2022 秋ドラマ プレビュー | 半兵衛のブログ

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映画やドラマ好きなので映画やTVドラマのレビュー、ビートルズ関連の曲紹介や、古い洋楽ロック、気になるJポップスのレビューをしています。ペタは見ません、いいねを中心に訪問しています。

インターネット無料配信サービス、TVer(ティーバー)で見られる秋ドラマのプレビューです。

今回は比較的時間が取れましたので多くの作品を見ることができました。遅くなりましたがご紹介させていただきます。

 

  ファーストペンギン!

<ストーリー>

家なし、金なし、仕事なし・・・・。

人生崖っぷちの若きシングルマザー・岩崎和佳は途方に暮れていた。

食べるためには何でもやる!と思っていたけど・・・・

 

ひょんなことから1人の漁師に出会い、

「1万円で、俺たちの浜を立て直してくれ!」

という思いがけないオファーを受け、荒くれ漁師たちのボスに!?

 

ガンコな海の男たちとぶつかり合いながらも、

ド素人ゆえの大胆さで、古い常識や慣習を次々と打ち破り、

しがらみだらけの業界で、まさかの大革命を巻き起こす!

 

半兵衛のおすすめ!

80点!

”ペンギンは元来、臆病な動物。そのため多くの劇が潜む海に、かなかな飛び込むことができない。しかし、勇気ある一羽が飛び込むと、仲間たちも次々と荒海へ!その「勇気ある一羽目」のことを「ファーストペンギン」と呼ぶ。”

 

本当にあった話がもとになっていて、久々に本物のドラマに出会えた気がします。実話の方はドラマを見終えてからのお楽しみにしておきます。 それにしても、漁協やその関係者が仕掛ける数々の妨害が、現実にあった話ならば大変なことだと思います。 そんな荒波をかき分けながら突き進む主人公、そして、ファーストペンギンに続いて飛び込む漁師たちの姿に感動します。


演技も堤真一さんはじめ、実力派ばかりで安心して見ていられます。主役の奈緒さんはすばらしいし、特に梅沢富美男さんがいい味だしています。

 

  PICU 小児集中治療室

<ストーリー>

北海道で生まれ育った志子田武四郎(吉沢亮)は、丘珠病院に勤務する27歳の小児科医。幼いころに父を亡くし、女手ひとつで育ててくれた母・南(大竹しのぶ)とふたり暮らしをしている。武四郎は、母思いで料理上手、家事全般もそつなくこなす優しい青年だが、大事な場面で不器用さを発揮することもしばしば。 ある日、武四郎は、丘珠病院に新設されたばかりのPICU=小児集中治療室への異動を命じられる。そこで出会ったのが、日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニア・植野元(安田顕)だった。3年前、道内で起きた悲劇が大きな契機になり、北海道知事の鮫島立希(菊地凛子)が植野を訪ねてPICUの整備を依頼したのだ。その際、植野はある条件を提示し鮫島は、近い将来必ず実現させると約束した。3年を経てようやく設立されたPICUだが、集まったスタッフは、植野、武四郎のほか、植野と行動をともにしてきた優秀な看護師・羽生仁子(高梨臨)と、植野に誘われてやってきた救急救命医の綿貫りさ(木村文乃)の4人だけだった。その現状に、口が悪く横柄な態度のりさは、「初期研修を終えたばかりの未熟な小児科医は使い物にならない」と本人の目の前で武四郎を非難するようなありさまだった。

73点→77点→85点

キングダムの秦王・嬴政の吉沢亮さん主演作品。

医療物ドラマは、とりあえず放送すれば視聴率が稼げるので毎期何本もドラマが作られます。この秋も

「ザ・トラベルナース」「祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~」と3本公開されいます。他の2本がエンタメ性重視なのに対して、こちらは、ICUに運ばれて来る子供が治療中にあっという間に死んでゆくような、かなりズシンと来る重い作りになっています。主演の吉沢亮さんは、新人ゆえに経験が足りず、まだ仕事ができないおどおどした感じの演技が絶妙です。そんな自信が持てない状況でも、真摯で、真っ直ぐな目で子供を見つめ自分の信じる考えを突き通します。そんな彼の行動に心を動かされると思います。

この物語では、様々な死が描かれます。志子ちゃん先生は運ばれてくる子どもたちに対して、ありったけの努力と誠意で助けようと行動しますが、医者のできることは限られており、その範疇を超えればその死は防げません。自分の無力を痛感する間もなく、次々と患者が運ばれてきては力及ばず亡くなってゆきます。助けたい思いと裏腹に、死に直面し、自身の許容範囲を超えてゆきます。次々に訪れる死に対して、命とは何かと問うてゆきます。

 

PS:最終話まで見終えました。

最初から最終話まで、決してブレることがないシナリオや重厚な演技、また、北海道という特殊性も見事に表現できています。母と子や、友人たちの絆、職場の人間関係などもこれまた見事に描ききっています。本当に素晴らしい名作だと思います。

 

  エルピス-希望、あるいは災い-

<ストーリー>

テレビ局を舞台に、エースの座から転落した女子アナウンサーが、彼女に共鳴した仲間たちと冤罪事件の真相究明をする中で、一度は失った「自分の価値」を取り戻していく姿が描かれる社会派エンターテインメント。

実在の複数の冤罪事件から着想を得たフィクションであることが第1話の冒頭で告知され、エンディングでは冤罪事件に関する9冊の書籍が「参考文献」としてクレジット表記された。

 

いわくの作品

TBS専属プロデューサー佐野亜祐美は日本における報道の自由、フェンダーギャップ、司法制度の遅れ、冤罪などに憤りを感じ社会派ドラマをTBSに企画を持ち込んだが、ボツにされ、局内の社内政治の影響で海外事業部に移動させられ、その後TBSを退社しましたが、カンテレ東京支社に転職して、なんとか懇願してドラマ化されました。 特に今回は冤罪に焦点を当てています。

 

  アトムの童(こ)

<ストーリー>

今作の舞台は現代のゲーム業界。那由他は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる若き天才ゲーム開発者。「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていたが、ある事件をきっかけにゲーム開発から離れ、静かに暮らしていた。
その一方で、ある会社が彼を探していた。その会社とは、老舗玩具メーカー「アトム玩具」。海外との価格競争などの影響で、廃業の危機を迎えていた「アトム玩具」は一発逆転の経営再建のために、新業態として「ゲーム制作」へ参入すべく、経営の舵を切る。資金もノウハウも持たないアトムは、藁にも縋る思いで「ゲーム業界のバンクシー」である那由他とコンタクトを取ろうと奔走するが・・・。

大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる天才ゲーム開発者の那由他が中心となり、隼人と海を巻き込んで巨大資本の企業を相手に挑戦の旅に出る。「ものづくり」への情熱は、競争の激しいゲーム業界で新たな伝説を生むことができるのか? 

 

73点

こちらもキングダムで男を上げた、山崎賢人さんの主演作品。

最近のTBSの作品は、中小企業が大企業に立ち向かい、銀行が大企業に組みして小企業をいじめますが、最後には大企業に勝つという、黄金のワンパターン作品。それでもグイグイ惹きつけられます。

 

当初、ゲーム業界という年配者には無縁の業界の作品では数字は稼げないという憶測がありましたが、私はゲーム大好き人間でしたので大歓迎です。

 

つい昨日11月18日に、スーパーマンが自由に空を飛ぶという無料作品が公開されましたが、大企業が無断で有料化して開発者を名乗るという事件が勃発しています。

このドラマで起きているようなことがこの業界では珍しくありません。

 

PS:最終話まで見終えました。

最終話であれれれれ・・・・・

 

その他視聴中の作品

  クロサギ(新シリーズ2022)

詐欺師を騙す詐欺師それがクロサギ

原作は小学館の漫画 2006年、2008年とテレビドラマ化され今回が3回目

 ザ・トラベルナース

アメリカ帰りのエリートナースが日本で鍛え上げられたナースに、チクリちくりと矯正させられながらもすこしづつ成長してゆく物語。

  親愛なる僕へ殺意をこめて

連続殺人鬼のレッテルを貼られた父親の冤罪を晴らすため、二重人格の主人公が立ち向かう話。

原作はヤングマガジン連載の漫画

  祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~

原作は知念実希人による小説 2話目があまりにひどかったので見るのやめようと思いましたが、ついつい見てしまう作品。コメディー要素が強いですが、感動的な要素もあります。

  霊媒探偵・城塚翡翠

霊媒師と小説家が手を組み、連続殺人事件を解決する話。

原作は相沢沙呼による小説 5話で打ち切りに!?

最終話のどんでん返しに驚かされます。

なんと!6話目から同じメンバーで「invert 城塚翡翠 倒叙集」というタイトルでリニューアルしました。

作風もシリアス風から、刑事コロンボや古畑任三郎ふうになりました。

  真相は耳の中

事件を解決することが出来ない刑事が、娘の推理力に頼りながら事件を解決してゆくコメディー

前作、量産型リコ(木ドラ24)のスタッフによる作品、主演はあの「硫黄島からの手紙」の伊原剛志さんで情けない刑事を熱演、その娘役には乃木坂の筒井あやめさんが出演しています。

  夫婦円満レシピ~交換しない一晩だけ~

これは、AVではヘンリー塚本作品に近い際どいH作品でお子様厳禁です。いわゆるNTR。どんどんエスカレートしていきますね・・・・(´;ω;`)

  推しが武道館に行ってくれたら死ぬ

実は、半兵のおすすめにしたかった作品ですが・・・・・・・

アニメ版の一番面白かったエピソードは、人気投票に推しを勝たせるためエリピヨが3つものバイトを掛け持ちし、ヘトヘトになりながらも、夜中に帰宅中イノシシに跳ねられるという話でした。実写化にあたり、一番期待していた場面が、まさかの・・・監督は何もわかっちゃいない。つい最近、町中で暴れるイノシシがニュースになったばかり。これが、福田雄一監督作品なら、ゴールデンタイム枠確定なのに・・・・

エリピヨ役の松村沙友理さんの演技は最高で、これ以上はあり得ないと思います。くまささんもなかなです。しかし、ドラマ的に盛り上がりポイントがなさすぎて残念です。