ポアンカレ予想とリッチフローを3分で | 科学のために科学を科学的に笑うべし

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リッチフローとは、多様体リーマン計量の時間発展を記述した
偏微分方程式(の解)です。
dg/dt = -2Ric(g)
gは計量、Ric(g)は曲率

三次元多様体のリーマン計量を変化させて、
サーストン幾何化予想で提示した8種類の幾何構造へ帰着させるのですが、
計量の変化率の正負が曲率リッチ曲率テンソル)の正負と反対になるように
定義してあります。

リッチフローは、リチャードハミルトンが幾何化予想の解決のために
研究を始めたものですが、
特異点をどのように解消るかが大きな障害となりました。
ペレルマン(Grisha)は、手術による多様体の分解、
ある種の特異点の不存在を示す局所非崩壊定理などの工夫をもって、
特異点の問題を回避して、ポアンカレ予想ひいては
幾何化予想の証明につなげました。

ポアンカレ予想―世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者 (ハヤカワ文庫 NF 373 〈数.../早川書房

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