J-POP  ハナミズキ 一青窈 | 半兵衛のブログ

半兵衛のブログ

映画やドラマ好きなので映画やTVドラマのレビュー、ビートルズ関連の曲紹介や、古い洋楽ロック、気になるJポップスのレビューをしています。ペタは見ません、いいねを中心に訪問しています。

youtubeを見ていたら一青窈さんのハナミズキのリアクション動画があって、私も過去に書いた記憶があったのでどんな事を書いたのか見返そうと探してみたのですが、何故か消えてなくなっていました。という事で名曲中の名曲ハナミズキご紹介したいと思います。

 

この曲は2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロの事について書かれた曲で2004年2月に発売されました。当時彼女のアメリカの友人からこの事件についてメールをもらいその友人の無事を願って歌にしたそうです。タイトルのハナミズキは1912年に日本がアメリカに友好の証として桜を送りました。その返礼として1915年に送られたのがアメリカ原産のハナミズキです。つまりタイトルはアメリカの人々にむけて送られた事を意味しています。ちなみにハナミズキは漢字で「花水木」と書き、花言葉は「返礼」「私の思いを受けてください」「永続性」「華やかな恋」です。

 

発売当時、美しい曲なのでかなり好きになりリピートして聞いていました。内容は、ただ単に誰かの結婚などの幸せが続くように願う曲かと思っていましたが、興味からいろいろ調べるともっと深い理由がある曲だと知り衝撃を受けた事を思い出します。

 

※ウキペディアによると「ハナミズキは二子玉川の「ドッグウッドプラザ」にちなんでいる」とありますが各フロアを調べてもそれらしい店の名前は有りませんでした。

※ペータマ・岡本さんより情報をいただき理由が判明しました。

「Dogwood』とは英語で「花水木(ハナミズキ)」のことで、『Dogwood Plaza』は、二子玉川の「シンボルツリー」にも認定されている。ハナミズキにちなんで名付けられました」との事。

発売当時のライブ映像では、子供目線である出だしはしゃがんで歌いはじめたり、手話を振り付けに入れるなどしていました。

 

ハナミズキ

ソングライター: You Hitoto / Tatsurou Mashiko

 

空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと どうか来てほしい 水際まで来てほしい つぼみをあげよう 庭のハナミズキ

 

薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと 終わりますように 君と好きな人が 百年続きますように

 

夏は暑過ぎて 僕から気持ちは重すぎて 一緒に渡るには きっと船が沈んじゃう

 

どうぞゆきなさい お先にゆきなさい

 

僕の我慢が いつか実を結び 果てない波がちゃんと 止まりますように 君と好きな人が 百年続きますように

 

ひらり蝶々を 追いかけて 白い帆を揚げて 母の日になれば ミズキの葉 贈って下さい

 

待たなくてもいいよ 知らなくてもいいよ

 

薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと 終わりますように 君と好きな人が 百年続きますように

 

僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと 止まりますように 君と好きな人が 百年続きますように

 

君と好きな人が 百年続きますように

 

提供元: Musixmatch

ハナミズキ 歌詞 © Nippon Television Music Corp.

 

◆歌詞をかってに独断と偏見で読み解く

 

・母の日になれば ミズキの葉 贈って下さい

 亡くなったのは母親であると推測され、歌詞の主人公は母と子。

 

・「夏は暑過ぎて 僕から気持ちは重すぎて 一緒に渡るには きっと船が沈んじゃう」

 9.11の惨状を三途の川を渡る船で表し、一緒に死んではならないというメッセージ

 

・「どうぞゆきなさい お先にゆきなさい」 自分は死んでも子供には生き残って欲しい

 

・「僕の我慢が いつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように」

 テロによる憎しみの感情がいつまでも続きますが、我慢する事で憎しみの連鎖を断ち切り、いつか心の平安が訪れることを願います。

 

・「つぼみをあげよう 庭のハナミズキ」

 ハナミズキの花言葉のひとつが永続性なので、 蕾は今は開いていませんが将来いつまでも綺麗に咲いて欲しいという希望。 

 

・「空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと」

 ハナミズキは5月に咲きます。時間の経過を表すと共に天国にいるだろう母親に思いを寄せています。

 

・ 「薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように 君と好きな人が 百年続きますように」        
 子どもの未来を見届けられなかった母親が子供の成長を願い未来がずっと幸せであるようにと願う気持ち。

 

歌詞を書き始めた当初は「テロ」という言葉も入っていたようですが、直接的な表現をオブラートに包みこみ抽象的にすることで、まるで「シャボン玉飛んだ」のような隠れたメッセージを含んだ曲になりました。

 

実はこの曲はあまりアメリカの人には知られていません。日本人である私でさえラブソングの認識でしたので。ぜひアメリカのピーポーに聞いてもらいたいですね。。