「唱」は2023年9月に発表されたAdoの楽曲 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ゾンビ・デ・ダンス」主題歌に起用されています。
前回ご紹介したの「unravel」はカバーでしたが今回はAdoさんの持ち唄です。曲全体の雰囲気はインド音楽+阿波おどりを現代風アレンジにした感じです。歌い方は、プライドのリングの入場シーンで選手の名前を巻き舌で叫ぶ呼ぶリングコール風です。聴いた感じだと盆踊りで使えそうですね。
ゾンビダンスと聞いてまず思い浮かべるのが、マイケルジャクソンのスリラーですね!この絶対的な領域に挑むわけです(笑) 勝敗は如何に!?
◆あなたも歌える! Adoさん歌い方本人解説
歌い方専門のYou Tubeチャンネルがあるのですが、なんと、Adoさん本人が歌い方や歌詞の発音や発声方法の仕方を解説してくれています。解説してくれるなら歌えると思ったあなた・・・間違っています。
聞けばわかるのですが、もう100を越えるんじゃないかというくらい技巧を駆使していますし、そもそも音域もむり、音程は取れないしスピードも追いつかないからリズムも合わない、歌詞が覚えられない。裏声と地声の切り替えも早すぎるし何から何までむり。
解説を聞いてわかるのですが、Adoさんは理路整然と解説されていて、録音時の覚書ではなく、その通りにステージで再現できるのです。早いビートの中でこれを難なくこなすのはやはり天才としか言いようがありません。ただ、喉を駆使しますのでAdoさんあと何年持つか不安ですね。前回紹介したUnravelのライブ映像は何と19曲中の5曲目で、あれだけ全力で歌ったあとに14曲も歌いましたが、流石に喉を酷使し過ぎです。
◆ゲフィン・レコードと契約して2024年からワールドツアーを予定
Adoさんはアメリカのゲフィン・レコードという会社と契約を交わし来年から世界ツアーをする予定だそうです。ゲフィン・レコードは1980年にできたその年にジョン・レノンと契約しました。ジョンは生前最後のアルバムとなるダブル・ファンタジーを発売しましたが、ゲフィン・レコード初のヒット作となり、アルバムが全英1位シングルは全米1位に、そしてグラミー賞最優秀アルバムに選ばれました。つまりジョン・レノンと同じレーベルで活動なので私にとっては因果な関係です。
◆全米ツアーは成功するか?
You TubeでAdoさんのリアクションをする外国の人の動画を良く見ますが、皆さんどうせ大したことないだろうと見始めるのですが、次第に驚きと感動に変わってゆきます。ですので、アメリカでも、ある程度は受け入れられると思います。まだ、アニメの人という印象だと思います。
◆勢いづく日本のコンテンツ
最近の日本のコンテンツは勢いがあって映画では「ゴジラ-1.0」と「君はどう生きるか」の観客動員がアメリカで1・2独占して、NetflixではONE PIECEが世界視聴で1番になり、音楽ではYOASOBIのアイドルが3億5千万再生し、大谷翔平はドジャーズと1000億契約を結ぶというジャパンブームが来ています。Adoさんがこの勢いに乗れば一気に世界メジャーも有りうると思います。そしてグラミー賞で歌唱賞も見えてきますね。
唱
作詞:TOPHAMHAT-KYO(FAKE TYPE.)
作曲:Giga,TeddyLoid
唄:Ado
Nah‐nah‐nah‐nah‐nah, ready for my show
◆ゾンビ・で・ダンス