TVアニメ 「 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 」 | 半兵衛のブログ

半兵衛のブログ

映画やドラマ好きなので映画やTVドラマのレビュー、ビートルズ関連の曲紹介や、古い洋楽ロック、気になるJポップスのレビューをしています。ペタは見ません、いいねを中心に訪問しています。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない 全11話  2011年4月フジテレビにより放送 タイトルが長いので、「あの花」と略されることが多いですが、省略すると他の作品と間違えやすい。

監督 長井龍雪
脚本 岡田麿里
キャラクターデザイン 田中将賀
アニメーション制作 A-1 Pictures
おすすめ度 ★★★★★ 88点 ほろ苦い思春期ドラマの傑作

<ストーリー>
舞台は林家たい平師匠の故郷、絵画のように美しく描かれた埼玉県秩父市です。
幼い頃いつも一緒に遊んでいた男の子3人と女の子3人の6人組の仲良しグループ「超平和バスターズ」何も恐れずに仲良しだった。しかし、ある出来事をさかいにあっけなく自然消滅してしまう。成長して高校生となっ宿海 仁太は、不登校のまま夏を迎えた。そんな夏のある日からこの物語は始まります。・・・・(半兵衛)

◆もう涙涙涙・・・・
今huluに加入していて、適当に楽しそうなものないか探していて、何の知識もなく見始めたのですが、予想外のいいドラマで11話一気にみてしまいました。いやぁ泣けました。涙拭いたりメガネ拭いたり鼻水かんだりテイッシュを山のように使いました。泣きすぎて頭いたくなって、起きていられずすぐ寝ました。

見どころ
・青春群像劇
・感動的なストーリー
・美しいアニメーション
・キャラクターの成長
・トラウマ解決の方法




エンディングテーマ secret base ~君がくれたもの~(10 years after Ver.)
歌 - 本間芽衣子(茅野愛衣)、安城鳴子(戸松遥)、鶴見知利子(早見沙織)今の声優さんって歌上手ですよね!売れる理由がよくわかりますね。

◆派生作品
・劇場版「あの花めんまへの手紙」 テレビアニメから10年後を描いた作品
・実写ドラマ 村上虹郎 浜辺美波 志尊淳 飯富まりえ他


ネタバレ含む感想






◆感想
人生の中でも一番多感な高校一年生という時期を丁寧に描いた作品でした。ひとりひとりの考えの変化や行動、少しずつ成長していく姿もよくわかりましたし、幽霊の為にまた力を合わせる展開も感動しましたしたが、やはり最後の別れのクライマックスド級の衝撃でした。

◆似た作品
有名な映画で同じカテゴリーといえば、「今会いに行きます」、「ゴーストニューヨークの幻」、「シックスセンス」でしょうか、どれも故人は大人ですが、いたいけな少女を故人にするなんて反則でしょ!普通幽霊って怖がられるものなのに、皆から愛されていた人の幽霊は、怖い対象ではないんですね。

◆メンマの願い
めんまのお願いとはポケモンのレアモンスターでもなくロケット花火でも無く、じんたんの母親との約束でした。

◆約束
じんたんの母親が病気になってから、笑うことや泣くことがなくなったことを心配していました。其の話をめんまにすると「私が、じんたんは泣かす!」と約束しました。

◆めんまはなぜ現れた?
事故で約束を果たせなかったので幽霊となって現れました。

◆何が解決された?
物語の中では、成仏できなかっためんまを皆が成仏させようと彼女の思い出を追いかけながら奔走しますが、成仏が目的なのかというと、本当の目的は自分の死によって抱えてしまった幼馴染のトラウマを払拭することが物語の目的だったと考えられます。

◆トラウマを解決するシーンは?
境内でのそれぞれの嘘偽りのない告白シーンが「抑圧されてきた感情をカミングアウトする」(=プライマル・スクリーム)こととなります。

◆あの花の意味
「あの花」って忘れな草のことらしいです。英語で「forget me not」花言葉は、「真実の愛」「私を忘れないで」めんまの願いのことだったんですね。


下書き無しでボールペンであなるを書いてみた(宿題を届けに行くシーン)
そういえば田中将賀さんの絵は「ブリーチ」の久保帯人さんの画風だけど何かつながりあるのかな?アシスタントしてたとか?