
・・・・・・・・・
豪雨被害とかけて外来種排斥と解く、その心は「金」。
だから、これは科学の問題ではない。科学の問題ではないものを科学教室に持ち込むことが学校ではやっているけれど、やはり科学教室は科学の心で進めたいものだ。
中部大学武田邦彦
(平成24年8月18日)
