インターネット無料配信サービス、TVer(ティーバー)で見られる春ドラを全部ではありませんが、一通り見てみました。まだ、放送開始間もないので、一話から三話程度の配信なのですが、寸評やおすすめなどを紹介してみたいと思います。
今回は小粒な作品が多いと感じましたが、そこそこ楽しめる作品が多いと思います。
ドラゴン桜★★★★☆ 80点
低偏差値で落ちこぼれの生徒たちを
たった半年で東大に合格させた伝説の弁護士・桜木建二が
桜前線とともに4月の日曜劇場にいよいよ戻ってくる!!
寸評
真打ちは最後にやってくる・・・
恋愛ものばかりのドラマの中にあって、劇薬のようなドラマです。
前作のドラゴン桜は16年前です。阿部寛は流石ですね!人を引きつける力が半端ありません。
人生の負け組の私が、東大合格目指すドラマを見るという違和感!感動してよろしいのでしょうか!?
生きるとか死ぬとか親父とか★★★☆☆ 60点
ラジオ番組『トッキーとヒトトキ』のパーソナリティであるトッキーこと蒲原トキコ(吉田羊)は、毎週リスナーから寄せられる「お悩み相談コーナー」で大人気。しかしそんなトキコにも悩みが……父親の蒲原哲也である(國村隼)。自由奔放な父に振り回されるトキコだが、ある日、父について“エッセイ”を書こうと決める。そこには亡き母の人生と、父への愛憎が入り混じる娘の秘めたる思いがあって……。
ジェーン・スー家のリアルストーリーが原作です。
「私にとっては七十代の父はただ一人の肉親だ。
だが私は父のことを何もしらない。
そう気づき、父のことを書こうと決めたリアルストーリー。」
寸評
作り物だらけで、楽しければ中身がなくてもいい作品が多い中、リアルを題材にしたストーリーです。
吉田羊さんは、どんな役をやっても裏がない感じで、好感度が高いですね。
リコカツ★★★☆☆ 70点
水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)は、運命の糸に導かれるように結婚した。出会いは3カ月前。雪山で遭難した咲を、航空自衛隊航空救難団の紘一が救助したのがきっかけだ。ファッション雑誌の編集者をしている自由奔放な咲と、厳格な自衛官一家に育った生真面目な紘一。性格は正反対だが、2人で幸せな人生を築くと誓った。
寸評
まずは、自衛官は、瑛太さんみたいな人が多いと思われては困ります。まず、こんな人見たことありませんので、そこは誤解しないでほしいです。
きっと真面目な自衛官という役を考えた末の瑛太さんの演技で、コメディーです。
※瑛太さんの演技はまるで高倉健さんが蘇ったような感じがします。
北川景子さんも、幅広い役柄をサラリとこなしますね。
前回でご紹介した「知ってるワイフ」も夫婦のあり方を問うた作品でしたが、この作品もきっと、全く性格もセンスも違う二人が、離婚の危機から、真の愛を獲得してゆく作品なのかも知れません。
どうせなら自衛官が主人公なので、自衛隊シーンも沢山見たいですね!
レンアイ漫画家★★★☆☆ 60点
人気少女漫画家苅部誠一郎(鈴木亮平)が、亡くなった弟の葬式の時に出会った女性、自称ダメ男ホイホイの久遠あいこ(吉岡里帆)に、作品を書くための参考にするために、労働契約をして恋愛をしてもらうという話。
寸評
視聴率爆死女王とちまたでは揶揄されている吉岡さんですが、今回は演技派の鈴木亮平さんとのコラボです。 一話目より、だんだん面白くなっていく気がします。展開は読めませんが、最後は吉岡、鈴木がお決まりの恋愛パターンでしょうか??
3話までの感想
吉岡里帆さんの貧乏設定と報酬失敗の連続が、このドラマの基礎になっていて、その状況脱出のための努力が空回りして行くところが面白さになっています。
桜の塔★★★★☆ 75点
主演・玉木宏
新たな警察エンタテインメントドラマが誕生!!
裏切り・罠・騙しあい……
警視総監の座を巡る
出世バトルがこの春、開幕―!!
玉木宏が演じるのは、幼少期の“ある出来事”が火種となり、権力を手に入れることを渇望するようになった警視庁捜査共助課の理事官・上條漣。ゆくゆくは、ほかでもない自分が警視総監になるため――! まずは自らが属する派閥のトップが警視総監になることが出世の近道と考えた彼は、どんなに汚い仕事もためらうことなく遂行し、《野望の階段》を駆け上がっていくことに…。
寸評
玉木宏さんの前回作「極道主婦」で、ヤクザ者を演じたせいか、一皮むけて迫力が出ている気がします。ドラマもお笑いの要素がない結構ガチな設定で、かつて信長が天下を取るために数々の極悪非道を行ってきましたが、今回の主人公も出世のためにエグい事を平気でします。
6話まで見た感想
魑魅魍魎がはびこるドロドロの警察内部の出世劇!ストーリーがしっかりしていて、本格的なドラマを感じます。評価は75点にアップ!
恋はDeepに★★☆☆☆ 45点
海を愛する海洋学者・渚海音(石原さとみ)は、星ヶ浜海岸に巨大マリンリゾートが建設されることを知り、海に暮らす魚たちの暮らしを守るため、なんとか止める手立てはないかと考える。
一方、リゾート開発を進める蓮田トラストの御曹司で、三兄弟の次男・倫太郎(綾野剛)は、父・太郎(鹿賀丈史)にロンドンから呼び戻され、星ヶ浜での開発の陣頭指揮を任される。
海音が出演したあるテレビ番組をきっかけに顔を合わせた二人は、環境保護とリゾート開発という正反対の目的を持って最悪の出会いを果たす。しかし翌日、倫太郎と対立関係にある兄・光太郎(大谷亮平)から呼び出された海音は、なんと、リゾート開発チームに参加してほしいと頼まれて……!
寸評
石原さんの過去の職業に重点をおいた生活感が溢れるドラマが結構好きです。校閲ガール、アンナチュラル、アンサングシンデレラなど、アンサングシンデレラは本当に毎回泣かせてくれました。今回は海洋学者という設定です。ちょっと一般人の生活とは離れた職業なので、のんびりとしていて共感しにくい部分がありますので、恋愛重視の設定なのでしょうか??
まだ2話なのですが、もしかしたら、石原さとみ=人魚姫のようなファンタジー設定??
石原さんには、引退の噂もちらほら出ていますが、シン・ゴジラの汚点を払拭するように、ハリウッド映画デビューしてもらいたいです。
6話まで見た感想・・・これは、まったく面白さを感じません・・・・45点に減点です。
大豆田とわ子と三人の元夫★★★☆☆ 60点
大豆田とわ子(松たか子)は、これまでに3回結婚して3回離婚した、いわゆる“バツ3”。建設会社『しろくまハウジング』の社長に就任し、最初の夫・田中八作(松田龍平)との間に生まれた中学3年生の娘・唄(豊嶋花)と暮らしている。
ある日、社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子は、パスワードが設定されていることに気付く。どうやら、別れた夫のうちの誰かが設定したらしい。唄はすぐに確認するよう促すが、面倒なことを避けたいとわ子は気が重い。元夫のうち、今でも定期的に顔を合わせるのは3番目の夫・中村慎森(岡田将生)。とわ子の会社の顧問弁護士で、甘いマスクに似合わない、理屈っぽいひねくれ者だ。2番目の夫はファッションカメラマンの佐藤鹿太郎(角田晃広)。業界では有名で腕もいいが、とにかく器が小さい。そして最初の夫である八作は、会社を辞めてレストランのオーナー兼ギャルソンになっていた。
寸評
ちびまる子ちゃんのような、ナレーションで突っ込むタイプのコメディー作品。あちらこちらに小気味良いギャクがちりばめられています。松たか子さんの作品は久々で、憎めないドジっ子を見事演じています。毎回別れた夫が三人も出てくるのは辛い設定ですが、今後どう展開させるのか逆に興味をそそります。
松たか子さんが別れた夫の部屋の風呂場で、何故か「ドラゴンボール」のエンディングテーマからオープニングテーマまで歌うのですが、「ありのままで」を彷彿させる歌唱力がすごいです。 この無駄と思える演出が、このドラマのコメディーの肝だと思います。
・あなたはどんなとき春を感じますか?
「松たか子が白いお皿をもって登場したとき」
このシーンのパロディーも期待しています!
6話まで見た感想
元三人の夫の新しい友人による、ダメ出しのシーンがありますが、的確な指摘をされるのですが、あまりのもテンポが早すぎて、頭が追いつ来ませんでした。また、ある登場人物が死ぬのですが、これも、テンポの速さなのか?考える事をやめてしまっている途中の出来事なので、視聴者が脚本に翻弄されている印象が残りました。
珈琲いかがでしょう★★★☆☆ 55点
いい香りに誘われて向かったその先に待っていたのは、
素敵な移動珈琲屋さん。
店主は街から街へ、行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、
心を込めて珈琲を淹れながら、
人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく――
主演:店主青山一(中村倫也)
寸評
設定が、移動珈琲店なので、毎回アチラコチラに移動しますので、登場人物が入れ替わるので、ゲストの演技が堪能できます。「フルーツ宅配便」と似た印象を持ちました。
7話まで見た感想・・・群像劇から一転して、ヤクザであった頃の過去に焦点が絞られます。
意外と演技力が求められる役は少なかったのですが、今作では改めて中村倫也さんの演技力の高さを感じることができました。
ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男~★★★☆☆ 45点
完璧主義者を演じ、気軽に人生相談に応じる、どの社員に好かれる上司・九条瑠璃(栗山千明)、実際の彼女は、恋愛経験ゼロのビクビク女という設定で恋愛相談のネタは全部少女漫画の受け売りです。いい女を演じているうちに、職場の後輩・真宮亮(小関裕太)から恋愛を教えて下さいという要求に答えてしまいます。
寸評
王道のラブコメ??本当の自分と、人に見せる顔のギャップがこの作品の肝ですから、究極のギャップをとことん追求してほしいです。
※3話で離脱しました。
高嶺のハナさん★★★☆☆43点
老舗のミツバチ製菓、商品企画部で働く高嶺華(泉里香)は、社内で注目のバリキャリエリートOL!皆から「高嶺の花」と噂されていた。華は部下で年下ダメ社員の弱木強(小越勇輝)に今日も怒鳴り声をあげた。ところが華は自宅に帰ると表情が一変、可愛いピュアな弱木に恋心を抱いて悶絶するのだった。実は弱木もそんな華を心から尊敬し愛していた。そうとは知らぬ華は可愛い洋服や愛情弁当で彼に熱い想いをわからせようとするのだが…
寸評
上のラブコメの掟と90%同じ設定。
この手の(年下男子好き)は、正直どのように反応して良いのかわかりません。逆のパターンの「私の家政婦ナギさん」のような男性が高齢で女子が若い、年の差恋愛を描いた作品もありますが、何か気持ち悪い欲望を感じてしまいます。
3話で離脱しました。