動作と腹圧の関係やバルサルバ効果 | 科学のために科学を科学的に笑うべし

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腹圧(腹腔にかかる圧力)は、普段の生活や行動で、どの程度かかっているのでしょうか?

身体動作と腹圧

この表を見てしまうと、
ベンチプレスはたいしたことないんだなと思われる方もいるかもしれません。
それでも、34mmHGというのはかなりの圧力です。

例えば、30mmHGが継続的にかかると、ACS:腹部コンパートメント症候群という障害が
起きるといわれています。これは、圧力のせいで血流が阻害されて内臓器を痛める病気です。
つまり、30mmHGというのは、場合によっては内臓に障害の危険があるほどの
刺激や負担だというわけです。

「Valsalva」は、バルサルバ効果のことで、これは息む(いきむ)動作のことです。



バルサルバ効果は、一説には火事場の馬鹿力の原理の一部と言われる場合もあります。
しかし伝説的ともいえるような本当の火事場の馬鹿力現象は、
それを越えたパラダイムシフトの先にある気がします。


ダイバーは耳や鼻の中の圧力を抜くためバルサルバ法という鼻をかむような動作をしますが、
これは主に鼻腔耳腔内の圧力調整です。
ダイバーにとってのバルサルバ法と腹腔の圧力の関係はわかりません。
腹腔にまで影響する強さだと、鼻腔耳腔にとっては強すぎるのでは。



「Stairs」は階段昇降のことです。

Jumpで腹圧が極端に高まるのは、とりわけ着地の時でしょう。

というわけで、腹圧に興味がある場合、階段昇降やジャンプを試して
身体変化に着目するのが手近な実験方法のひとつなのではないかと思います。