石黒さんがまた燃えた。
石黒さんというのは、ここのブログ記事『葬られた「サム・クック論」』でも紹介した石黒隆之さん。
出版されることがなく葬られてしまった『甘やかなブルース サム・クック論』の著者だ。
以前の炎上で言えば、2014年に女子SPA!に掲載された椎名林檎のNHKサッカーテーマ曲に関しての記事、そして今回はヒカルのタモリさんは面白くない発言の記事だ。
それぞれのファンであったり、左派や右派の人たちからのXでのバッシングは凄かった。
石黒さんもXをされていて、僕もフォローさせて頂いてるが、そういう批判的なコメントに石黒さんは反論するようなレスポンスは一切されていない。
多分、目にはされていると思うが、動じないという感じだ。
僕は日本語の音楽が好きなこともあり、歌詞に関しても自分なりに解釈するのが好きだ。
石黒さんの椎名林檎の記事も、歌詞という短い文字数の中で自分の解釈を述べたまで。
歌は作り手の元を離れて独り立ちしていき、歌詞の意味合いは聞き手の解釈に任せるというモノであれば、どう捉えても良いはずだ。
テレビのコメンテーターが視聴者目線で発言している意見より、自分の見解で意見している「見立て」が聞きたい。
僕自身もクロマニヨンズの「メロディ」という曲を「不倫ソング」と解釈して、それをスタエフで話したことがあったが、多分それを聞かれたファンの方には不快な思いをされたことと思う。
でもそういう自分だけの解釈や見解を言いたいし聞いてみたい。
石黒さんもきっと反論も弁解もしないのは「自分の解釈を言ったまで」というスタンスなんだと思う。
正しいとか間違っているとかではないのだ。
ただ、その石黒さんの炎上は僕にとってはありがたい。
石黒さんがどんな人物かを知る術が非常に少なく、著書も無ければネットから知れる情報も殆ど無い。
そこで「石黒隆之」の検索で出てくるのが、先ほどの僕のブログ記事というわけだ。
石黒さんを良く思わない方の中には炎上が起こるたびに「またあのサム・クック論の石黒か」という肩書までつける人もいる。
ブログの閲覧数が増えることもそうだが、何よりサム・クックを知らない人にまで、知らず知らずのうちに「サム・クック」というワードが頭に残ることが嬉しい(笑)
石黒さん自身も知らず知らずのうちにサム・クックの普及活動をして頂いているようなものだ。
サム・クック論が出版されてないにも関わらず、「サム・クック論の石黒」と覚えられているのは強い。
こういう炎上が繰り返される度に、サム・クック論が話題に上がるようになれば、石黒さんがもう紛失してしまったという原稿の内容を思い出しながら、新しい解釈の『新・甘やかなブルース サム・クック論』なんてものを出版してくれたりしないかと期待している。
以前、石黒さんにサム・クック論を自費出版でもよいので書籍にしてほしいとお願いしたことがあったが、なかなか重い腰が上がらないとのことだった。
うん、もっと燃えて頂いて、尻に火をつけてもらいましょう(笑)






