最近巷ではクイーンの自叙伝映画「ボヘミアン・ラプソディー」がヒットしていますが、今回はちょっと古い作品ですが、ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画「ザ・ローズ」とその主題歌のご紹介です。
1979年の作品で、主演がベッド・ミドラーで、1979年ゴールデン・グローブ賞:主演女優賞、新人女優賞(ベット・ミドラー)などを獲得しています。
<ストーリー>
ベトナム戦時中の60年代、アメリカを舞台に、酒と麻薬に溺れながらも歌いつづけた女性ロック・シンガー「ローズ」の愛と激情の人生を描いている。
1979年といえば私はまだ10代でした。ジャニス・ジョプリン(1943-1970)が若くして亡くなったのは知っていましたが、名前を知っている程度で、ジャニスにあまり思い入れもなく鑑賞したのですが。涙腺崩壊したのを覚えています。決してお涙頂戴物作品ではなかったのですが、何故か主人公ローズ(ジャニス)の気持ちとシンクロしてしまいました。
そしてその劇中で歌われた主題歌「 The Rose 」がいつまでも心に響いていました。
この曲は実はジャニスの作品ではなく、アマンダ・マクブルームの作品ですが、1980年に全米3位シングルとなり、ベット・ミドラーはグラミー賞を受賞しました。その後も数多くのミュージシャンにカバーされスタンダード・ナンバーとなっています。
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The Rose
作詞・作曲:アマンダ・マクブルーム
歌:ベット・ミドラー
愛は河だという人がいる
若くて柔らかい芽をのみ込んでしまう河だと
愛は鋭い刃物だという人がいる
魂から血を奪い去る刃物だと
愛は飢えだという人がいる
満たされることのない渇望だと
私は愛は花だと思う
そして、その大切な種があなたなのだ
傷つくことを恐れいる心
そんな心では楽しく踊ることができない
目覚めることを恐れている夢
そんな夢ではチャンスをつかめない
誰も受け入れられない人
それでは与える喜びを知ることはない
そして死ぬことを恐れている魂
それでは生きることの意味を学べない
夜がせつなく寂しくなったとき
そして、道があまりにも長すぎると感じたとき
また、愛は幸運で強い人間にしか
やってこないと思ったとき
思い出してほしい、厳しい冬の
深い雪の下には
暖かい太陽の愛を浴びるための種があり
春には薔薇の花を咲かせるということを・・・
訳詞:下のユーチューブより
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