2022年 夏ドラマ プレビュー | 半兵衛のブログ

半兵衛のブログ

映画やドラマ好きなので映画やTVドラマのレビュー、ビートルズ関連の曲紹介や、古い洋楽ロック、気になるJポップスのレビューをしています。ペタは見ません、いいねを中心に訪問しています。

インターネット無料配信サービス、TVer(ティーバー)で見られる夏ドラマのプレビューです。

今回は時間の都合もあり絞り込んで見ています。遅くなりましたがご紹介させていただきます。

 

今回の夏ドラマは世間的にも視聴率10%を超えるドラマが少なく、これというドラマがありませんが、結構楽しめています。

 

  六本木クラス

2020年1月から3月に韓国で放送され大ヒットを遂げ、2020年3月よりNetflixで配信されると日本でも大ブームを巻き起こした韓国ドラマ『梨泰院クラス』。絶望の淵に立たされた青年が復讐を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく《下剋上》を主軸に、《ラブストーリー》そして《青春群像劇》が交錯した“究極のエンターテインメント”は、配信から2年経った現在まで常にNetflixで「TOP10」に君臨しています。さらに芸能界でもハマる人が続出。SNSなどでその熱い思いを語るなど、まさに日本中を熱狂の渦に巻き込みました。そんな類を見ない異例の大ヒット作を、《日韓共同プロジェクト》でリメイクすることが決定! 東京・六本木を舞台に、これまで数々の話題作で主人公を演じてきた竹内涼真を主演に迎えてジャパン・オリジナルの『六本木クラス』として、木曜ドラマ枠でこの夏、放送スタートします!

半兵衛のおすすめ!

77点

現在7話視聴中です。

韓国版半沢直樹+ワンピース(仲間とともに飲食店王になる)といった感じのドラマで、韓国のドラマをリメイクした作品です。韓国のドラマを見ていつも思うのはストーリーがしっかりしていて淀みないことです。私は原作ドラマをまだ見ていないので比較は出来ないのですが、かなりいい出来です。

今回俳優さんで株を大きく上げたのは、早乙女太一さんと平手友梨奈さんですね!今後の活躍が期待されます。

 

※8月25日香川さんのリアル事件が飛び込んできました。六本木のクラブで嫌がるホステスのブラジャーを剥ぎ取り胸を撫でましたそうです。この事によりホステスは心的外傷後ストレス障害になってしまったようです。香川さんの悪役の迫力は演技ではなくリアルだったのです。これからも、リアル悪役頑張ってください。

 

  オールドルーキー

「選手を辞めたら、どうやって生きていけばいいんだ!?」

37歳にして新人。社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町が、どん底の中で出会ったのは“スポーツマネージメント会社「ビクトリー」”。スポーツマネージメントとは、現役アスリートの代理人やマネージメントを行う、いわば裏方。それでも、サッカーを心底愛していたし、スポーツを誰よりもリスペクトしているからこそ、新町はそこで働く決意をする。そして、何よりもサッカー選手だった自分を誇りに思ってくれていた娘たちのために。
彼が選ぶのはサッカーか新しい人生か――。

新町をはじめとしたスポーツマネージメント会社「ビクトリー」で働く個性豊かなエージェントたちが対峙するのは、顧客となる現役アスリートたち。
今作では、アスリートたちへのリスペクトと共にスポーツが持つ様々な魅力をリアルにお届けするため、実際のトップアスリートたちに緻密な取材を行っている。各話でスポットが当たるアスリートはさまざまだが、野球では現役で活躍する鈴木誠也選手に取材し、選手としての葛藤や、自身が所属しているスポーツマネージメントの話などを聞いた。そのほか、有名アスリートたちの生の声も反映。

半兵衛のおすすめ!

77点

スポーツ選手のセカンドキャリアに焦点を当てた問題作。夏期ドラマで唯一視聴率10%台を行ったり来たりしています。

普段、スポーツ選手の活躍で大いに力をもらって感謝しかありませんが、私達が見るのは現役時代のアスリートだけです。しかし、彼らはいつまでも選手でいられるわけではありません。ピークをすぎると引退せざるを得ません。引退後の人生を、一部のアスリートがタレントや解説者などとなり活躍していますが、そんな人は引退したアスリート達の中のほんの一握りです。そんな彼らの一人が、選手を応援する側に立場になる代理人として悪戦苦闘しながら成長してゆくドラマです。サッカー選手以外として働いたことがない37歳が突如チーム解散をきっかけに世間に放り出されすが、彼にはサッカー以外のスキルが何もありません。家族のために自分にできる手っ取り早い仕事の交通整理や建設現場の力仕事などをしながらも、うまくいかずに職を転々としていき、たどり着いたのがスポーツマネージメント会社です。社員たちがスポーツ選手はただのお金の為の道具と考える中、不器用だけどスポーツ選手だった視点で、スポーツ選手と真剣に向き合う姿に次第に社員たちの心が動かされていきます。スポーツマネージメントという仕事を通して、様々な現役選手の裏側も垣間見ることができる新しいタイプのドラマだと思います。

 

  テッパチ

町田啓太さんが演じる主人公・国生宙(こくしょう・ひろし)は、高校時代はラグビー部のエースとして全国でも注目される選手だったが、独りよがりな強引なプレーでケガをしてしまう。チームメートから非難された宙は、孤立したまま引退。卒業後は、一人暮らしをするが定職に就かず、フラフラと気楽なその日暮らしの生活を送っていた。ある日、ケンカが原因で警察沙汰になり、工事現場の仕事はクビ、住んでいたアパートも家賃滞納で立ち退きを言い渡され、途方に暮れてしまう。すると、ある男から「お前にピッタリな仕事を紹介してやる!」と声を掛けられる。「寮完備で三食飯つき!体力自慢のお前にはもってこい!」と言われて紹介された仕事は…なんと!国の平和と安全を守る“陸上自衛隊”。「国生宙!国に生まれ、宇宙のような広い心を持つ男!自衛官になるために生まれてきたようなヤツじゃないか!」と男に決めつけられた宙は、最初は拒絶するが、「仕事は決まんねぇし、どこもアパート貸してくれないし、このままじゃ生活できないから、訓練生でも給料が出るなら、とりあえず受けてやるか」と何とも中途半端な決意の末、陸上自衛隊の候補生に。そんな生半可な気持ちで入った先には、過酷な訓練が待ち受けていた。“陸上自衛隊”という天職に出会ったことがきっかけで、大切な仲間と出会い、友情に芽生え、時には恋をし、さまざまな経験を経て人とのつながりの大切さに気付き、少しずつ成長していく宙。

半兵衛のおすすめ!

75点

現在7話まで視聴中

テッパチとはライナーという建設現場でかぶるようなヘルメットの上に被せる金属(現在はケプラー)製のヘルメットの事で頭部を守る重要なパーツで、漢字では鉄鉢と書きます。おそらく自衛官は国民の生命を守る盾になるという意味がタイトルなんだろうと思います。

自衛隊の全面協力のもと、男たちの熱いドラマが繰り広げられます。

町田啓太さんの代表作になりそうです。

 

ちょっと疑問

・通常は、中隊長クラスが直接街に出向き勧誘はしない。地方連絡部というスカウト専属組織がある。

・通常入隊すると前期教育という自衛官の共通の教育を3ヶ月間受け、その教育結果を得て自分にあった職種希望だします。そして職種が決まるとその職種に応じた教育を受けます。例えば通信に配属が決まると、通信専門の教育をさらに3ヶ月受けることになりますが、ドラマでは後期教育を飛ばし直接部隊に配属されています。

・演習が日帰りになっていますが、通常は泊りがけになります。

>夜食などは缶詰などを食べますが、気温が氷点下になるため凍っており、お箸(木を切って作る)が折れますし、冷えた体に冷えた飯を食べる事になります。火を起こすことは敵に自分の現在地を教えることになります。

 

  ユニコーンに乗って

成川佐奈(永野芽郁)は教育系アプリを手掛ける「ドリームポニー」のCEO。5年前、大学に潜り込んで聞いた羽田早智(広末涼子)の特別講義をきっかけに、3年前に起業。10年以内にユニコーン企業となり、世界中の人々が利用できるようなビジネスにすることを目標に日々奮闘中。だが、売上・技術ともに行き詰まる毎日に焦っていた。

そんな佐奈を心配するのは共同創設者の須崎功(杉野遥亮)。佐奈が忍び込んだ大学で知り合い、今では気の許せるビジネスパートナーである。須崎は現状を変えるため、即戦力となる人員の補充を佐奈に提案。早速、ネットで求人募集をし、面接を開くこととなる。

その面接にやってきたのが、中年サラリーマンの小鳥智志(西島秀俊)だった。ひと回りも年が離れ、プログラミングの経験もなく、即戦力とは言い難い。だが、「御社の理念である“ITの力ですべての人が平等に学べる場所を作りたい”という思いに強く共感し、ここにやってまいりました」という小鳥の言葉を、佐奈はどうしても振り切ることができずにいた——。

ユニコーン企業…評価額が10億ドル以上(1ドル110円換算で1,100億円)、設立10年以内の非上場のベンチャー企業を指す言葉。

 

70点

現在7話まで視聴中

ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの映画「マイ・インターン」と人物設定が酷似した作品。

 

「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」の永野芽郁さんと、「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」の杉野遥亮さん、そして最近「ドライブ・マイ・カー」や「シン・ウルトラマン」の人気で油が乗り切った感のある西島秀俊さんが出演しています。 私の周りでも男女問わず、永野芽郁さんの人気が高いと実感しています。永野さんの目はとても透き通っていて、まるで澄んだ湖畔の目をしています。濁った目の私とは大違いです。ドラマも方も好感度高いです。ただ、、障害となる会社の存続をかけた大きな戦いなどがなく、最後まで順調に行き過ぎた感があります。このドラマを見て何が自分に残るのだろうと思いました。

 

  家庭教師のトラコ

これは受験ドラマではない!謎の家庭教師・トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救う個別指導式ホームドラマ

63点→50点

5話まで視聴中

受験ドラマかと思いきや、3つの全く違うタイプの家庭をあっちこっち行き来しながら、それぞれの家庭の抱える問題点をスーパーウーマンが正していくドラマ。「家政婦のミタ」と似た感じのドラマだと思い調べたら、遊川和彦さん脚本でした。遊川和彦さん脚本のその他の作品は、GTO・過保護のカホコなどです。彼の作品は一風変わった方法で家族などの問題点を炙り出した後に、主人公の力により、再生していくのが特徴かと思います。

トラ子役の橋本愛さんはいくつかの人格を演じていますが、いまいち演じ分けができていないような気がします。きっと発展途上人なのだと思います。

 

7話で、トラコの過去や、家庭教師になった経緯がわかるのですが、ここで思ったのは、このドラマに必要なのは主役は演技が上手で誰が見ても納得できる役者ではなくて、目標に向かって不器用だけと何が何でも突き進んでやる!という気概をもった役をこなせる役者だと思いました。そのてんで、橋本愛さんの青臭いけど尖った感じの演技は適役だと思いました。

 

最終話 尖った感じの演技が・・・・あり得ないほど、丸く小さくなってしまいました。

  魔法のリノベ

このドラマは、住まいに新たな価値を創り出す住宅リノベーションをテーマに、依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題という“魔物”に立ち向かう主人公たちが、毎話、五感と機転と根性を駆使したリノベ提案という“魔法”で、スカッと華麗に解決していく人生リノベーションお仕事ドラマだ。

波瑠が演じるのは、大手リフォーム会社で営業成績抜群のエースの立場にありながら、ワケあって男だらけの福山家が営む「まるふく工務店」に転職してきた主人公・真行寺小梅(しんぎょうじこうめ・30)。そんな小梅とタッグを組む、営業成績0点でバツ2シングルファザーの長男・福山玄之介(ふくやまげんのすけ・33)を、間宮祥太朗が演じる。

65点

5話まで視聴

ナイトドクターの波瑠さんも良かったし、ナンバMG5の間宮祥太朗さんも最高でした。間宮さんは伝説のツッパリから、今回は土下座の達人へ!役の幅の広さを感じます。間宮さんの名前を知るまでは「どS先輩」の人と認識していました。

 

  石子と羽男-そんなコトで訴えます?-

この世の中には、嘘のようだが本当にあった珍トラブルがいくつもある。
「カフェで充電していたら訴えられた!」「コンビニでお釣りを多く受け取ったら訴えられた!」
一見些細なコトだと思えるが、どんな小さなトラブルでもその裏には誰かの“大切な暮らし”があるはずだ。本作では、そういった問題を抱えてマチベン(町の弁護士)の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。

それらのトラブルに向き合うのは、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子(いしだ・しょうこ)と司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男(はねおか・よしお)。
正反対のようでどこか似た者同士の2人が、様々なトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに描く。

 

65点→70点

タイトルから分かる通り、ごくごく小さな訴訟を問題にしたドラマですので、サザエさん並のスケールです。突拍子もない大げさなドラマも大好きですが、このような町中で繰り広げられる小さなドラマもいいですね。

演技は文句なしの二人です。法廷ドラマなのに、法律とは正反対と思える「人情」がテーマのような気がします。ほっこりする不思議なドラマです。

ドラマが進みにつれて、扱う事件も結構エグくなってきました。

  競争の番人

坂口さん演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏さんが演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる“競争の番人”として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していきます。誰もが一度は聞いた事はありますが、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした “凸凹バディのエンタメ・ミステリー”となる今作は、実際に公正取引委員会で撮影を行うなど、公正取引委員会全面協力のもと、リアリティーあふれる作品に仕上がっています。

67点

いきなり3話連続の力の入った作品で、シンウルトラマンのメフィラス星人役で株を上げた山本耕史さんが、メフィラス星人ばりの気合の入った悪役ぶりを見せてくれます。その後は2話完、次は1話完結となっておりますが、6話の着物業界の話は泣きました。啓蒙的な効果もある良いドラマです。

ただ、半沢直樹風の設定とラスボス退治の設定はうんざりです。

最終話、めちゃくちゃ新しい感じの展開で関心しました。

  量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-

性格、容姿、好きなもの、センスや価値観などあらゆるものが平均的なタイプの人間・小向璃子(こむかい・りこ)。イベント企画会社に勤め、会社の中でも”のほほん部署”と言われているイベント3部にしょぞくしている璃子は、ある日同僚から言われた「量産型の人間」という言葉に自問自答してしまう。そんな時、ふと町でみつけた模型店が気になり入ってみると、”量産型”と書かれたTVアニメシリーズ『機動戦士ガンダム』の「ザク」に目が止まり、堅物店主に勧められるままに初めてのプラモデル作りに挑戦することに。璃子は徐々にプラモデルの魅力に惹かれ、それが自分自身を見つめるきっかけになっていく・・・。

 

半兵衛の中年男性におすすめドラマ!

与田祐希(乃木坂46)主演作品。

おそらく夏ドラマで一番視聴率稼げない作品だと思います。ティーバーのドラマランキングでも圏外が多いですが、個人的にはかなり好きな作品です。中年男性が見たらきっと虜になるドラマで親父殺しだと思います。 ストーリーもただ単にプラモデルを作るドラマではありません。  量産型の意味は特別に秀でた才能のない一般的な社員という意味で、ガンダムでいうところの、ザクやジムに相当します。そんなイベント会社の量産型社員がプラモデルを作ることで、少しずつ会社で成長してゆく姿や、個性を発揮しながら、気持ちよく働く事の大切さをしっかりと描いています。 リコの所属する3課は、悪い意味でのストレスが溜らない理想的な職場だと思います。私もこんな職場で働けたらもっと柔和な性格になれたかもですw

 

今の子供達は仮想空間でゲームをしますが、現実に手に取れて、作り上げることができるもの。それがプラモデルです。そして、、プラモデルは自由という言葉が、何事も決まった結果を求められる職場で、自分の可能性を狭くしている事への重要なメッセージであると思いました。

 

最終話を見終えて、改めて良いドラマだと思いました。ラストシューティング感動しました。