
サム・クック倶楽部vol.8で、サム・クックのワードが出てくる映画として『JOHNSON FAMILY VACATION』、邦題を『ジョンソン一家のババババケーション』という2004年に公開した映画を紹介しました。
車内で音楽をかける父親と、自分の聴きたい音楽をかけたい息子との掛け合いです。
そのシーンがこちら。
掛け合いを和訳するとこんな感じです。
息子: なあ、父さん。
父親: ん?
息子: それ、誰の曲?
父親: S.O.S.バンドさ。(テイク・ユア・タイム)
息子: S.O.S.(遭難信号)ね。誰か今すぐ僕を救出(レスキュー)しに来てくれないかな。
母親: ネイト、公平にいきましょうよ。あなたのCDを半分、この子のCDを半分入れたらどう?
父親: あいつが俺の車のローンの半分を払うようになったら、あいつのCDを半分入れてやるよ。
母親: ネイト…。
父親: わかったよ。だが、俺が好きなのは「暴力的じゃなくて、汚い言葉がほとんど使われていない音楽」だ。だから、撃たれたことがある奴の曲はナシだ。
(息子に向かって)ほら、お前のCDを貸してみろ。
父親: よし、まずはこれだ。2パック。
(窓からCDを投げ捨てる)
父親: 撃たれた!
母親: ネイト!ちょっと何すんのよ!
息子: 嘘だろ!?
父親: ノトーリアス・B.I.G.(ビギー)。
(CDを投げ捨てる)
父親: 撃たれた!
息子: おい父さん、何すんだよ!
父親: シー・マーダー(C-Murder)。
息子: 待って、ストップ!父さん、シー・マーダーは撃たれてないよ!
父親: だが、そんな名前(Murder=殺人)をしてるんだ、撃たれて当然だろ。
(CDを投げ捨てる)
【息子の反撃】
息子: サム・クック。
父親: おい、何しようとしてるんだ?
息子: (父親の真似をしてCDを投げ捨てながら)撃たれた!
父親: おいおいおい、それはサム・クックだぞ!『A Change Is Gonna Come(Born by the River)』の名曲だ!車を止めて拾いに行かせるぞ!
息子: マーヴィン・ゲイ。
(CDを投げ捨てる)
息子: 撃たれた!
父親: おい!彼は史上最高のシンガーのひとりだぞ!……(ハッとして妻を見る)マーヴィン・ゲイって撃たれたっけ?
母親: 撃たれたわよ。実の父親にね。それも2発。
父親: なんてこった……。
息子: アル・グリーン。
父親: ちょっと待て、彼は撃たれてないぞ。ありゃ熱いグリッツ(熱湯で茹でたお粥のような料理)をひっかけられたんだ。
息子: 似たようなもんだよ!
(CDを投げ捨てる)
父親: おい!あの人は牧師(レヴェレンド)だぞ!俺たちの通う教会の牧師だ!お前一体どうしちまったんだ?これじゃ日曜日、どんな顔して教会に行けばいいんだ……。
この映画以外にも、プリンスの『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』、『ザ・コミットメンツ』、『マイ・インターン』、『グリーン・ブック』などを紹介しました。
(サム・クック倶楽部vol.8の冒頭で取り上げています)↓