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論理不整合003 熱容量と海洋性気候

論理不整合003 熱容量と海洋性気候

リサイクルが始まった頃、なんでこれほど近代科学で確立されたエントロピー増大の原理に反する行為を多くの学者が支持するのか不思議でたまりませんでした。

もちろん、学問は間違いを含み、それを訂正しながら進むのですが、学者ならエントロピーの増大の原理(分離のエントロピー、純度低下(不純物拡散のエントロピー)など)がリサイクルに限っては成立しないことを示すのが最初にやるべきことだからです。

宇宙が膨張を続けている間は、時間が元に戻らず、エントロピーが増大し続けるのは避けることができないからですし、人間の活動はまさに自らのエントロピーを下げるために外界の増大を伴うことだからです。

それでも「ゴミは分けると資源」などという非科学が社会に通っていったのです。節約は心の問題ですし、環境は科学が計算できるものです。それを利権派の誘導で、混同したようです。

地球温暖化問題が起きたときも、私はなんでこれほど近代科学を無視した話が出てくるのかと不思議に思いました。アメリカや中国などの大陸国の内陸部はともかく、日本のように四方を海に囲まれている国が大気の温度の上昇が気温の変化に結びつくはずもないからです。

物理学の初歩に「熱容量、熱バランス、伝熱」などがあります。物理学ばかりではなく、化学工学、材料工学、機械工学などあらゆる分野でこの基本的な学問は考慮されます。およそ技術者なら地球温暖化に疑問を持たないことはないでしょう。

大気中にあるCO2が太陽の反射光(長波長)を受けて振動し、その振動が窒素や酸素に移って2℃ほど上がったとします。そうすると海洋との間の平衡が失われますから、熱が大気から海洋に移動して海洋の熱を上げますが、水は空気に対して3500倍の比熱を持ち、かつ海水面から垂直方向で水温が低下しますので、大気で海洋を暖めることはできません。

また、地表の3分の2が海洋ですから、海洋から1000キロほど内陸に入らないと、海洋の影響を受けない状態にはならないのです。つまり、簡単に言うと、「地表の熱のほとんどは海洋の熱である」と言えます。

お風呂を沸かすのにお風呂場の空気を80℃に暖めても風呂は沸かないのですが、このことはCO2による短期間(100年、200年スパン)での気温上昇は難しいことを示しています。また日本のような海洋国家では、CO2のコントロールで気温に変化をもたらすこと自体、不可能です。

このような伝熱や熱容量の問題は、大学の物理で出題するなら計算は簡単に手でできる範囲であり、なにもスーパーコンピューターが出場するものではありません。

地球温暖化の問題は科学的な論理が不整合です。

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さらに、アメリカと中国はCO2をほぼ世界の半分、排出していますし、大陸ですからもっとも影響を受けやすいのですが、まったくCO2の削減を行っていません。これに対して、「アメリカと中国はバカだから」という理由が述べられますが、国際社会のおける日本の存在価値の低さからいっても、アメリカや中国より日本の外交がより深く戦略を練っているとは考えられません。

その意味では、地球温暖化は日本の田舎芝居(NHKに代表されますが)の様相が強く、到底、論理が通っているとは考えられないのです。現代の子供は、地球温暖化やリサイクルで利権を貪る人たちによって不景気になり、技術は停滞し、お金を配る政治がはびこり、将来の日本の夢を奪われているように感じられます。

中部大学武田邦彦
(平成23年11月23日)

「アフター5」の脱原発デモ 仕事終えた飛び入りも

tanakaryusaku

 「原発を止めるのに右も左もない」と筆者は言い続けてきた。経産省を訪れて同省前に根を張りつつある「脱原発テント」を撤去しないよう要請した民族派の新右翼が、今度は勤労者に配慮した。仕事が終わった後で参加できるようにと「アフター5の脱原発デモ」を催したのである。(主催:右から考える脱原発ネットワーク)
 21日午後7時、夜の帳がすっかり降り切った頃、デモは銀座・水谷橋公園をスタートした。
 神奈川県秦野市の男性(30代)は、午後5時に仕事を終えると電車を乗り継いで2時間かけて駆けつけた。東京北区の男性(30代・建設会社社員)は、仕事を5時30分までに片づけて銀座まで足を運んだ。
 デモ隊が銀座、数寄屋橋などビジネス街を練り歩いているうちに、参加者はしだいに増えていった。追っ付け加わった常連メンバーや飛び入りが次々とデモに合流したのである。
 デモの終着点でオヤジの聖地でもある新橋に着いた頃には、デモ隊の数は100人近くにまで膨らんでいた。スタート時の1・5倍である。

損なった日本人?・・・ある会館職員のにらむ目

損なった日本人?・・・ある会館職員のにらむ目

先日、名古屋である大手の会社の会館に行く機会があり、少し早く着いたのでロビーで座っていました。誰か背の高そうな男性がソファの方に歩いてきたので、つい見上げるとにらむような目で私を見ているのです。「なんだ、こいつ!」という感じでした。

それから数分後、私はその人が会館の受付係の一人であり、残りの二人の女性も同じように仏頂面をして接客のカウンターに座っていることがわかりました。営利を目的としているホテルなどで客にこんな顔をする人もたまにいるのですが、さすが大きな企業の会館だと感心しました。

もともと日本人というのがこんなにぶっきらぼうだったのか、それともほとほと生活に疲れてその精神的なストレスが顔にでているのか、もう少し陽気に勤めた方が本人も楽しいのにと可哀想に思いました。

暫くすると、その職員さんは威風堂堂、肩で風を切ってロビーを横切ると玄関先で腰に手を当ててあたりを睨んでいました。ちょうど、5時を少し回る夕刻で、私はその人のおかげで日本人というものの変化について考え、時間をつぶすことができたのです。

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江戸末期、多くのヨーロッパ人が日本を訪れたとき、ほとんどの人が「なんて陽気な民族なのか!」と驚いています。いたずらはする、笑い転げる・・・彼らの目に日本人(庶民)は、礼儀は正しいし、働き者なのに無邪気な国民に映ったようです。

今でも地方に行くと、客に対して情あつく迎えてくれるかつての日本人の面影をみることが多いし、都会の人より地方の人の方が日本人の良いところを残しているような気がします。

ペリーの浦賀来航によってすっかり心が裂かれ、何が何だか判らなくなった日本人。身分制もなく、皆殺しもせず、笑いながら過ごしていた日本列島の素朴な民族はすでに失われていったのでしょうか?

東京電力は福島の大地と多くの人を苦しめ、それでも頭を下げず(本人たちは十二分に頭を下げていると思っていますが)、名古屋の中部電力も未だにかなり居丈高です。中央官僚や政治家の多くは「日本の中枢としての魂」より、税金を増やして国民を支配するということに興味があるようです。

その一方で、多くのお母さんが子供の被曝に苦しんでいるのに流通はベクレルを表示してくれません。社長が1億円を超える年俸をとる中でわずか200万円の賃金で臨時雇用されています。力があれば少しの贅沢は良いとしても、同じ日本人としてあまりに不適切な分配のように思えます。

礼儀正しく、善良で、陽気な日本人。若干の能力差があっても、神様や天皇陛下に比べれば、自分たちの差など同じようなものだと謙虚に分け合った日本人。何の役にも立たないマネーに目がくらんだ哀しい日本人を見るような気がします。

中部大学武田邦彦
(平成23年11月22日)