人の病気を治したり呪ったりする秘法 | 科学のために科学を科学的に笑うべし

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昔は、算術ができるというのは大変なことでした。
それこそ、病気を直したり人を呪い殺すのと同じような
特殊技術だったのです。

今昔物語集に
「俊平の入道の弟、算の術を習ひし語」
というお話があるそうです。
あるいはほとんど同じ内容の話が、宇治拾遺物語の
「高階俊平が弟入道算術の事」
の部分にあります。


概要はこんな感じです:
ある男が、唐から渡来した算術使いに算術を教えてもらうことに
なりました。
教えこんでみると、なかなか筋が良い。
算術使いは、
「算術では、病気を治したり人を呪い殺したりもできる。
ただ本気で学ぶなら私に付いて唐の国まで渡ってきなさい。
そしたら全部教えてあげます。」
といいます。
で、男は唐に渡って学ぶ約束をするのですが、
諸事情で唐までついていくことができませんでした。
約束を破られた算術使いは怒って男を算術で呪います。
そしたら男はボケてしまいました…

今や足し算引き算ぐらいなら小学生でもやってのけますが、
というか幼稚園児でもできたりしますが、
時代が時代ならこれは恐るべき力だったのです。

実際今の医療は高度な数学と物理学の上に成り立っているので、
算術が人を癒したり(殺したり)すると言ってよいかもしれません。

あるいは、
癒し(ヒーリング)とはアルゴリズムだ
とか言い切っちゃうかな、今昔物語集を根拠に。

病気を治すどころか、
算術が世界戦争回避につながった話を書きたいのですが、
余白が狭すぎます。